2025-02-21

V文化世間に認められるためには絵描き社会性が必要だと思った日

ガンダムの最新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』で、星街すいせいが主題歌担当したと知ったとき、ついにVTuber文化市民権を得たのだと感慨深くなった。ネット発の歌姫Vが、あの「ガンダム」の世界で歌う時代が来るなんて、数年前には想像もしなかったことだ。

それが、どうだ。

そんな希望が見えた矢先に、とんでもないニュースが飛び込んできた。

事務所所属黒神ミオと姫森ルーナの「パパ」(キャラクターデザイン担当したイラストレーター)が、SNS上でとんでもない行動に出たのだ。

AIイラスト使用疑惑のある絵描き(ただし証拠なし)へのバッシング拡散したのだ。

くだんの絵描き誹謗中傷殺害予告に見舞われ、恐怖を感じたのだろう。正直、言葉を失った。

インターネット絵描き社会では、「疑わしきは被告人利益に」「10人の犯人を逃しても1人の無辜を作ることなかれ」といった現在法治主義精神が定着していないようだった。

VTuber文化は、タレントだけでは成り立たない。

キャラクターデザイン担当するイラストレーター通称「パパ」「ママ」)は、言ってみればそのタレントの"生みの親"とも言える存在だ。彼らの個性センスがなければ、今のようなVTuberブームはあり得なかった。しかし、今回の件で明らかになったのは、その「生みの親」がネットで信じがたい、とうてい現代日本では正義とは認められない行為をしていたという事実だ。

文化は、成熟しなければならない。

どんなに表面的に大きな舞台活躍できるようになっても、それを支えるクリエイター精神性が幼稚なままでは、文化根本的に成熟しない。

今回の騒動を見て、「ああ、やっぱりVTuber界隈はまだまだ未熟なのか」「ステークホルダがこれでは、とうてい誇れる文化にはなれないな」と落胆してしまった。

それにしても、ホロライブ運営は何をしているのか。

企業としてガバナンス機能しているのか? 星街すいせいのように、業界の壁を超えて活躍するタレントがいる一方で、こうしたトラブルが絶えないのは、組織としての管理能力問題があるとしか思えない。

今回の一件はタレントスキャンダルではない。タレントの生みの親、関係者の愚行だ。

タレントの生みの親がこういった問題を起こすことで、ホロライブブランド価値が損なわれるのは痛すぎる。

ぶっちゃけ黒神ミオと姫森ルーナの「パパ」は、この業界にとってリスクだと思っている。

文化成熟させるどころか、自らの行いで足を引っ張る存在になってしまっている。ホロライブは、これをどう処理するのか? もし運営ダンマリを決め込むのなら、それこそ「もうダメだな」と言わざるを得ない。

ホロライブは、VTuber文化象徴ともいえる存在だ。最大手事務所だ。運営のCover社は上場企業だ。

果たして、このまま腐っていくのか、それともここから立ち直ることができるのか。

運営対応を見守りたい……いや、正直、もう期待するだけ無駄なのかもしれないが。

  • 腐っていくも糞も最初から醜聞飛び交ってる腐った業界じゃん 何を期待してんだか

  • 運営が直接関係無い事で親に干渉するのは筋違いやろ。ダンマリで正解

記事への反応(ブックマークコメント)

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