デル「XPS 14z」は、13.3型ノートPCのサイズに14型ワイドの液晶を搭載。高い性能に長時間のバッテリー駆動に加え、光学ドライブなど装備も充実している。さらに、突起が少なく美しいボディーラインを実現したデザインと、スペック的にも見た目的にも所有欲を満たしてくれる完成度の高さが最大の魅力だ。
しかもXPS 14zは、HDMI端子とMini Display Port端子を同時搭載しており、映像の出力面も優れている点もポイントなのだ。連載の4回目では、その出力機能について触れていこう。
主な仕様 | |
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製品名 | デル「Dell XPS 14z」 |
CPU | Intel Core i5-2410M(2.40GHz)/Core i7-2640M(2.8GHz) |
メインメモリー(最大) | 4/8GB(8GB) 1333MHz DDR3-SDRAM |
ストレージ容量 | 256GB SSD/500GB HDD |
グラフィックス機能 | NVIDIA GeForce GT 525M(1GB)/Intel HD Graphics 3000(CPU内蔵) |
ディスプレー(解像度) | 14型HD ワイド光沢液晶(1366×768ドット) |
オフィスソフト | Microsoft Office Personal 2010/Office Home and Business 2010/Office Professional 2010/なし |
本体サイズ/重量 | 幅335×奥行き234×高さ23mm/1.98kg(SSD搭載時1.87kg) |
直販価格 | 7万9980円から(2012年4月13日現在。最新価格はデルのウェブサイトを参照) |
XPS 14zのHDMI端子とMini Display Port端子を活用する
XPS 14zの映像出力機能としては、HDMI端子とMini Display Port端子が用意されている。HDMI端子は通常のコネクター形状を採用しており、HDMIケーブルがあれば、対応のディスプレーや大画面テレビに手軽に接続可能だ。Mini Display Port端子については、コネクター形状がDisplay Port端子と異なるため、用意するケーブルには注意したい。
Display PortケーブルをMini Display Port端子に接続するための変換ケーブルが存在しているので、必要に応じて用意しよう。今回の記事執筆では、ATS DIRECTの「Mini Displayport/Displayport変換ケーブル 0.2m」(記事執筆時の価格は1340円)を利用している。
XPS 14zに外部ディスプレーを接続した場合、「Fn」キーと「F1」キーの組み合わせで切り替えを行なう。XPS 14z本体の画面と同じ内容を表示させる「複製」、XPS 14z本体の画面と外部ディスプレーをひとつのデスクトップとして表示する「拡張」、外部ディスプレーのみに画面を表示する「プロジェクターのみ」の3種類から選べる。
HDMIとDisplay Portで非常に便利なのは、それぞれ1本のケーブルをつなぐだけで映像と音声を一緒に出力できることだ。たとえば、YouTubeなど動画投稿サイトで面白い作品を見つけたら、すかさずHDMIで大画面テレビと接続。出力の設定を「複製」や「拡張」にして、PCの画面をテレビに表示し、あとは再生デバイスをテレビに変更してみよう。これで映像と音声の両方がテレビから流れるので、大画面で動画を快適に楽しめる。これはDisplay Port接続でも同様だ。
ちなみに、HDMI出力の最大解像度はフルHD(1920×1080ドット)まで、Display Portは最大解像度2560×1600だ。今回出力のテストに使った27型IPS液晶ディスプレー「UltraSharp U2711」の最大解像度、2560×1440ドットでも問題なく出力できた。
今回HDMI接続に利用したのは、デルの21.5型ワイド液晶ディスプレー「ST2220L」。入力端子として、HDMIのほか、DVI端子、アナログRGB端子を備える。スピーカーは内蔵されていないので、HDMIの音声出力には別途オプションのスピーカーが必要
Mini Display Portの接続に利用したのは、デルの27型ワイド液晶ディスプレー「UltraSharp U2711」。2系統のDVI端子、アナログRGB端子、HDMI端子、コンポーネント端子と多彩な入力端子を備える。音声を再生させたい場合は、こちらもオプションのスピーカーなどを用意する必要がある
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