コンテンツにスキップ

小杉保夫

リンクを追加
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

小杉 保夫（こすぎ やすお）は、日本の作曲家、編曲家、作詞家、歌手。東京都目黒区出身[1]。

歌手としての活動の際は「Funky Y.K」（ファンキー ワイ・ケー）の名を用いる。

来歴

[編集]

東京都立桜町高等学校卒業、日本大学芸術学部中退[1]。

中学校時代にビートルズに影響を受け、ギターと作曲を始める。高校時代には同級生とビートルズのコピーバンド「ザ・ジャンクス」を結成。

大学在学中には同窓生の平川志朗とフォークデュオ「ニッチモ&サッチモ」を結成してデビューしたものの芽が出ず、他アーティストへの楽曲提供を始める。1981年に郷ひろみの「お嫁サンバ」を手掛けたのを皮切りに、CMソングや歌謡曲の作曲を数多く手掛ける。

1990年代以降は、アニメや特撮番組、NHKの子供向け番組等の楽曲の作曲・編曲も多数手掛けている。

エピソード

[編集]
  • 大学時代の先輩の紹介で知り合った中山大三郎を師匠として慕っている[2]。
  • 「ニッチモ＆サッチモ」時代に共同制作した楽曲「しらけ鳥」は、後年友川カズキによって「しらけ鳥音頭」としてマイナー調にアレンジされ、それを小松政夫がカバーしてヒットさせた。
  • 「超獣戦隊ライブマン」のイントロ部分のシャウトは小杉によるものである[3]。
  • 作詞家の里乃塚玲央と組んだ作品が多い（「オラはにんきもの」や『おジャ魔女どれみ』シリーズの主題歌や挿入歌、「ぐるぐるどっかーん！」など）。
  • 子供向け楽曲の制作の際は「みんなが楽しめて、明るく元気が出るような曲作り」を大切にしていると語っている。また、「オラはにんきもの」の「ゾーさん ゾーさん」や、「おそらのしたで」の「ホンニャララポ！」などのような、聴く人の耳にひっかかる「フック」を必ず曲の中に入れることを意識しているという[4][5]。

主な作品

[編集]

アニメ

[編集]

特撮

[編集]

歌謡曲

[編集]

コマーシャルソング

[編集]

その他

[編集]

テレビ番組

[編集]
  • GO!GO!チャギントン（フジテレビ）
  • なんでもQ（NHK Eテレ）
    • 「クロック・ロックにわとりじゃん」
    • 「サナギのきもち」
    • 「ミ・ツ・バ・チャ・い・た・い」
  • いないいないばあっ!（NHK Eテレ）
    • 「ぐるぐるどっかーん」 - 2003年度から2011年度までのたいそう
    • 「わ〜お！」 - 2011年度から2019年度までのたいそう
    • 「ワンワンパラダイス」
    • 「そうじきロック」
    • 「ワンツー！パンツー！」
    • 「サンキュ！ワンワン399」
    • 「ふうせんはそらとともだち」
    • 「虫のおんがくたい」
    • 「おそらのしたで」
    • 「みんなでワッショイ！」
    • 「はじめてはじめて」
    • 「ちゅるるんラーメン」
    • 「でっかいなぁ！」
    • 「おかし大スキ！」
    • 「あそぼあそぼっ！」
    • 「おもちモチモチ」
    • 「トイレミュージカル」
    • 「みずたまちゃっぷん」
    • 「ごしごしザブーン」
    • 「かたかたおかたづけ」
    • 「いっしょいっしょ」
    • 「パピプでポーン！」
    • 「シャン・シャン・シャンプー」
    • 「ぼうしのひみつ」
    • 「おうちにかえろ」
    • 「こんにちは！ったらラッタンタン」
    • 「トイレでスー♪」
    • 「ころころりんとごろごろごん」
    • 「かえるスッピョコタ」
    • 「かいじゅうオッス」
    • 「シュ・ララ ティーちゃん」
    • 「ク〜ネクネ！」
    • 「ポイブーブー」
    • 「マル、サンカク、シカク」
    • 「だいじょうぶんぶん」
  • おかあさんといっしょ（NHK Eテレ）
    • 「虫歯建設株式会社」（1995年2・3月）
    • 「しっぱいのせいこう」（1999年9月）
    • 「クシカツはいっぽん」（2001年7・8月）
    • 「ほめられて、メラメラめっ！」（2003年1月）
    • 「おすしのピクニック」（2003年11・12月）
    • 「やるきまんまんマンとウーマン」（2006年10月）
    • 「オー！ことわざソング」（2007年7・8月）
    • 「ごめんください、めんください。」（2009年4月）
    • 「ゴロプポジャカジャカ！」（2012年10月）
    • 「おまめ戦隊ビビンビ〜ン」（2017年10月）
    • 「からだ☆ダンダン」 - 2019年度からの体操
    • 「あげあげドーナツ」（2020年11月）
    • 「のりまきペラパリおんど」（2022年7月）
  • おとうさんといっしょ（NHK BSプレミアム）
    • 劇伴音楽
    • 「あそびたいそう（第2）」
    • 「レオレオれーるうえい」オープニング・エンディング
  • みいつけた!（NHK Eテレ）
    • 「さあ！」
    • 「はじまりバーン！」
    • 「ぼくコッシー」
    • 「レグ・レグ・アイドル」
    • 「まいにちアハハをみいつけた！」
    • 「レグのハートがぬすまれた」
    • 「きみにあげるね」
  • 母と子のテレビ絵本（NHK Eテレ）
    • 「きつねのコンピューター」（歌唱も担当）
  • みんなのうた（NHK）
  • ピタゴラスイッチ（NHK Eテレ）
    • 「んがなくちゃ、いか」
  • なぜ? どうして? がおがおぶーっ!（NHK Eテレ）
    • オープニング・エンディング・BGM
    • 挿入歌「わらウんだWAっ！」
  • どんとこい民謡（NHK Eテレ）
    • 「民謡はいいよー」
  • スマイル!（NHK Eテレ）
    • オープニング・エンディング
  • モリゾー・キッコロ 森へいこうよ!
    • 「モリゾー・キッコロラバーズ」
  • なりきり!むーにゃん生きもの学園（NHK Eテレ）
    • オープニング曲
  • ワンワンパッコロ!キャラともワールド（NHK BSプレミアム）
    • 「ゆめ・さんばい」
  • 駆け込みドクター!運命を変える健康診断（TBS）

脚注

[編集]
  1. ^ a b “小杉 保夫 facebook”. 2020年4月22日閲覧。
  2. ^ 「THE JASRAC SHOW!」vol.15 2014年1月28日 https://nico.ms/1391768101
  3. ^ 「特別寄稿 小杉保夫」『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀』《1988 超獣戦隊ライブマン》講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2018年4月10日、21頁。ISBN 978-4-06-509615-4。 
  4. ^ “ジャスラ 職場見学に行く！（JASRAC PARK）”. 日本音楽著作権協会. 2022年11月2日閲覧。
  5. ^ げんき編集部 (2022年2月23日). “音楽クリエイター小杉保夫さん＆濵田理恵さん＆加藤千晶さんにスペシャルインタビュー”. WEBげんき. 講談社. 2022年11月2日閲覧。

関連項目

[編集]
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=小杉保夫&oldid=102433762」から取得