佐藤綾乃 (スピードスケート選手)
| |||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
基本情報 | |||||||||||||||||||||||||||
国籍 | 日本 | ||||||||||||||||||||||||||
所属 | (ANA)社員アスリート(2019年4月1日入社)[1] | ||||||||||||||||||||||||||
誕生日 | 1996年12月10日(27歳) | ||||||||||||||||||||||||||
出身地 | 日本・北海道厚岸郡厚岸町 | ||||||||||||||||||||||||||
身長 | 157cm | ||||||||||||||||||||||||||
体重 | 56kg[2] | ||||||||||||||||||||||||||
|
佐藤 綾乃(さとう あやの、1996年12月10日 - )は、日本のスピードスケート選手。高崎健康福祉大学人間発達学部子ども教育学科卒業。全日本空輸株式会社(ANA)アスナビを通じて2019年4月1日入社[3]。
2018年平昌オリンピック女子団体追抜で日本史上初の金メダルを獲得。
埼玉西武ライオンズ所属のプロ野球選手である佐藤龍世とは同学年の従弟にあたる[4]。
人物
[編集]1996年、北海道厚岸郡厚岸町生まれ。厚岸町立真龍小学校[5]1年生の時からスピードスケートを始め[6]、厚岸町立真龍中学校[5]3年時に出場した第32回全国中学校スケート大会では、女子1500m[7]と3000m[8]で優勝。
2012年、北海道釧路北陽高等学校に進学。高校在学中の2013年、世界ジュニアスピードスケート選手権大会に於いて、髙木美帆・樋沙織と組んで女子チームパシュートで金メダルを獲得し[9]、高校3年次のインターハイ(全国高等学校スケート選手権大会スピード競技)では女子1500m&3000mを制覇して二冠王に輝いた[10]。
2015年、高崎健康福祉大学人間発達学部子ども教育学科に進学[11]。大学入学後に出場した2016年世界ジュニアスピードスケート選手権大会では女子マススタートで優勝を飾った[12]。
2017年は日本代表として2017年アジア冬季競技大会に出場し、個人として女子3000mで銅メダル、女子マススタートで銀メダルを獲得し、チームパシュートでは押切美沙紀・髙木菜那と組んで金メダルを獲得[13]。
2017-2018シーズンのISU ワールドカップシリーズでは、ソルトレイクシティ大会で髙木菜那・髙木美帆とチームを組んだチームパシュートで2分50秒87の世界新記録をマークした[14]。2017年12月の大会で転倒し、全治3~6週間の右足親指の骨折と診断される[15]も、その後の再検査で骨にビヒはなかったことがわかり、まもなく練習を再開[16]、平昌オリンピックには間に合う見通しとなった。
2018年、平昌オリンピックに出場。スピードスケート女子3000mで8位入賞、髙木菜那・髙木美帆・菊池彩花と出場した女子団体パシュートでは、対オランダ決勝戦を髙木姉妹と出場してオリンピックレコードとなる2分53秒89で金メダルを獲得。女子マススタートにも出場したが、準決勝で直前走者が転倒、自身も巻き添えにあって転倒し、左肘や顔面を痛打し、競技を棄権。同年春の褒章で紫綬褒章を受章[17]。
2019年、高崎健康福祉大学を卒業し、4月1日付で全日本空輸株式会社(ANA)に入社[18]。
2022年北京オリンピックではチームパシュート女子団体追い抜きに高木美帆・髙木菜那とのメンバーで出場し銀メダルを獲得[19]。また女子1500mでは1分54秒92で4位入賞[20]、女子マススタートでは決勝に進み8位に入賞した[21]。
主な成績
[編集]冬季オリンピック
[編集]エピソード
[編集]脚注
[編集]- ^ JOC トップアスリ-ト就職支援ナビゲ-ション「アスナビ」を通じた 入社および採用内定のお知らせ2018年10月1日 ANA
- ^ 佐藤 綾乃 (スピードスケート) - 平昌オリンピック2018 - JOC
- ^ アスナビ採用社員・社員アスリート紹介ANA
- ^ 富士大・佐藤は西武7位指名 いとこは金メダリスト日刊スポーツ 2018年10月25日掲載
- ^ a b 佐藤綾乃選手をみんなで応援しよう (PDF) 広報あっけし30年2月号 No.848
- ^ スケート国際大会出場の佐藤さんが表敬訪問 厚岸町役場Facebook 2014-2-20
- ^ 女子1500m結果 平成23年度全国中学校体育大会/第32回全国中学校スケート大会 日本スケート連盟
- ^ 女子3000m結果 平成23年度全国中学校体育大会/第32回全国中学校スケート大会 日本スケート連盟
- ^ 日本、女子団体追い抜き優勝 スケートの世界ジュニア 日本経済新聞 2013年3月25日付
- ^ インターハイ優勝校・優勝者一覧 高校生新聞 2015年3月10日付
- ^ 【スケート部】初・W杯2名出場決定 高崎健康福祉大学 2016年11月18日付
- ^ Ladies Mass Start Final Result (PDF) 中国滑氷協会
- ^ 第8回アジア冬季競技大会入賞者 日本オリンピック委員会
- ^ 【スピードスケート】 日本が追い抜きで3連続世界新 小平奈緒は日本新で500メートル14連勝 W杯第4戦 産経新聞 2017年12月9日付
- ^ “追い抜き金の佐藤綾乃、マススタートで無念の骨折 - スポーツ : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2020年10月4日閲覧。
- ^ “右足負傷の佐藤綾乃が練習再開 再検査では骨にヒビなし”. www.sponichi.co.jp. 2020年10月4日閲覧。
- ^ 紫綬褒章受章者 時事ドットコム、2018年4月28日
- ^ 『JOCの就職支援「アスナビ」:佐藤綾乃選手(スケート・スピードスケート)ら17名の採用が決定』(HTML)(プレスリリース)日本オリンピック委員会、2018年10月2日 。2019年8月27日閲覧。
- ^ “【スピードスケート】佐藤綾乃は泣き笑い「悔しいけどこの3人で取れたうれしいメダル」”. 日刊スポーツ 2022年2月20日閲覧。
- ^ “高木美帆が1500mで銀メダル、2大会連続の「銀」…佐藤綾乃4位・高木菜那8位”. 読売新聞オンライン 2022年2月20日閲覧。
- ^ “【スピードスケート】佐藤綾乃悔しい8位「あれがなければ3位も狙えた」後続選手と靴の刃が接触”. 日刊スポーツ 2022年2月20日閲覧。
- ^ “21歳73日の佐藤、冬季五輪女子最年少「金」/スピード”. サンケイスポーツ. 産業経済新聞社. (2018年2月21日) 2018年2月23日閲覧。
外部リンク
[編集]- ISU公式サイトプロフィール
- JOCによるプロフィール
- 日本スケート連盟によるプロフィール
- Ayano Sato-各種大会等の成績(SpeedSkatingStats.com)
- 佐藤綾乃 (@ayano_sato1210) - X(旧Twitter)
- Ayano Sato(@nonstagram_s2)-Instagram