VRChat
VRChat用超シンプル素体
VRChat、楽しい。
自作のアバターだとより楽しい。
そんな自作アバターの補助として、MetasequoiaやBlenderでいじれる素体を用意しました。
VRChat用超シンプル素体
2018-04-26:身体のUVを整理した。
2018-04-27:ひじに頂点を追加した。(曲がり方が自然に見えるようにするため)
頭部の頂点を分離した。(エッジを立てるため)
全身のバランスを微調整した。
body.jpgに説明を追加した。
2018-06-01:m_bodyをあらかじめ設定済みの状態にした。
Blender用ファイル、FBXファイルを追加。
2018-08-29 ライセンスを独自の表現からCC0に変更した。
この素体ファイルについては、著作権を放棄する(※1)ので、適当に使ってください。
いわゆるフリー素材(無料素材)と捉えていただければと思います。
プロポーションの変更や面の分割・追加などの改変、再配布も可です。
なお、利用の際には、著作権など、他者の権利を侵害しないようにお願いします。
利用例はこちら。
ちなみに、VRChat以外での利用も可能です。
Unity、Unreal Engine 4などでのゲーム制作などでも、ご自由にご利用ください。
なお、利用の際には、著作権など、他者の権利を侵害しないこと、
非人道的な用途に利用はしないことをお願いいたします。
※1. 以下に前述の「著作権を放棄する」という記述の内容を説明します。
「VRChat用超シンプル素体」は、クリエイティブ・コモンズにおける
CC0のもとに提供されます。
CC0についてはこちらをご覧ください。
素体データの使い方
下記3種類のファイルがあります。
- Metasequoia用ファイル
→Metasequoia用ファイルの使い方はこちら - Blender用ファイル(リギング済み)
→Blender用ファイルの使い方はこちら - FBXファイル(リギング済み)
→FBXファイルの使い方はこちら
Metasequoia用ファイルを使用する場合 

Standardライセンスを購入する必要があります。
(以前の説明が誤っており、大変失礼いたしました。)
Metasequoiaでの作業(mqo→fbx変換)
- Metasequoiaの32ビット版をインストールする。
(後述のFBXエクスポータプラグインが64ビット版には対応していないため、32ビット版をインストールする必要がある) - FBXエクスポータプラグインをダウンロードする。
- FBXエクスポータプラグインのZIPファイルを展開する。
- Metasequoiaを起動する。
- メニューの[ヘルプ]>[プラグインについて]をクリックする。
- [インストール]をクリックする。
- 先ほど展開したFBXExporter.dllを選択する。
- Metasequoiaで素体のmqoファイルを開く。
- (好きな加工をする)
- メニューの[ファイル]>[名前をつけて保存]をクリックする。
- [ファイルの形式]で[FBX(*.fbx)]を選択し、[保存]をクリックする。
(このとき[ [EX]Autodesk FBX (*.fbx)]を選ばないように注意する。この機能はEXライセンス版のみの機能です。)
Mixamoでの作業(リギング)
- Mixamoにログインする。
- [Upload Charactor]をクリックし、先ほどのFBXファイルをアップロードする。
- [NEXT]をクリックする。
- [CHIN]マークを顎にドラッグアンドドロップする。
- [WRISTS]マークを手首にドラッグアンドドロップする。
- [ELBOWS]マークを肘にドラッグアンドドロップする。
- [KNEES]マークを膝にドラッグアンドドロップする。
- [GROIN]マークを股間にドラッグアンドドロップする。
- [NEXT]をクリックする。
- [NEXT]をクリックする。
- [NEXT]をクリックする。
- [DOWNLOAD]をクリックする。
- [Format]で[FBX for Unity]を選択する。
- [DOWNLOAD]をクリックする。
Unityでの作業(ボーン設定の修正とVRChatへのアップロード)
- Unityをインストールする。
(2018年4月15日現在は5.6.3p1をダウンロードするのがベスト) - [New]をクリックする。
- [Project Name]に任意の名称を入力する。
- [Create Project]をクリックする。
- icon.jpgをプロジェクトのフォルダにコピーする。
(アイコンを自分のTwitterアイコンなどに変えたい場合は、任意のPNGファイルをicon.jpgという名称でコピーしてください)
(また、身体の絵柄については、body.jpgを修正し、同様にコピーてください。身体の絵柄が不要な場合は、コピーしないでください。) - MixamoからダウンロードしたFBXファイルをプロジェクトのフォルダにコピーする。
- 下ペインでFBXファイルをクリックする。
- 右ペインで[Animation Type]を[Humanoid]に変更する。
- 右ペインで[Configure]をクリックする。
- 右ペインの[Chest]に左ペインのSpine2をドラッグアンドロップする。
- 右ペインの[Upper Chest]をクリックし、Deleteキーを押す。
- 右ペインの[Done]をクリックする。
- FBXファイルを左ペインドラッグアンドドロップする。
- VRChat SDKをダウンロードする。
- メニューの[Assets]>[Import Package]>[Custom Package]をクリックする。
- VRChat SDKを選択し、インポートする。
- 右ペインの[Add Component]>[Scripts]>[VRSDK2]>[VRC_Avatar Descriptor]をクリックする。
- 右ペインの[View Position]を1.6から1.9くらいに変更する。
- メニューの[VRChat SDK]>[Show Build Control Panel]をクリックする。
- [Build & Publish]をクリックする。
- [Avatar Name]に任意の名称を入力する。
- [The above information〜]のチェックボックスを有効にする。
- [Upload]をクリックする。
VRChatでの作業(アバター変更確認)
- VRChatにログインする。
- メニューを開く。
- [Avatar]を開く。
- [Personal]から、今アップロードしたアバターを選択する。
- [Change]をクリックする。
これで、アバターが超シンプル素体のアバターに切り替わる。
Blender用ファイルを使用する場合 

