アルペジオとのコラボ経緯、ガルパンコラボの手ごたえ、WoWsプレイ体験記など満載
「ガルパンとのコラボは日本で一番興味深い成功例」WoT運営CEOが語る
2014年09月21日 11時00分更新
World of Warshipsテスト版プレイ体験
グラフィックは文句なしの超絶な美しさ
今回の東京ゲームショウ2014では、World of Warshipsのαテスト版・TGS Editionとでも言うべきバージョンをプレイすることができた。残念ながらプレイ画面の撮影はNG、しかしウォーゲーミングジャパンから公開可能として渡されたキャプチャー画面と、筆者のプレイ記録で、その練りこまれたシステムをイメージしてもらえると幸いだ。
World of Warshipsの試遊会場は、ウォーゲーミングジャパン・ブースの裏手にひっそりとあった。周囲は完全に囲まれていて、外から中を覗き見ることはできない。スタッフに案内されて内部に入ると、暗い部屋に10台のPCがずらりと並んでプレイヤーを待ち構えていた。
スタッフのレクチャーを受けながら、使用する艦をチョイスする。今回は戦艦、巡洋艦、駆逐艦のなかから一隻を選ぶ。戦艦は攻防力に優れるが魚雷を使用できない。駆逐艦は逆に攻防力が低いが機動性が高く、そして強力な魚雷を使える。今回は砲撃、雷撃のどちらも体験してみたかったので、巡洋艦〈高雄〉を選んでみた。
キー配置はWorld of Tanksをプレイしたことのある人間なら判りやすい。Aが左旋回、Dが右旋回。マウスを移動させれば視点が変わり、左クリックがトリガーだ。主砲の弾種と雷撃の選択はファンクションキーで行なう。
World of Tanksと違うのは、戦車の移動はWキーを押し続ければ前進、Sキーで後退だったのに対して、World of Warshipsの場合、WとSは機関出力の上下を司ること。全速前進・中速前進・低速前進、そして後進の4段階のセレクターがあり、W、Sを押していずれかを選択すれば、艦は指示された機関出力でずんずん突き進む。つまり押し続けなくてもいいわけで、このあたり船の操縦とまったく同じだ。
ミッションは戦艦〈大和〉を護衛して敵艦隊を突破、指定された地点まで〈大和〉を進ませれば勝ちとなる。カウントゼロとともに全速前進、筆者の操る〈高雄〉はゆるやかに加速を開始して、やがて最大戦速で海上を突き進む。すぐに敵の〈睦月〉型駆逐艦が出現、主砲を指向して狙いを定めた。
敵艦の中心を狙って発砲、当たらない。わずかに山なりの弾道となった主砲弾は、見事に敵艦の背後に水柱をあげた。World of Tanksと同じような感覚で撃ったが、World of Warshipsでは敵との距離が大きく異なるので、発砲から着弾までの時間が長い。World of Tanks以上に、敵の動きを計算に入れて偏差射撃しなければ当たらないのだ。
やがて〈高雄〉にも敵弾が命中し始める。真横をすれ違った敵弾によって後部主砲が使用不能に。ファンクションで雷撃を選択すると、自艦の横に扇形の照準線が表示される。この扇形の枠内に広がるように魚雷が一斉発射されるのだ。〈高雄〉には次発装填装置がないから、魚雷は一回撃てばそれで撃ち尽くしてしまう。敵艦が扇形の中に入るよう艦を動かしてから、魚雷発射! 見事に一発命中して、敵艦が赤く燃え上がった。
遠くから敵の放った魚雷が白い航跡を残して迫る。あわてて転舵したけれど、一発被弾! 左下に艦のマークで示された耐久力ゲージがごっそり持っていかれた。やはり魚雷攻撃は強力なのだ。戦いの最中にパリパリと音がするのは、上空に飛来する敵機に向かって撃ち上げる対空射撃の音だ。対空射撃は完全に自動なので、あまり煩わされることはない。
やがて敵の〈長門〉型戦艦が見えた。遠くに離れているので、普通に中心を狙ってもはるか手前で水柱を上げるだけ。マウスを動かして視点を上げると間接砲撃モードになるらしく、若干斜め上から敵を俯瞰することになる、この状態で照準して射撃すると、先程よりもはるかに山なり弾道となった主砲弾が飛び去り、敵艦の中心付近に爆炎をあげた。さすがに戦艦は硬い、あまり耐久力は減っていないように見える。
しばらくして、味方の〈大和〉が目標に到達したらしい、全身から炎を吹き上げる〈大和〉が入港するカットが挿入されるが、どうやらこれは敵艦からの攻撃を受け続けたためらしい。でも〈大和〉がたどり着いたので、何とか戦いには勝利できたようだ。
プレイ後の感想は「とにかくリアル」ということ。艦の挙動、主砲の攻撃シークエンス、雷撃の手順、機関出力の設定、すべてが判りやすい操作感のなかで無理なく再現されていることに驚かされた。
World of Tanks同様、装甲板の厚みが細かく設定されているので、敵を狙うときには艦型ごとの弱点を把握しながら的確に撃ち抜ける技量が必要だ。画像に関しては文句なしの超絶な美しさで、これでαテスト版だというのが信じられないほどだった。
これは来年に予定されている本リリースが楽しみだ!
(c) Wargaming.net
ASCII.jpの最新情報を購読しよう