重い甲羅を担いで修行すればかめはめ波くらい撃てるんじゃないかと、心のどこかで信じている自分が居る。子供の頃抱いていた全能感は、少しずつ時間をかけて削り取られてしまい、もうだいぶすり減ってきたけれど、それでもなお澱として残っている。自分が想像している自分と、実際の自分はだいぶずれている。特に自分が努力したことのない分野においてその乖離が激しい。自分は絵を描いたことはないけど、練習すればそれなりの絵を描けるような気がする。楽器でも同じで、練習すればそれなりに弾けるようになるんじゃないかと思う。スポーツでも、バスケは無理だけど野球はできそうな気がしている。バスケは昔やったことあるけど、野球はしたことないので。そして練習することはきっとないだろう。だから挫折することもない。そうしてちっぽけな全能感を守っている。
合気道あたりで気の勉強(武道的な体の使い方)したほうが早いぞ