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大腿動脈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
動脈: 大腿動脈
英語 Femoral artery
ラテン語 arteria femoralis
グレイの解剖学 書籍中の説明(英語)
栄養 大腿伸筋区画
起始
分岐
静脈
MeSH Femoral+Artery
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大腿動脈(だいたいどうみゃく、: Femoral artery)とは、ヒトの鼠蹊部から膝上部までを走行する動脈血管部位の解剖学的名称。

接続

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外腸骨動脈から膝窩動脈に接続する。その他の分岐としては、大腿深動脈外側内側大腿回旋動脈貫通動脈下行膝動脈がある。

支配領域

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大腿部全体を支配する。膝窩動脈も含めれば下肢全体を支配する。

臨床的意義

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体表に位置する動脈としては総頚動脈に次いで2番目に太い事から、以下のような場合に重要である。

  • 橈骨動脈脈拍を触れる事が出来ないが大腿動脈では触れる場合、血圧はおおよそ60~80mmHgである事が経験的に知られている。
  • 血管造影検査での穿刺部位の一つである。殊に脳血管造影検査に於いては、上腕動脈からの穿刺では脳血管に到達できないため、鼠蹊部の大腿動脈が選ばれる。


画像

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脚注

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  1. ^ Amarnath C and Hemant Patel (2023). Comprehensive Textbook of Clinical Radiology - Volume III: Chest and Cardiovascular system. Elsevier Health Sciences. ISBN 9788131263617. https://books.google.com/books?id=_3i_EAAAQBAJ&newbks=0&printsec=frontcover&pg=PA1072  Page 1072

外部リンク

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