2025-03-07

anond:20250307112120

そこはプーチンの上手いところだよ。

NATOそもそもが対ソビエト連邦組織なので NATO の拡大を目指すことはロシアへの敵対意思であるというのがプーチン論法なわけ。

ロシアへの敵対意思に対抗して戦争を始めた。

プーチンの言い分ではロシアウクライナ (のロシア系住民) を NATO から護るために占領下に置こうとしている。

繰り返すけどあくまプーチンの言い分はそうなってるって話ね。

ここで NATOウクライナのために参戦してしまうとロシアが矛先を NATO にも向ける口実になってしまう。


言い分が正しいかどうかとかは問題じゃなくて、プーチンの言い分に基づけばロシアはそう動くことが明らかだ。

NATO としてはロシアを抑えたいけど NATO 加盟国戦場にはしたくない。

言い分に正当性が有ろうと無かろうと、最終的に戦争に勝とうと負けようと、戦場になって良いことなんて無いよ。

この戦争あくまでもウクライナロシアということにしておきたいとヨーロッパ連中が思うのは自然な動き。

各国はウクライナを控えめに支援はしつつも参戦はしないという微妙立場を貫くしかない。

プーチン論法ヨーロッパ連中を牽制できてるわけ。


一国の力でよその戦争を左右できる超大国地球上にそんなに多くはない。

からこそ国連では五つの列強常任理事国として世界平和責任を持つ体制になっている。

つの内のひとつロシア戦争を始めてフランスイギリスを含むヨーロッパは上述のように動きを押さえられてしまっていて、じゃあ中国に頼れるかというと難しいよな。

もうウクライナアメリカしか頼る先がないんだ。

記事への反応 -
  • 俺は心の底から正義の戦いだと信じてたのに 結局、アメリカさんが「はい、やめやめ。もう終わりでーす」って言うだけで終わりそうなの本当につらい これまでの戦いは何だったのか

    • ヨーロッパとNATOが手を抜きすぎなんじゃないすかね

      • そこはプーチンの上手いところだよ。 NATO はそもそもが対ソビエト連邦の組織なので NATO の拡大を目指すことはロシアへの敵対意思であるというのがプーチンの論法なわけ。 ロシアへの...

    • 「正義の戦い」と「欧米の匙加減」は両立するが

    • 2022から2024まで ウクライナが必死の抵抗をしてくれるから、安上がりにロシアの軍事力を消耗させることができてラッキー 2025 そもそも、ロシアの軍事力削ぐ意味がわからん。中国にし...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん