コンテンツにスキップ

久保亨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

久保 亨(くぼ とおる、1953年3月30日 - )は、日本歴史学者。専門は、東洋史・中国近現代史。信州大学人文学部教授を経て、同特任教授[1]東洋文庫研究員[2]。元歴史学研究会委員長。日本学術会議連携会員[3]。近現代中国の社会経済史、特に1920年代から1950年代にかけての経済政策史と企業経営史を専門とする。 東京都出身。

経歴

[編集]

著書

[編集]

単著

[編集]
  • 『中国経済100年のあゆみ――統計資料で見る中国近現代経済史』(創研出版 1991年/第2版1995年)
  • 『戦間期中国〈自立への模索〉――関税通貨政策と経済発展』(東京大学出版会 1999年)
  • 『戦間期中国の綿業と企業経営』(汲古書院 2005年)
  • 『シリーズ中国近現代史4 社会主義への挑戦 1945-1971』(岩波新書 岩波書店 2011年)
  • 『日本で生まれた中国国歌――「義勇軍行進曲」の時代 (シリーズ日本の中の世界史)』(岩波書店 2019年)
  • 『現代中国の原型の出現――国民党統治下の民衆統合と財政経済』(汲古叢書 汲古書院 2020年)
  • 『20世紀中国経済史論』(汲古叢書 汲古書院 2020年)

編著

[編集]

共著

[編集]
  • 姫田光義・阿部治平・石井明岡部牧夫・中野達・前田利昭・丸山伸郎)『中国20世紀史』(東京大学出版会 1993年)
  • 土田哲夫高田幸男井上久士)『現代中国の歴史――両岸三地100年のあゆみ』(東京大学出版会 2008年)
  • 加藤弘之)『叢書 中国的問題群(5)進化する中国の資本主義』(岩波書店 2009年)
  • 瀬畑源)『国家と秘密 隠される公文書』(集英社新書 集英社 2014年)
  • 加島潤・木越義則)『統計でみる中国近現代経済史』(東京大学出版会 2016年)
  • (土田哲夫・高田幸男・井上久士・中村元哉)『現代中国の歴史――両岸三地100年のあゆみ 第2版』(東京大学出版会 2018年)

共編著

[編集]
  • 佐伯有一濱下武志上野章)『中国経済関係雑誌記事総目録』(東京大学東洋文化研究所附属東洋学文献センター 1983年)
  • 横山宏章川島真)『周辺から見た20世紀中国――日・韓・台・港・中の対話』(中国書店 2002年)
  • 本庄比佐子内山雅生)『興亜院と戦時中国調査―付・刊行物所在目録』(岩波書店 2002年/オンデマンド2017年)
  • 石島紀之)『重慶国民政府史の研究』(東京大学出版会 2004年)
  • 飯島渉・村田雄二郎)『シリーズ20世紀中国史 第3巻 グローバル化と中国』(東京大学出版会 2009年)
  • (飯島渉・村田雄二郎)『シリーズ20世紀中国史 第4巻 現代中国と歴史学』(東京大学出版会 2009年)
  • 嵯峨隆)『中華民国の憲政と独裁 1912―1949』(慶應義塾大学出版会 2011年)
  • (富澤芳亜・萩原充)『近代中国を生きた日系企業』(大阪大学出版会 2011年)
  • (本庄比佐子・内山雅生)『華北の発見』(汲古書院 2014年)
  • 波多野澄雄西村成雄)『日中戦争の国際共同研究5 戦時期中国の経済発展と社会変容』(慶応義塾大学出版会 2014年)
  • 安藤正人吉田裕)『歴史学が問う公文書の管理と情報公開――特定秘密保護法下の課題』(大月書店 2015年)
  • 水島司加藤博・島田竜登)『アジア経済史研究入門』(名古屋大学出版会 2015年)
  • (波多野澄雄・中村元哉)『日中戦争の国際共同研究6 日中終戦と戦後アジアへの展望』(慶応義塾大学出版会 2017年)
  • (中村元哉・大澤肇)『現代中国の起源を探る 史料ハンドブック』(東方書店 2019年)

その他

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 久保 亨 | 教員紹介 | 信州大学 人文学部”. www.shinshu-u.ac.jp. 2021年11月6日閲覧。
  2. ^ KAKEN — 研究者をさがす | 久保 亨 (10143520)”. 2021年11月6日閲覧。
  3. ^ 令和 3年7月20日現在 連携会員一覧(五十音検索)”. 日本学術会議ホームページ. 2021年11月6日閲覧。

外部リンク

[編集]