大下容子
おおした ようこ 大下 容子 | |
---|---|
プロフィール | |
出身地 | 日本 広島県広島市南区 |
生年月日 | 1970年5月16日(54歳) |
身長 | 160 cm[1] |
血液型 | A型[2] |
最終学歴 | 慶應義塾大学法学部法律学科 |
勤務局 | テレビ朝日 |
部署 | ビジネスソリューション本部 コンテンツ編成局 アナウンス部[3] |
職歴 | 専門部長(次期役員ポジション) |
活動期間 | 1993年 - |
ジャンル | 情報 |
公式サイト | プロフィール |
出演番組・活動 | |
出演中 | 『ワイド!スクランブル』 など |
出演経歴 |
『Jリーグ A GOGO!!』 『ステーションEYE』 『GET SPORTS』 『SmaSTATION!!』など |
大下 容子(おおした ようこ、1970年5月16日 - )は、テレビ朝日のエグゼクティブアナウンサー[4][5]。
来歴
[編集]- 生い立ち、教育、学生時代の活動
広島県広島市南区生まれ[6][7][8][9]。父は内科の開業医[6][7][10]。自身も子どもの頃は医師に憧れた[11]。兄が医師となり[10]、現在は兄が実家を継いで院長を務めている[8]。
広島大学附属小学校、広島大学附属中学校・高等学校を卒業後[7]、慶應義塾大学法学部法律学科へ進学[8]。宮島司ゼミで会社法を学ぶ[8][t 1]。1993年に同大学を卒業[8]。
中学・高校時代はバレーボール部に所属[5][7]。また、同級生とガールズバンドを結成しキーボードを担当、文化祭で演奏した[1][7][12]。大学時代はテニスサークルで4年間活動した[8]。
- 職務経歴
1993年に、テレビ朝日へアナウンサー枠で入社[10]。丸川珠代、坪井直樹、角澤照治が同期入社[8][11]。他局では雨宮塔子(TBS)、角田久美子(日本テレビ)、八塩圭子(テレビ東京)らが同期[11]。スポーツが大好きで[11]、入社当初からスポーツ番組のレポーターを志望[8]。入社年はJリーグが開幕した年で、翌1994年4月から始まった『Jリーグ A GOGO!!』(Jリーグ関連の情報番組)で初めてレギュラー番組を持つ[7][8]。1998 FIFAワールドカップフランス大会や1998年長野オリンピック、2000年シドニーオリンピックにも現地レポーターとして参加[8][11]。当初は主に、スポーツキャスターとして活動[8]。
1990年代後半は、情報番組やバラエティ系の特別番組で司会や進行役を務めた(以下で解説)[7]。
1996年10月より、『ステーションEYE』のキャスターを担当(~1997年3月)。
1997年4月より、『SPORTS SPOTTERS』のキャスターを担当(~1998年3月)。
1998年4月より、『GET SPORTS』のキャスターを担当(~9月)。
1998年10月より、『ワイド!スクランブル』(以下、『ワイスク』)の女性メインキャスターを担当し[t 2]、男性メインキャスター(大和田獏→寺崎貴司→橋本大二郎)のサポート役を担う(~2019年9月)。
2002年1月より、『SmaSTATION!!』(土曜夜間の生放送番組)でもサブMC(メインMCの香取慎吾のパートナー役)として出演(~2017年9月)[7]。この時期、『ワイスク』のサブキャスターと兼任であったため、「週に6日生放送番組にレギュラーで出演」という民放キー局のアナウンサーとしては異例のハードスケジュールをこなす。さらに2004年にはサッカーアジアカップ2004決勝(日本対中国戦)の現地リポーターとして北京へ赴いた。
2018年10月より、『ワイスク』のメインキャスターへ昇格(男性メインキャスターは後輩の小松靖で、彼のほうが大下のサポート役となった)。さらに2019年4月1日(月曜日)放送分から、ワイドスクランブルの番組名が、大下の名を冠した冠番組『大下容子ワイド!スクランブル』として再スタートを切り[5][13]、大下が名実ともにメインキャスターとなった。
『ワイド!スクランブル』以外にも、出演多数。詳細は後述。
2020年6月26日付で、同局の現役アナでは初めて役員待遇のエグゼクティブアナウンサーへ昇進[5][4]。
昇進後も、テレビ朝日における現職最年長の女性アナウンサーとして、冠番組『大下容子ワイド!スクランブル』や特別番組への出演を続けている。
人物
[編集]- 好物・得意料理:広島のお好み焼き[6]。広島の実家の斜め目前にお好み焼き屋があり[8]、帰郷するとかばん置いてすぐ食べに行くぐらい好き[6]。家でも作るという[6][11]。他に根菜の煮物[11]。