Blenderでの作業(blend→fbx変換)
- Blenderをインストールする。
- Blenderを起動する。
- Blenderで素体のblendファイルを開く。
- (好きな加工をする)
- メニューの[File]>[Export]>[FBX (.fbx)]をクリックする。
- [Export FBX]をクリックする。
Unityでの作業(ボーン設定の修正とVRChatへのアップロード)
- Unityをインストールする。
(2018年4月15日現在は5.6.3p1をダウンロードするのがベスト) - [New]をクリックする。
- [Project Name]に任意の名称を入力する。
- [Create Project]をクリックする。
- icon.jpg、body.jpgをプロジェクトのフォルダにコピーする。
(アイコンを自分のTwitterアイコンなどに変えたい場合は、任意のPNGファイルをicon.jpgという名称でコピーしてください)
(また、身体の絵柄については、body.jpgを修正し、同様にコピーてください。身体の絵柄が不要な場合は、コピーしないでください。) - BldenderからエクスポートしたFBXファイルをプロジェクトのフォルダにコピーする。
- 下ペインでFBXファイルをクリックする。
- 右ペインで[Animation Type]を[Humanoid]に変更する。
- 右ペインで[Configure]をクリックする。
- 右ペインの[Chest]に左ペインのSpine2をドラッグアンドロップする。
- 右ペインの[Upper Chest]をクリックし、Deleteキーを押す。
- 右ペインの[Done]をクリックする。
- FBXファイルを左ペインドラッグアンドドロップする。
- VRChat SDKをダウンロードする。
- メニューの[Assets]>[Import Package]>[Custom Package]をクリックする。
- VRChat SDKを選択し、インポートする。
- 右ペインの[Add Component]>[Scripts]>[VRSDK2]>[VRC_Avatar Descriptor]をクリックする。
- 右ペインの[View Position]を1.6から1.9くらいに変更する。
- メニューの[VRChat SDK]>[Show Build Control Panel]をクリックする。
- [Build & Publish]をクリックする。
- [Avatar Name]に任意の名称を入力する。
- [The above information〜]のチェックボックスを有効にする。
- [Upload]をクリックする。
VRChatでの作業(アバター変更確認)
- VRChatにログインする。
- メニューを開く。
- [Avatar]を開く。
- [Personal]から、今アップロードしたアバターを選択する。
- [Change]をクリックする。
FBXファイルを使用する場合 

Unityでの作業(ボーン設定の修正とVRChatへのアップロード)
- Unityをインストールする。
(2018年4月15日現在は5.6.3p1をダウンロードするのがベスト) - [New]をクリックする。
- [Project Name]に任意の名称を入力する。
- [Create Project]をクリックする。
- icon.jpg、body.jpgをプロジェクトのフォルダにコピーする。
(アイコンを自分のTwitterアイコンなどに変えたい場合は、任意のPNGファイルをicon.jpgという名称でコピーしてください)
(また、身体の絵柄については、body.jpgを修正し、同様にコピーてください。身体の絵柄が不要な場合は、コピーしないでください。) - FBXファイルをプロジェクトのフォルダにコピーする。
- 下ペインでFBXファイルをクリックする。
- 右ペインで[Animation Type]を[Humanoid]に変更する。
- 右ペインで[Configure]をクリックする。
- 右ペインの[Chest]に左ペインのSpine2をドラッグアンドロップする。
- 右ペインの[Upper Chest]をクリックし、Deleteキーを押す。
- 右ペインの[Done]をクリックする。
- FBXファイルを左ペインドラッグアンドドロップする。
- VRChat SDKをダウンロードする。
- メニューの[Assets]>[Import Package]>[Custom Package]をクリックする。
- VRChat SDKを選択し、インポートする。
- 右ペインの[Add Component]>[Scripts]>[VRSDK2]>[VRC_Avatar Descriptor]をクリックする。
- 右ペインの[View Position]を1.6から1.9くらいに変更する。
- メニューの[VRChat SDK]>[Show Build Control Panel]をクリックする。
- [Build & Publish]をクリックする。
- [Avatar Name]に任意の名称を入力する。
- [The above information〜]のチェックボックスを有効にする。
- [Upload]をクリックする。
VRChatでの作業(アバター変更確認)
- VRChatにログインする。
- メニューを開く。
- [Avatar]を開く。
- [Personal]から、今アップロードしたアバターを選択する。
- [Change]をクリックする。
進んだ使い方(身体の絵柄)
素体の身体部分のテクスチャ用のガイド画像をbody.jpgとして添付しました。
このガイドに沿ってテクスチャ画像を描き、
それをm_bodyという材質(マテリアル)に設定すると、
身体部分についても、絵柄を設定することができます。
進んだ使い方(リップシンク)
リップシンクを有効にしたい場合は、上記手順に加えてBlenderを使うとよいです。
- MixamoからFBXファイルをダウンロードした後、BlenderにFBXファイルを取り込む。
- シェイプキーを設定する
(シェイプキーの基本 : いろはメモ -Blender-や 【Blender】シェイプキーとは?【アニメーションで変形】 を参照) - fbx形式で保存する。
- このFBXファイルをUnityに持っていった後は、先ほどの手順と一緒。
素体の利用例 

動く城のフィオさんが、素体をより簡単に使えるようにした上で、解説動画を作成してくださいました。
Unitypackageになった状態からスタートするので、より簡単に使うことができます。
参考
- アバターの作成 - VRchat 日本wiki
- アバター作成 自作編 - VRchat 日本wiki
- シェイプキーの基本 : いろはメモ -Blender-
- 【Blender】シェイプキーとは?【アニメーションで変形】