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南越谷駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
南越谷駅
南口(2012年10月)
みなみこしがや
Minami-Koshigaya
JM 23 東川口 (4.3 km)
地図下は新越谷駅
所在地 埼玉県越谷市南越谷一丁目21-1
北緯35度52分34秒 東経139度47分25.7秒 / 北緯35.87611度 東経139.790472度 / 35.87611; 139.790472座標: 北緯35度52分34秒 東経139度47分25.7秒 / 北緯35.87611度 東経139.790472度 / 35.87611; 139.790472
駅番号 JM22
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 武蔵野線
キロ程 72.3 km(鶴見起点)
府中本町から43.5 km
電報略号 ミシ
駅構造 高架駅[1]
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
70,123人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1973年昭和48年)4月1日
乗換 新越谷駅
東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)
備考
  1. ^ 当駅と越谷レイクタウン駅の間に越谷貨物ターミナル駅(府中本町起点43.9 km)がある。
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北口(2019年9月)

南越谷駅(みなみこしがやえき)は、埼玉県越谷市南越谷一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)武蔵野線である。駅番号JM 22

歴史

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駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する高架駅である[1]。駅本屋の建設は住友建設(現・三井住友建設)が施工した[7]

直営駅であり東川口駅越谷レイクタウン駅を管理している。

1番線の越谷レイクタウン方の出発信号機は、府中本町駅 - 当駅間が不通になった場合に、西船橋方面から1番線に到着した列車が折り返すために使われる。

越谷レイクタウン方に越谷貨物ターミナル駅の構内扱いの折り返し線が2線あり、電車の夜間留置に使用されている[1]

改修工事

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2011年4月から2014年2月まで、バリアフリー化・店舗の新設・改札機の移設等を主な内容とする駅改修工事が実施された[3]

開業以来、当駅は南口と北口が個別にあったが、北口駅前は歩車分離のない公道となっており、さらに段差が生じていた。これを解消するため、2011年9月15日をもって従来の北口は閉鎖され、その代替として、駅西側の南北自由通路[注釈 1]が東側に拡張された。改修工事終了後は、南北自由通路の南側を南口、北側を北口と称するよう変更されている。

ホームの案内サインは、開業時から武蔵野線独自のものが設置されていたが、改良工事の進捗に合わせて2012年末にJR東日本様式のLED式の案内サインに置き換え、駅名標は改良工事前に置き換えられた。

2012年11月2日には改札機が西側に移設されたことに伴い、コンコースが拡張された[3]。駅出入口も西側に移設され、新越谷駅との間にあった上屋が増設された[3]。併せて、高架柱の耐震補強工事も行われた[3]

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 JM 武蔵野線 上り 南浦和北朝霞西国分寺府中本町方面
2 下り 越谷レイクタウン新松戸西船橋舞浜東京方面

(出典:JR東日本:駅構内図

発車メロディ

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当駅では、阿波踊り囃子の一つである「ぞめき」をアレンジしたものが発車メロディとして使用されている。これは市内で開催される「南越谷阿波踊り」のPRとして2014年に越谷市が企画したもので、1番線では徳島県の阿波踊りグループ「阿呆連」による演奏をシンセサイザーで再現したバージョン、2番線ではのパートを電子音に置き換えたバージョンを使用している。メロディはスイッチの制作で、編曲は福嶋尚哉が手掛けた[8]

当初はイベントの開催期間に合わせて夏季[注釈 2]限定で使用しており、それ以外の期間は従来のテイチク制作の汎用メロディ[注釈 3]を使用していた[10]が、2023年7月27日からは通年で使用されている[11]

1 JM 阿波踊り verA
2 阿波踊り verB

駅構内設備

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駅構内の店舗

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利用状況

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2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員70,123である[利用客数 1]。武蔵野線内では西船橋駅に次ぐ第2位。埼玉県に所在するJRの駅では大宮駅浦和駅川口駅に次ぐ第4位で、JR東日本の駅では桜木町駅に次いで第57位である。

開業以降より、乗車人員は増加傾向が続いている。特に1984年度(昭和59年度)から1992年度(平成4年度)にかけては急激に増加し、1992年度(平成4年度)に乗車人員が5万人を越えた。それ以降も近年に至るまで緩やかに増加している。

年度別1日平均乗車人員(1973年 - 2000年)

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開業以降の1日平均乗車人員の推移は下表の通りである。年度全体の乗車人員を365(閏日が入る年度は366)で除して1日平均乗車人員を求めており、計算で生じた小数点以下の値は切り捨てているため、定期外と定期の和は必ずしも合計と一致しない。

