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コスパに優れたGen.4対応 M.2 NVMe SSD

この冬話題のゲーム目白押しでストレージ容量足りてる?いますぐ「Crucial P310(2280)」で増強しよう!

文●飯島範久 編集●北村/ASCII

提供: マイクロンジャパン

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ゲームの容量が肥大化!大作だと100GB以上が当たり前に

 この冬はゲームの新作が熱い。スクウェア・エニックスのFF7リメイク続編の「ファイナルファンタジーVII リバース」やセガの3D格闘ゲー「Virtua Fighter 5 R.E.V.O.」、SIEのアクションゲーム「Marvel's Spider-Man 2」など大作も多く、いまから正座待機している人も少なくないだろう。

 ただ、大作となるとゲーム容量が気になるところ。最近は100GB超えも当たり前になっているだけでなく、日々の更新でどんどん肥大化。複数のタイトルを保存していたら、あっと言う間にストレージが逼迫してしまう。

 そんな容量問題に悩むユーザーは、いますぐストレージの拡張を検討してほしい。今回は、拡張する際に重要なポイントとともに、おすすめするSSDを紹介しよう。

ゲーム用途におすすめしたい「Crucial P310 (2280)」

CrucialのPCIe Gen4対応のM.2 NVMe SSD「P310 (2280)」のパッケージ

 ゲーミング用途でSSDを選ぶポイントとしては、大容量でかつ高速アクセス可能で、極力価格が抑えられているもの。この3条件を満たす製品なのが、今回おすすめするCrucialの「P310 (2280)」だ。

 2024年の夏に、ポータブルゲーミングPC用として「P310(2230)」が発売されていたが、本製品はそれのM.2 2280版にあたる。PCIe Gen4対応のM.2 NVMe SSDで、シーケンシャルリードは最大7100MB/秒、シーケンシャルライトは最大6000MB/秒。容量は500GB、1TB、2TBの3モデルが用意されている。

「P310(2230)」のM.2 2280版

 Crucialは世界最大級のメモリーとストレージメーカーであるMicronのブランドであり、3D NANDチップなどの高い品質を確保するため、部品から組み立てまですべてを自社で行なっており、信頼性には定評があるというのもおすすめのポイントだ。

NANDチップには、Micronのロゴが刻まれている。2TBモデルでも1チップで収まっている

 さっそく「Crystal Disk Mark 8.0.5」で2TBの「P310(2280)」のベンチマークテストを実行したが、筆者の環境ではシーケンシャルリードが最大値まで届かなかったものの、シーケンシャルライトは公称値を上回る6235MB/秒を記録している。比較対象として、PCIe Gen3対応のM.2 NVMe SSD「P3」(2TB)でも計測している。その差は歴然だ。

ベンチマークテストの環境
OS Windows 11 Home
CPU Intel Core i9-12900KF
マザーボード MSI MAG Z690 TOMAHAWK WIFI
メモリー DDR4-3200 64GB
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 2070 SUPER

「P310(2280)」の「Crystal Disk Mark 8.0.5」での結果

「P3」の「Crystal Disk Mark 8.0.5」での結果

 また、ストレージベンチの「PCMark 10 Full System Drive Benchmark」を実行。「P3」と比較すると、スコア値で1000近い差を記録した。

「PCMark 10 Full System Drive Benchmark」の結果

ゲーミング用としてCrucial P310(2280)を導入せよ

 PCゲーマーの大多数はSteamプラットフォームでゲームをダウンロード購入しているだろう。利用しているゲーミングPCは自作やBTO製品のはずだが、購入時は多くの人がシステム用ストレージとしてM.2 NVMe SSDを1つ装着した状態のはずだ。しかも、価格を抑えるために512GBというケースが多いだろう。

 その程度の容量では、ゲームだけでなく、他のアプリも保存するとなると、すぐに破綻をきたす。そのため、データなどを手持ちのHDDをつなげてその場をしのいでいる人を多く見かける。写真や動画の保存先ならまだしも、ゲームの場合はロード時間に大きく影響を与えるため、ストレージはM.2 NVMe SSDにすることが重要だ。

 ミドルタワー以上のゲーミングPCであれば、M.2 スロットは複数用意されている。ゲーム用の保存先を確保したいと考えたとき、システム用とゲーム用の2つのNVMe SSDに分けて利用するのがベスト。これは、システム用のストレージが逼迫してしまうとWindowsの動作自体が重くなってしまうからだ。OSやアプリはシステム用に、ゲーム本体はゲーム用に保存することで、システム用ストレージの逼迫を避け、ゲームも管理しやすくなる。

 増設は簡単で、P310(2280)をもう1つのM.2スロットへ装着し、「ディスクの管理」ツールでドライブとして認識させフォーマットしたあと、Steamの「設定」で、保存先のストレージとして登録。このドライブを「デフォルトとして設定」にしておけば、ダウンロード先がP310(2280)になる。

「Steam」の設定で、「ストレージ」のドライブ一覧から「ドライブ追加」を選択し、増設したP310(2280)を選択する

ドライブで追加したP310(2280)を選択し、「デフォルトとして設定」にすれば、ダウンロード先として指定できる

 ちなみにminiPCのような1スロットしかないというユーザーの場合、いったんP310(2280)をM.2対応の外付けケースなどに装着しPCと接続。Crucialから無償で提供されている「Acronis True Image」というドライブ移行ソフトを利用すれば、ドライブを丸ごとコピーしてそのままストレージを差し替えれば完了する。その場合、将来性を考えて2TBの大容量モデルを選ぶことをおすすめする。

 いずれの場合でも、ゲーム用途を意識したときに求めたい「シーケンシャルリード」が前出したベンチマークデータのように高速でありながら、コスト的な魅力も多いP310(2280)は、理想的なゲーミングPC用NVMe SSDであると言えよう。

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