固定小数点と浮動小数点 一言で言えば、浮動小数点というのは一般の人が想像するような小数ではなく、計算で誤差が発生することを前提とした数値データのことです。 逆に言えば、浮動小数点を使う時は常に近似計算であることを意識し、結果の精度を考えろということでもあります。 それだけだと、何でそんなイケてないことするの? と疑問に思われるかも知れませんが、それは有限のリソースで計算を行うコンピュータの宿命であって、どこを妥協するかのポイントの違いです。 浮動小数点の逆は固定小数点であり、一般に言う整数データが該当します。これは、必ず1刻みで扱え、整数を扱う限り誤差は出ませんが扱える数値の範囲がそれほど広くありません。 ※例えば64bit整数では -9,223,372,036,854,775,808~9,223,372,036,854,775,807 の範囲で、10進数として19桁です。 一方で、浮動小