年度別1日平均乗車人員[* 1][* 2][* 3]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1973年(昭和48年) [備考 1]2,546
1974年(昭和49年) [備考 2]6,309
1975年(昭和50年) 10,464
1976年(昭和51年) 12,810
1977年(昭和52年) 14,276
1978年(昭和53年) 15,438
1979年(昭和54年) 18,314
1980年(昭和55年) 18,779
1981年(昭和56年) 20,124
1982年(昭和57年) 15,097
1983年(昭和58年) 22,152
1984年(昭和59年) 23,445
1985年(昭和60年) 26,144
1986年(昭和61年) 29,324
1987年(昭和62年) 33,414
1988年(昭和63年) 37,962
1989年(平成元年) 41,793
1990年(平成02年) 46,267
1991年(平成03年) 49,053
1992年(平成04年) 51,881
1993年(平成05年) 52,893
1994年(平成06年) 53,242
1995年(平成07年) 53,151
1996年(平成08年) 53,314
1997年(平成09年) 54,384
1998年(平成10年) 55,441
1999年(平成11年) [JR 1]55,856 [埼玉県統計 1]
2000年(平成12年) [JR 2]57,535 [埼玉県統計 2]

年度別1日平均乗車人員(2001年以降)

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年度別1日平均乗車人員[* 1][* 2][* 3]
年度 1日平均乗車人員 出典
定期外 定期 合計
2001年(平成13年) 19,640 38,859 [JR 3]58,500 [埼玉県統計 3]
2002年(平成14年) 20,071 39,034 [JR 4]59,106 [埼玉県統計 4]
2003年(平成15年) 20,730 39,610 [JR 5]60,341 [埼玉県統計 5]
2004年(平成16年) 20,732 40,131 [JR 6]60,864 [埼玉県統計 6]
2005年(平成17年) 20,883 39,828 [JR 7]60,712 [埼玉県統計 7]
2006年(平成18年) 21,001 40,159 [JR 8]61,161 [埼玉県統計 8]
2007年(平成19年) 21,261 41,185 [JR 9]62,446 [埼玉県統計 9]
2008年(平成20年) 23,005 41,630 [JR 10]64,636 [埼玉県統計 10]
2009年(平成21年) 23,112 42,269 [JR 11]65,382 [埼玉県統計 11]
2010年(平成22年) 22,763 42,977 [JR 12]65,740 [埼玉県統計 12]
2011年(平成23年) 23,499 43,614 [JR 13]67,114 [埼玉県統計 13]
2012年(平成24年) [JR 14]24,303 [JR 14]44,352 [JR 14]68,656 [埼玉県統計 14]
2013年(平成25年) [JR 15]24,723 [JR 15]46,094 [JR 15]70,818 [埼玉県統計 15]
2014年(平成26年) [JR 16]25,118 [JR 16]45,858 [JR 16]70,976 [埼玉県統計 16]
2015年(平成27年) [JR 17]25,922 [JR 17]47,362 [JR 17]73,285 [埼玉県統計 17]
2016年(平成28年) [JR 18]26,075 [JR 18]48,115 [JR 18]74,191 [埼玉県統計 18]
2017年(平成29年) [JR 19]26,514 [JR 19]48,747 [JR 19]75,262 [埼玉県統計 19]
2018年(平成30年) [JR 20]26,718 [JR 20]49,044 [JR 20]75,762 [埼玉県統計 20]
2019年(令和元年) [JR 21]26,159 [JR 21]49,231 [JR 21]75,390 [埼玉県統計 21]
2020年(令和02年) [JR 22]17,414 [JR 22]38,940 [JR 22]56,354
2021年(令和03年) [JR 23]20,777 [JR 23]42,364 [JR 23]63,141
2022年(令和04年) [JR 24]23,441 [JR 24]44,374 [JR 24]67,815
2023年(令和05年) [JR 25]25,019 [JR 25]45,104 [JR 25]70,123

備考

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  1. ^ 1973年4月1日に開業。開業日から翌年3月31日までの365日間を集計したデータ。
  2. ^ 1974年7月23日に東武伊勢崎線新越谷駅が開業。乗換駅となる。

駅周辺

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乗換駅である新越谷駅(東口)
南越谷駅付近空中写真(1974年撮影 国土画像情報オルソ化空中写真(国土交通省)より) 開業1年後の様子。北口ロータリーはまだ造成されていない。

乗換駅

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新越谷駅東武鉄道伊勢崎線〈東武スカイツリーライン〉) - 屋根付きの連絡通路があり、定期券のみ連絡運輸を行っている。

行政

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金融機関など

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主な商業施設

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ヴァリエ(プラザ館)

企業

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医療機関

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団地

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  • 越谷流通団地
  • 明徳団地
  • 第二明徳団地

学校など

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その他

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バス路線

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北口

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「南越谷北口」停留所が設置されており、朝日自動車が運行する路線バスが発着する。

南口

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「南越谷南口」停留所が設置されており、朝日自動車ジャパンタローズが運行する路線バスが発着する。

