この記事は Jamstack Advent Calendar 2020 4日目の記事です。 はじめに Markdown -> HTML の変換に使われる事が多い、Remark / Rehype について書いていきます。 検索すると、Gatsby.js のプラグイン関連の記事は結構出てくるのですが、素の Remark / Rehype にフォーカスを当てた記事は少ないので、よく分からないまま使っているという人も多いのではないでしょうか。 全体像 実はこれらは、Unified と呼ばれるエコシステムの一部に属しています。その中でも、 Markdown を扱う処理系が Remark HTML を扱う処理系が Rehype となっています。 処理の仕組み その処理の仕組みは、Babel や PostCSS によく似ていて、 Parse : 文字列を AST に変換する Transform : AS