- 趣味:特になく、しいて言えば旅行が好き[1]。
- 広島カープの大ファン[6]。1975年カープ初優勝時のスターティングメンバーもスラリと言える[6]。カープ関係の大きなニュースは自ら手を挙げ取材に出向く[7]。
- デビッド・ベッカムの大ファン。また、大の尾崎豊ファン。
- 神楽坂女声合唱団[1]とスター混声合唱団のメンバー。
- 本人曰く、いわゆる「アナログ人間」で、パソコンをあまり使用しない[1]。
- 実父・実兄とも医師だが、容子は理系の科目を苦手にしていたため、医師の道へは進まなかった[t 3]。
- 大学の4年間で標準語をマスターしたと自負していたが、テレビ朝日入社時に「お前の広島弁は商品にならない」と言われ、大ショックを受ける[7]。その後も長い間、アクセント辞典を持ち歩きチェックしていたという[7]。
- 吉田拓郎、木村和司、森島寛晃の実家が近所にあった[要出典]。
- 一部の報道によって「広島県出身の元プロ野球選手・指導者で、現在は野球解説者である大下剛史(大下容子のテレビ朝日入社当時に同局と契約していた)の娘である」などと報じられてしまったことがあるが、これは誤りである[14]。
- 2021年9月、初のエッセイ集『たたかわない生き方』がCCCメディアハウスより刊行された[15]。
エピソード
[編集]- 『ステーションEYE』のスポーツ担当だった頃、世田谷の三十数件連続放火魔逮捕のニュースで、蟹瀬誠一・岡田洋子両キャスターとともに出演。大下自身もこの事件の被害者で、ある日の23時過ぎに大下の住むアパートも火事になり、入浴中だった彼女は、玄関ドアをたたく「火事だ!」の声に服を着るのがやっとで、命からがら避難した。翌日、鎮火後にアパートに戻ってみたら、大下の部屋も含め全焼。それでも当時の状況を番組内で、自身の感情をこめずに淡々と語った。この火事で、過去の写真も失われたという[16]。
- グルメ番組で高価なワインを試飲したが、スタジオトーク中しばらくして顔が真っ赤になり、呂律が回らなくなった[1]。
- 1994年秋、柏レイソルが勝てばJリーグ昇格となるJFL最終戦、『Jリーグ A GOGO!!』の取材でレイソルサポーターの長い1日を追うレポートに行った大下は、自分もレイソルのユニフォームを着てこの試合を応援。が、1-0勝利でJリーグ昇格を決めた瞬間、取材を忘れサポーターより興奮してしまい、その姿が「柏レイソルJリーグ昇格」の見出しと共に、各一般紙一面に掲載されたことがある。このため世間に知名度が浸透しておらず、最前列にいた大下はレイソルの熱狂的女性サポーターと間違えられたことがある(当時これは番組内でも話題になり、しばらくネタになっていたほか、レイソルサポーターの間でも有名になった)。番組後、両脇にレオナルド、ジョルジーニョ両選手のスナップが撮れたことを非常に喜んでいた[1]。
- 『ワイスク』にも『スマステ』にも出演していた時期には、『ワイスク』を夏季休暇などで休演した週でも、『スマステ』に登場していた。このため、年末年始を除けば、土曜日を休暇に充てられたのは『スマステ』の休止週に事実上限られた。現に2007年には、全英オープンゴルフの中継で『スマステ』を休止した週(7月)に『ワイスク』も休演している。
- SMAP解散騒動の報道で揺れ動いた2016年には、芸能情報も扱う『ワイスク』のサブキャスターとして、解散関連の話題を頻繁に取り上げた。そのたびに、中立の立場を取りつつ、当時『スマステ』で共演していたメンバーの香取をさりげなく擁護するコメントを発したことによって、視聴者から強い共感を得た。SMAPの解散を前に放送を終了した『スマステ』では、最終回(2017年9月30日)の生放送中に香取とのハグを披露している。このように出演番組で見せる母性的な人柄や、生放送番組のMCとしての安定したアナウンスメントへの評判も高く、2003年度からオリコンが毎年集計している『好きな女性アナウンサーランキング』では2016年度に初めてのベスト10入りを果たした。同年度は9位だった[17]が、2017年度には2位(フリーランス以外の現役アナウンサーの中では1位)[18]にまで上昇。後輩アナウンサーの弘中綾香が初登場で2位に入った2018年度は7位だった[19]ものの、弘中が1位になった2019・2020年度にはいずれも4位と盛り返している[20][21]。