1番のりば(朝日自動車)
  • 越谷ハートフルクリニック / 越谷南体育館 / 草加東高校 / ひのき荘
2番のりば(ジャパンタローズ)
その他

国際興業バスの新越谷駅西口 - 越谷駅西口 - 東川口駅北口では南越谷駅としても扱っている[12]

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
JM 武蔵野線
越谷レイクタウン駅 (JM 21) - (越谷貨物ターミナル駅)- 南越谷駅 (JM 22) - 東川口駅 (JM 23)

脚注

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記事本文

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注釈

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  1. ^ 南口ロータリーと北口ロータリーを結んでおり、双方とも段差はない。
  2. ^ 2014年は8月9日から24日まで[9]、2015年から2018年は8月1日から31日まで[広報 2][広報 3][広報 4][広報 5]、2019年は7月25日から8月25日まで[広報 6]使用された。なお、2020 - 2022年は新型コロナウイルス感染症の流行により開催中止となり、メロディの変更も行われなかった。
  3. ^ 曲は1番線が「スプリングボックス」、2番線が「メロディ」。

出典

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  1. ^ a b c d e 武蔵野線まるごと探見、pp.28-29。
  2. ^ a b c d 駅の情報(南越谷駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2022年5月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月31日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l JR南越谷駅のバリアフリー化整備と改修工事が進められております - 越谷市
  4. ^ a b 南越谷駅バリアフリー工事 - 一般社団法人 鉄道建築協会
  5. ^ 南越谷駅にICカード専用出口を新設します』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道大宮支社、2021年2月18日。オリジナルの2021年2月20日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210220065605/https://www.jreast.co.jp/press/2020/omiya/20210218_o02.pdf2021年2月20日閲覧 
  6. ^ a b 大宮支社の現業機関における柔軟な働き方の実現及び業務体制の見直しについて提案を受ける!(4月15日)〜その2〜” (PDF). JR東労組大宮地本 (2022年4月21日). 2022年4月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月1日閲覧。
  7. ^ 『鉄道建築ニュース 1973年4月』、鉄道建築協会、1973年4月。
  8. ^ te2doの投稿(1509428962627471) - Facebook
  9. ^ 南越谷阿波踊り、知名度アップに協力 JR東・東武鉄道」『日本経済新聞』(日本経済新聞社)2014年7月31日。オリジナルの2014年8月26日時点におけるアーカイブ。2023年8月2日閲覧。
  10. ^ カテゴリから探す”. 鉄道モバイル. スイッチ. 2022年7月8日閲覧。
  11. ^ 第37回南越谷阿波踊り ~4年ぶりの通常開催!~”. こしがや子育てネット. 越谷市 (2023年6月22日). 2023年8月2日閲覧。
  12. ^ 南越谷(新越谷)(乗り場・行き先一覧) - こくさいばすどっとこむ(国際興業)
広報資料・プレスリリースなど一次資料
[編集]
  1. ^ Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月29日閲覧。
  2. ^ 日本三大阿波踊りのひとつ 第31回南越谷阿波踊り開催』(PDF)(プレスリリース)南越谷阿波踊り振興会・越谷市・越谷市観光協会、2015年7月27日https://www.city.koshigaya.saitama.jp/kurashi_shisei/shisei/koho/kisyakaiken/h27/kaiken2707_files_awaodori.pdf2023年8月2日閲覧 
  3. ^ 南越谷駅発車メロディ変更について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道大宮支社、2016年7月28日https://www.jreast.co.jp/press/2016/omiya/20160728_o01.pdf2023年8月2日閲覧 
  4. ^ 南越谷駅発車メロディ変更について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道大宮支社、2017年7月25日https://www.jreast.co.jp/press/2017/omiya/20170725_o01.pdf2023年8月2日閲覧 
  5. ^ 日本三大阿波踊りのひとつ 第34回南越谷阿波踊り開催』(PDF)(プレスリリース)南越谷阿波踊り振興会・越谷市・越谷市観光協会、2018年7月30日https://www.city.koshigaya.saitama.jp/kurashi_shisei/shisei/koho/kisyakaiken/h30/kaiken3007_files_awaodori.pdf2023年8月2日閲覧 
  6. ^ 南越谷駅の発車メロディを変更します』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道大宮支社、2019年7月18日https://www.jreast.co.jp/press/2019/omiya/20190718_o03.pdf2023年8月3日閲覧 

利用状況

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JRの1日平均利用客数
  1. ^ 各駅の乗車人員 - JR東日本
JR東日本の1999年度以降の乗車人員
JRの統計データ
  1. ^ a b 埼玉県統計年鑑 - 埼玉県
  2. ^ a b 統計データでみる50年 - 越谷市
  3. ^ a b 越谷市統計年報 - 越谷市
埼玉県統計年鑑

参考文献

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関連項目

[編集]
  • 北朝霞駅 - 当駅と同じく武蔵野線と東武鉄道の乗換駅。

外部リンク

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