文部科学省の有識者会議が、タブレット型の情報端末を使う「デジタル教科書」の導入について、議論を始めた。約1年半で結論を出すという。 有識者会議は、「導入ありき」の拙速な議論に陥ることなく、問題点をきちんと見極め、慎重に検討を進めてもらいたい。 今回の教科書のデジタル化論議の背景には、教育現場のIT化の流れがある。政府は、電子黒板の普及や児童・生徒への端末配備などを目指している。 動画や音声の機能が付いた端末の活用で、子供の興味や関心を呼び起こす効果が期待される。 独自ソフトを入れた端末を補助教材として使い始めた学校は少なくない。画面を動かしながら、立体の特徴を確かめたり、英語の正しい発音を聞いて、音読練習をしたりする学習が可能になった。 障害を持つ子供にとって、文字の拡大や文章の読み上げといった機能は、理解の助けになるという指摘もある。 ただし、教科書は、補助教材と異なり、すべての児童・生
鳴り物入りで始まった佐賀県の県立高校でのタブレット利用。購入しなければ入学資格取り消しの可能性もとまで言われながら、電子教科書のDLで授業がつぶれるなど芳しくない報道が。インストールした状態で本体を渡せ、USBメモリ等の可搬型媒体で渡せ等の声が上がりました。 なぜ課題の残る学校でのDLが実施されたのか。どうやら著作権絡みの問題らしいとの報道が。 電子教材導入に著作権の壁…佐賀 : 教育 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20140608-OYT8T50021.html この記事に対する反応をまとめました。コメントなしは抜いてあります。 Yumiko Yamaguchi @clione てっきりソフトウェアと同様かと思ってた→電子教材導入に著作権の壁…佐賀 : 教育 : 読売新聞 “電子教材に関連する著作権
不正コピー対策で遅れ 佐賀県教委が鳴り物入りで県立高校の授業に導入したタブレット端末だったが、電子教材を取り込めないトラブルが相次ぎ、授業の準備作業が予定より1か月も遅れた。 原因を探ると、電子教材における著作権の問題が浮かび上がった。 県教委によると、教材データの取り込みは当初、DVDやSDカード、USBなどを生徒一人一人に配る予定だった。福田孝義・副教育長は「記憶媒体は簡単に持ち運びができ、端末の容量が重くなることもない。使い勝手が良いと判断した」と振り返る。 ところが、それに「待った」がかかったのは昨年11月。電子教材を扱う業者側が「記憶媒体に取り込んだ教材は不正にコピーしやすく、著作権が侵害される恐れがある」と指摘し、記憶媒体を使うには「不正コピーを防ぐ技術を記憶媒体に施すこと」との条件を出してきた。このため、県教委では、不正コピーを防ぐ技術を研究したが、時間的な問題もあり、今年2
今年度から、すべての新入生が授業用のタブレット型端末を購入した佐賀県の県立高校で、参考書などの電子教材をダウンロードできないトラブルが相次いでいることがわかった。 県教委によると、トラブルは全36校のうち34校で発生。電子教材の情報量が多いためとみられ、端末を使った授業の開始は当初予定より1か月遅れ、早くても5月中旬頃になる見通しという。 県教委によると、問題の電子教材は、主要5教科(国語、数学、英語、理科、社会)のほか、美術や家庭科の参考書や問題集など計52種類で、教科書会社11社が作成。生徒が授業中に教科書会社のサーバーからダウンロードしようとしたが、授業時間(50分)内に終了しない事態が続いている。県教委が調べたところ、名画などが多い美術、実験の動画が含まれる理科など、情報量が多い教材ほどトラブルも多いことが判明。生徒40人がダウンロードを完了するまでに8時間以上かかるケースもあると
教育 デジタル教科書を巡る議論の論点整理 最近、デジタル教科書の導入に懸念を示す記事を3つほど書きましたが、それをきっかけに、デジタル教材協議会の中村伊知哉さんと、やり取りをするようになりました。 ここでは、このやり取りを実り多いものにするために、デジタル教科書導入についての論点を整理したいと思います。 紙とデジタルの優劣が問題の本質ではない デジタル教科書にはデジタル教科書のメリット・デメリットがあり、紙の教科書にもメリット・デメリットがあります。このことは、中村さんも認めていて、デジタル教科書と紙の教科書を併用することを考えておられるようです。 問題の本質は、デジタル教科書が、紙の教科書を完全に代替出来ない以上、授業時間を増やさないと仮定した場合、デジタル教科書を使う時間の分だけ、紙の教科書を使う時間が減少し、紙の教科書を使うメリットが減少するということで、それを補って余りあるメ
教科書出版の最大手・東京書籍が、平成25年度版の高校向け教科書のデジタル化。iPad向けアプリとしてApp Storeで発売しています。 発売されたアプリでは、書籍版の教科書誌面を忠実にデジタル化しつつ、ピンチイン・アウト、フリックによるスクロールやページ送りなどのiPadらしい操作にも対応。 教科によっては、辞書・問題集・メモ・ワークブックといった機能も収録され、教科書本文に関連する教材を素早く参照できるとのこと。 また、動画・音声・資料などのコンテンツも充実。例えば英語では、自分に合ったスピードで音声を再生したり、内蔵された「フェイバリット英和辞典」で単語を調べる機能を搭載。 大画面テレビやプロジェクターでの表示を想定したレイアウトに対応するなど、生徒の自習だけでなく教室での使用も考慮されているようです。 教科書のデジタル化と聴くと随分先のことのように思われますが、先の自民教育改革案で
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