いよいよデイ1がスタート!
4月6日早朝、唐津東港にもうけられたサービスパークに到着。いつもより1日早い現地入りだ。実は今年のMRCでは、筆者が予備のコドライバーとなっていて、正規コドライバーの田中直哉選手にもしものことがあった場合、筆者が代理で出場することになっている。ルールでは金曜日夕方のエントリー確認まではコドライバーの変更が可能だから、予備の筆者も1日早く会場入りしたわけだけど、それにしても筆者なんかがリザーブで大丈夫なんだろうか……?
開幕戦・唐津では、毎年市内の唐津神社で一年の安全祈願とセレモニアルスタートが行なわれる。全国区で知名度を確保しつつある唐津市のゆるキャラ「唐ワン君」とデカめろんちゃんが、一年ぶりの再会を無言で喜んでいた(笑)
今でこそサービスパークで「チーム代表監督」という肩書きの置物となっている筆者だけど、これでも2008年にはMRC正規コドライバーとして出場して、その年のシリーズチャンピオンを獲得していたりする。でも、2009年を最後に選手としては出場してなくて、ペースノートだって1度も読んでない。眞貝選手に合わせられるコドライバーが見つからなかったためだけど、だからって筆者をメロン号に乗せるのはどう考えても無謀だろJK!
幸い、今回の唐津では無事に田中選手の搭乗が決まったけど、今年のシリーズ各戦では「もしかしたら自分が乗ることになるかも……?」とずっとハラハラさせられることになりそうだ。チームの責任をあずかる身としては、自分のような使えるか使えないかわからない選手を乗せるより、シーズン通して眞貝・田中ペアで通したいところだけど、さてどうなることか……。
4月7日、唐津は雲ひとつ無い快晴。気象予報でも土日を通して晴れ模様となっていて、これならタイヤ選択にも悩むことが無い。事前にセットしておいたタイヤは、ドライ用のミドルコンパウンド。スペアも2本搭載して、もしもの時の準備も万端だ。
今日のステージは低速コースの「三方ロング」、中速主体の「浮岳」、それに中高速ステージ「林の上」を周回するバランスのいい構成。このうち「浮岳」は、今回はトヨタ86のドライバーとなっている筒井克彦選手が得意とするステージで、毎年ここは筒井選手の独壇場となっている。この「浮岳」を、たとえ負けたとしても何秒のビハインドで上がることができるか。チームとしては、このステージの攻略こそひとつのポイントと見ていたのだ。
午前8時16分、ゼッケン17「メロンブックスDUNLOPテインBRIGインテグラ」、桜が満開の唐津駅前をスタート!
SS(距離) | ステージタイム(トップ差) | クラス総合タイム(トップ差) |
---|---|---|
SS1/三方ロング I (10.00km) | 8:30.0(TOP) | 8:30.0(TOP) |
SS2/浮岳 I (2.96km) | 2:25.8(TOP) | 10:55.8(TOP) |
SS3/林の上 I (4.32km) | 3:25.3(TOP) | 14:21.1(TOP) |
SS4/浮岳 II (2.96km) | 2:26.4(+0.9) | 16:47.5(TOP) |
SS5/林の上 II (4.32km) | 3:25.2(TOP) | 20:12.7(TOP) |
SS1 三方ロングⅠ(10.00km)
眞貝選手「SS1はいきなりの勝負どころのロングステージ。ウォームアップなんて呑気なことは考えている余裕はありません。結果、ドラ・コドラとも、美しさ・上手さとは無縁のがむしゃらアタックとなりました。車の姿勢やラインのセオリーはもう無視で、ひたすら必死にハンドルを回すだけの泥臭い運転でしたが、蓋を開けてみれば何とクラス2位に15秒の差をつけるベスト! これはもう気持ちで勝ったということなのかもしれませんね」
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