- テレビ朝日では、『大下容子ワイド!スクランブル』初年度の2019年度に、第1部(10:25 - 12:00)と第2部(12:50 - 13:40)の間に「帯ドラマ劇場」を12:30 - 12:50に放送(編成上は1年振りの放送枠復活)。この枠に続いて第2部の生予告パートが12:49から5秒間設けられていたため、自身の出演日に同枠で『やすらぎの刻〜道』が放送される場合には、当日放送分を視た感想を生予告パートの冒頭で手短に述べていた(いわゆる「昼ドラ受け」。第3話(2019年4月3日)から)[22]。
- 『やすらぎの郷』(「帯ドラマ劇場」の第1作として2017年度の上半期に放送)では、架空のワイドショーの司会者として本人役でワンシーンに出演。出演シーンの撮影には、当時の『ワイスク』のスタジオセットがそのまま使われていた。その結果『やすらぎの刻~道』の最終回(2020年3月27日放送分の25分拡大スペシャル)のスタッフロール(総勢641人分)には大下の氏名も表示された。
出演
[編集]テレビ番組
[編集]報道・情報ワイドショー番組
期間 | 番組名 | 役職 | |
---|---|---|---|
1994年4月 | 1996年9月 | Jリーグ A GOGO!! | レポーター |
1994年10月 | 1995年9月 | やじうま6 | 月・火曜日メイン司会 |
1996年4月 | 1996年9月 | ステーションEYE | 平日スポーツキャスター |
1996年10月 | 1997年3月 | 平日メインキャスター | |
1997年4月 | 1998年9月 | やじうまワイド | 平日スポーツキャスター ※1998年4月からは、担当曜日を水・木曜日に縮小 |
1998年4月 | スーパーJチャンネル | 金曜日全国パートキャスター | |
GET SPORTS | 進行役 | ||
1998年10月 | 2018年9月 | ワイド!スクランブル | サブキャスター |
2002年1月 | 2017年9月 | SmaSTATION!! | サブMC |
2018年10月 | 2019年3月 | ワイド!スクランブル | メインキャスター |
2019年4月 | 現在 | 大下容子ワイド!スクランブル | |
2021年10月 | 選挙ステーション | サブキャスター | |
2022年1月 | 不定期放送 | タモリステーション | 進行役 |
その他
- SPORTS SPOTTERS(1997年4月 - 1998年3月) - キャスター
- 峰竜太の元気一番(1995年)
- 気分はOn(1993年)- 進行
- 金曜日のバラ(1994年)- 進行
- TVぶらんち(1994年)- 進行
- 東京サイト(2001年4月 - 2002年10月頃) - ナレーション
- 渡辺篤史の建もの探訪(2008年4月 - 2009年3月) - 「20年のアルバム」ナレーション
- 賢コツ!!(2008年5月 - 2009年9月) - 司会
- SMAP☆がんばりますっ!!(2009年1月 - 2013年4月) - サブMC
- 松岡修造の情熱チャージ 熱血!ホンキ応援団(2009年11月 - 2010年8月) - サブMC
- 芸能人ウワサの美人妻&自宅を解禁!夫婦の掟を大決定スペシャル(2011年11月23日) - MC
- ザ・タイムショック(2017年3月30日 - 〈不定期放送〉) - MC
- ビートたけしのスポーツ大将(2017年11月12日 - 2018年9月16日) - 進行
- おらが県ランキング ダイナンイ!?(2018年10月4日 - 2019年9月19日〈不定期放送〉) - 進行
テレビドラマ
[編集]- TRICK2『サイ・トレイラー』 - 本人役
- 仮面ライダークウガ(EPISODE35) - アナウンサー役
- 仮面ライダーG - アナウンサー役
- 毒トマト殺人事件 - 本人役
- イヴのすべて - ソンミ、ヨンミの大学の先輩役(日本語版吹き替え版)
- ダブルス〜二人の刑事(第6話) - アナウンサー役
- グ・ラ・メ! -大宰相の料理人-(第2話) - アナウンサー役
- やすらぎの郷(第114話) - 本人役
- トットちゃん!(2017年10月2日 - 12月22日) - ナレーション
映画
[編集]- ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜 - アナウンサー役(声の出演)
- ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜 - おねえちゃん役(声の出演)
受賞歴
[編集]関連項目
[編集]脚注・出典
[編集]- 脚注
