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千草色

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
千草色
ちぐさいろ
 
16進表記 #92b5a9
RGB  
出典 原色大辞典

千草色(ちぐさいろ)とは、褪せた薄い藍色の上にさらに薄い藍をかけた色のこと。 緑がかった淡い青。

別表記で千種色とも書く。

概要

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千草色と千種色の二通りの表記があり、おそらくは元の名を千種色(雑多な色)といったのを同音の千草色(露草の古称)に呼び変えたもの。

井原西鶴の『日本永代蔵』巻五「世渡りは淀鯉のはたらき」に「浅葱の上を千種に色あげて」と書かれており、浅葱色の褪せたものを再び藍で染めなおした色だとわかる。 主に商家の使用人の仕着せに使われた色であったと思われる。

江戸時代の染色指南書『手鑑模様節用』に「京師にてそらいろをちくさいろといふ」とあり、主に近畿地方で使われた名前であった。

関連項目

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参考文献

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