トレーニングジム大手のRIZAP(ライザップ)グループが15日発表した2019年3月期決算(国際会計基準)は、純損益が193億円の赤字(前年は90億円の黒字)となり、大幅な赤字に転落した。この日開示した決算短信に、企業としての存続に疑義を生じさせるような状況があるが、対策を講じている場合に記載する「継続企業の前提に関する重要事象等」をつけた。経営上のリスクが高まっている。 【写真】2019年3月期決算について説明するRIZAPグループの瀬戸健社長=2019年5月15日午後5時38分、東京都港区、高橋雄大撮影 期初は純損益が159億円の黒字になると見込んでいたが、昨年11月に業績予想を下方修正し、70億円の赤字になるとの見通しを発表していた。赤字幅はこの予想より123億円拡大した。売上高は前年比82・3%増の2225億円だった。 20年3月期の業績予想は、売上高が前年比1・1%増の2250億