- ^ 「宮島ゼミ」の宮島とは宮島司のこと。そのプロフィールはこちら。
- ^ 第2代女性メインキャスター
- ^ 実兄は、2003年8月2日の『SmaSTATION!!』(『スマステ』)で広島からの生中継を実施した際に、英語を扱う企画でメインMCの香取と対決した- Sma STATION-2
- 出典
- ^ a b c d e f g 自己紹介Q&A
- ^ 大下容子のプロフィール WEBザテレビジョン
- ^ “組織図”. テレビ朝日 2022年6月4日閲覧。
- ^ a b “テレ朝・大下容子アナ 役員待遇昇進「エグゼクティブアナウンサー」に”. スポーツニッポン (2020年5月15日). 2021年1月8日閲覧。
- ^ a b c d “高校人国記 広島大学付属高校(広島市南区) <2> 放送や芸術分野出会い糧に輝く”. 広島平和メディアセンター. 中国新聞社 (2021–02–05). 2022年7月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月31日閲覧。
- ^ a b c d e f g “もっと「ひろしま」スペシャルインタビュー 大下容子さん(テレビ朝日アナウンサー)”. 広島県ホームページ. 広島県庁. 2017年9月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k アカシア探検隊 大下容子 (PDF) 会報アカシア全国版 2009年7月 425号(pp.4–5) アカシア会、2023年8月31日閲覧、アカシア探検隊 大下容子 (PDF) 会報アカシア全国版 2022年冬号(pp.6–8) 2023年8月31日閲覧
- ^ a b c d e f g h i j k l “【第3回】大下容子君 – 慶應義塾1993年三田会”. 1993mitakai.jp. 2022年8月23日閲覧。
- ^ “〔学長対談〕 大下容子氏×越智光夫”. HU-plus 広島大学広報誌. 広島大学. pp. 3-5. 2023年8月31日閲覧。
- ^ a b c 中国新聞2012年7月30日11面
- ^ a b c d e f g “大下容子アナ「コンプレックスの塊」だった彼女が、テレビ朝日の“昼の顔”になるまで”. 週刊女性PRIME. 主婦と生活社 (2019年7月23日). 2019年9月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月31日閲覧。
- ^ テレビ朝日・大下容子アナ×恒川英里~WonderNotes Inspire~刺激人 後編
- ^ “テレ朝・大下容子アナの冠番組誕生 名実ともに“お昼の顔”に”. ORICON STYLE. オリコン (2019年3月22日). 2019年3月23日閲覧。
- ^ 本人もプロフィールページにて否定している[1]。なお、親戚関係については不明。
- ^ “テレ朝・大下容子の「たたかわない生き方」──「女子アナ」、23年間の継続、女性の働き方、SNS”. Newsweek日本版 (2021年10月19日). 2023年4月12日閲覧。
- ^ 2012年4月6日放送『徹子の部屋』出演時に本人が明かした。
- ^ “第13回 好きな女性アナウンサーランキング”. ORICON STYLE. オリコン (2016年12月2日). 2019年3月23日閲覧。
- ^ “第14回 好きな女性アナウンサーランキング”. ORICON STYLE. オリコン (2017年12月1日). 2019年3月23日閲覧。
- ^ “第15回 好きな女性アナウンサーランキング”. ORICON STYLE. オリコン (2018年12月7日). 2019年3月23日閲覧。
- ^ “第16回 好きな女性アナウンサーランキング”. ORICON STYLE. オリコン (2019年12月6日). 2019年12月12日閲覧。
- ^ “第17回 好きな女性アナウンサーランキング”. ORICON STYLE. オリコン (2020年12月4日). 2021年1月8日閲覧。
- ^ “吉田潮「大下容子アナの『昼ドラ受け』に話しかけるやすらぎタイム」”. デイリー新潮. 週刊新潮 (2019年6月26日). 2019年12月13日閲覧。
- ^ “第32回『橋田賞』発表 『ブラッシュアップライフ』『らんまん』など”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年3月31日). 2024年3月31日閲覧。