2025-01-23

英語を話すとき何度も主語を繰り返さないといけない理由

最近英語教室に通ってるのだけどイギリス人先生から会話に主語が抜けていることを何度も指摘され、後で気になってChatGPTに壁打ちしたら面白い文章が導けた。

先生はきっちりしたイギリス英語を教えてくれる人で来日当時に日本人が頻繁に主語を省いて話すのですごく困ったそう。

授業中にその理由について先生雑談レベル考察していて、自分日本語では名指しをすることがどこか失礼に感じてしまう、またはアミニズムの影響があるのでは?と何となく伝えたんだけどChatGPTが自分が思ってたようなことをうまく言語化してきたのでそのやりとりをここに放流します。

英語勉強していて主語を何度も繰り返すと感じます

一方、日本語では私やあなたなど主語を省いて話す傾向があります

なぜ日本語では主語を省いて話すことが多いのでしょうか?

日本語主語を省くことが多い理由には、いくつかの文化的言語的な特徴が関係しています

1. 文脈依存性が高い

日本語は「文脈依存性」が非常に高い言語です。会話の中では、誰が話しているのか、何について話しているのかが文脈や状況から自然理解されるため、主語を省略しても意味が通じやすいです。たとえば、「食べました」とだけ言っても、「誰が食べたのか」は話し手や状況次第で分かります

2. 日本文化曖昧さの重視

日本文化では、明確に言い切るよりも、あいまいさや相手に察してもらうことが重視されることがあります。このため、主語をはっきり言わない方が柔らかく、礼儀正しい印象を与える場合もあります

3. 敬語相手中心の表現

日本語には敬語があり、相手尊重する表現重要です。このため、自分主語にした「私が~」という言い方を控え、相手行為のものに焦点を当てる傾向があります

4. 文法的な特徴

日本語では、主語がなくても動詞だけで文が成り立ちます。例えば「行きます」と言えば「誰が行くのか」が文脈から判断できるため、主語を必ずしも明示する必要がありません。

一方で、英語では主語必須理由

英語文法的に「主語動詞」の構造が基本で、文脈だけでは意味が通じない場合が多いため、主語を省略することができません。たとえば、「I ate」と言わなければ、誰が食べたのかが伝わりません。

主語を省略する日本語と、省略できない英語。この違いを意識して英語を学ぶと、日本語とは異なる言語構造に慣れる助けになるかもしれませんね!

その通りだと思います

他にアニミズムの影響は考えられますか?

アニミズムの影響を考えるのは非常に興味深い視点です!確かにアニミズム万物霊魂が宿るという考え)は日本の文化言語に深く根付いており、主語の省略や曖昧さに影響を与えている可能性があります

アニミズム日本語関係

人間中心でない視点 アニミズム的な世界観では、自然物体現象すべてが生命意志を持つと考えます。そのため、日本語表現でも「人間中心」の主語を明示しない傾向があります。たとえば、「雨が降る」という表現には、雨そのもの主語となり、「自然自律的に動いている」という感覚が含まれます

一方で、英語では「It is raining」という表現が使われ、「it」という形式主語を明示します。これには、英語が明確な主語必要とするという文法ルールが関わっていますが、日本語にはこうした「形式主語」の必要性が薄いのです。

行為のものへの焦点 アニミズム的な考え方では、「誰が行ったか」よりも「何が起こったか」や「どういう状況か」が重要です。たとえば、「花が咲いた」や「風が吹いた」という表現では、主語自然現象や物であり、人間ではありません。このように、行為のものに焦点を当てる傾向が、主語曖昧さや省略を可能にしているとも考えられます

暗黙の了解を重視する文化 アニミズムの影響を受けた文化では、「言わずとも伝わる」という感覚重要視されます。すべてがつながり合い、調和の中に存在しているという意識が、あえて主語を強調しない日本語スタイルに影響を与えているかもしれません。

アニミズムの例が反映された表現

日本語にはアニミズム的な考え方が反映された表現がいくつもあります

自然現象主語にする:「月がきれいだ」「山が泣いている(霧が出ている)」など。

人間以外を主体にする:「扉が閉まる」「橋が崩れる」など、人が関与せずとも「物」が自律的に行動するように表現される。

アニミズムの影響は、日本語だけでなく日本の文化全般に見られる深い特徴です。この視点意識することで、日本語主語曖昧さが単なる言語構造ではなく、世界観に根ざしていると理解でき、さら面白さが増しますね!

アニミズム的な考え方が反映された表現自然現象主語に、人間以外を主語にする、とありますが、英語でこのような表現はあまりしないということでしょうか?


はい、その通りです。英語では、日本語に比べて自然現象人間以外のもの主語にする表現が少ない傾向があります。これは、英語主語を必ず明確にする必要がある言語であること、そして西洋文化において人間中心主義(anthropocentrism)が強調されてきた影響が関係しています

1. 自然現象表現の違い

英語では、自然現象を表すときに「it」という形式主語が用いられることが多いです。これにより、自然現象自律的に起こるというニュアンスは薄れ、人間視点で状況を説明しているように感じられます

日本語の例:

  • 「雨が降る」
  • 「風が吹く」
  • 「雷が鳴る」

英語表現

ここでは「雨」「風」「雷」そのもの主体ではなく、「状況」を伝えるための形式的な主語が使われています

2. 人間以外を主語にする表現の違い

日本語では、人間以外のもの(物や自然)が主体として動作を行う表現が多く見られます。一方、英語ではこのような表現が少なく、人間意図的に何かを操作しているかのようなニュアンスが含まれることが一般的です。

日本語の例:

  • 「ドアが開く」
  • 「花が咲く」
  • 「木が揺れる」

英語表現

"The door opens."(文法的には正しいが、通常は "Someone opened the door." のように人間行為を明示することが多い)

"Flowers bloom."(自然に起こることを表すが、日本語ほど主体性が強調されない)

"The tree is swaying."(こちらも状況を説明する形)

3. アニミズム的な発想の欠如

英語では、西洋文化における理性や科学視点が強く、自然現象や物には魂や意志が宿っているという考え方があまり言語表現に反映されていません。そのため、以下のような日本語特有表現英語に訳しにくい場合があります

日本語の例:

英語に訳すと、どうしても説明的になったり、「詩的」だと感じられたりすることが多いです。

4. 英語での詩的表現としての例外

もちろん、英語にも詩的な表現文学的な場面では自然や物に意志を持たせることがあります。このような手法は「擬人法(personification)」と呼ばれます

  • "The wind whispers through the trees."(風が木々を通ってささやく)
  • "The mountain beckons adventurers."(山が冒険者を呼び寄せる)

しかし、これらはあくま特別表現であり、日常会話では使われないことがほとんどです。

まとめ

日本語アニミズム的な影響から自然や物が主体として動作する表現が多い一方で、英語人間中心的で、主語を明確にしつつ状況を説明することが一般的です。この違いを理解することで、英語日本語の間の文化的思想的な違いをより深く学べますね!

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