何かの間違い https://syujisumeragi.hatenadiary.org/ http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss Hatena::Blog 天原誠(id:amamako あままこ)氏の論におおむね賛成だが、法的なエクスキューズが足りない。 https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20090125/1232869583 <p><a href="http://d.hatena.ne.jp/amamako/20090124/1232743732">http://d.hatena.ne.jp/amamako/20090124/1232743732</a></p><p>この無断撤去は器物損壊という犯罪である。<a class="keyword" href="https://d.hatena.ne.jp/keyword/%B5%FE%C5%D4%BF%B7%CA%B9">京都新聞</a>の記事では、はっきりと返却された写真の状態について触れられている。キャプションをお読みいただきたい。</p><br /> <p><blockquote>大学側が無断で撤去し、傷んだ状態で返却された性移行者らをモデルにした写真</blockquote></p><p><a href="http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009012500023&genre=C4&area=K00">http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009012500023&genre=C4&area=K00</a></p><br /> <p>写真を傷つけなければいいのかと言うかも知れないが、ある写真に傷がついていたときに、それが当局がつけたものなのか、あるいは展示中に他の人がつけたものなのかを証明するのは難しい。よってこの手の問題が起こりそうなときに「無断で」触るのはよろしくないのである。</p><br /> <p>ではどうしたら良かったのか?簡単である。<br /> <br /> </p> <ul> <li>物理的に撤去が可能な時間を期限として、撤去を要求する(たとえば「3時間以内に撤去しろ」)</li> <li>その時間をすぎたら当局側で撤去する</li> </ul><p><br /> 通告してから数時間なら組織的な抵抗も抑えられるであろう。まあ実際にやるにはこれ以外にもいろいろな工作が必要であろう。ただこれを押さえておけば「要求したにも関わらず撤去しなかった」ということになり、写真に傷がついたことに対する法的なエクスキューズとなりうる。</p><br /> <p>私有地を管理するにあたって、いちいち決定の理由を説明する必要はない。<a class="keyword" href="https://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%B7%B8%B6">天原</a>氏は「撤去の理由を述べなかったこと」ことが問題であるとしながら「理由を説明していたらまたダダをこねられて撤去が先延ばし」になることが問題だなどと言っているが、これはまったく意味不明である。</p><br /> <p>「強制」撤去は違法ではないのだ。「理由」など説明する必要もない。しかしそれでなお踏まなければならない手続きがある。</p> Sun, 25 Jan 2009 16:46:23 +0900 hatenablog://entry/17680117127057349322 「悪事をなかったことにしろ」と要望するバカな匿名ダイアラー https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20081129/1227893971 <p><br /> 遅刻した社員に反省文を読み上げさせ、その映像を<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/youtube">youtube</a>にアップロードした企業が攻撃を受けている。僕のスタンスは「とんでもない企業だが、抗議もやりすぎだろう」というのが正直な感想。</p><p>で、このたび<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%C5%C6%CC">電凸</a>と称して取引先に攻撃を仕掛けている連中が、そのお粗末な論理を自白した。</p><p><a href="http://anond.hatelabo.jp/20081127122415">http://anond.hatelabo.jp/20081127122415</a></p><p>これは野暮と言われようがきっちり反論しておかないといかんなあ。だって、少数ではあるけれど<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A5%D6">はてブ</a>のなかでも肯定しているバカがいるんだもの。</p><p>何がおかしいのか。それはこの「要望」にある。</p><p><blockquote>御社のような有名企業様が、取引先として名を連ねる事でこのような会社の信用を補強してしまっていることです。<br /> つきましては御社の信用上の問題もご勘案の上、削除の依頼を出していただけないでしょうか?</blockquote></p><p>事実として存在している取引関係を削除せよというのはまったく筋が通らない話である。仮に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%C5%C6%CC">電凸</a>先がこの匿名ダイアラーの要求を受け入れたとしたら、事実関係を隠そうとしていると逆に批判されかねない。<b><u>存在する事実をネット上から消し去れという要望のどこに正義があるだろうか。</u></b>個人情報が流出したから削除しろというなら分かる。しかしこれは企業と企業の商行為である。</p><p>たしかに削除を要望すること自体は違法ではない。合法である。しかしたとえば僕がこの匿名ダイアリーを書いた人に 「あなたの住所氏名を教えてください」「抗議のためにお電話さしあげたいので番号を教えてください」と要望することだって違法なことではない。だが正当な要求でもない。</p><p>仮にこの行為がファーストステップ社の悪事を取引先企業にに知らしめるためであったとしても、取引の実績を削除しろというような不当な要求では、対応した担当者が怒るのも当然である。</p><p><b><u>もしこれで取引先一覧から削除される企業があったら、逆に私は「どういう理由で削除したのか」と問い合わせの文書を送ることになろう。</u></b><br /> </p> <div class="section"> <h4>バカ晒し上げ</h4> <p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A4%CA%A5%D6%A5%C3%A5%AF%A5%DE%A1%BC%A5%AF">はてなブックマーク</a>から。</p><p><blockquote><a href="http://blog.hatena.ne.jp/y_arim/">id:y_arim</a> 勇者/引いているひとが多いのは、そういう電話の対応に苦慮することを実感している社会人だからではないだろうか。</blockquote></p><p>何が勇者じゃ。苦慮というか普通に「申し訳ございませんが削除を要請することはございません」という結論になると思う。というか有村さんは本当に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%EC%B5%FE%C2%E7%B3%D8">東京大学</a>出てるの?</p><p><blockquote><a href="http://blog.hatena.ne.jp/minami0119/">id:minami0119</a> やったことはまともだけど、「みんなも<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%C5%C6%CC">電凸</a>しろ」とか煽ってるからdisられてるんでないの?大人数で一斉に電話したらそりゃ迷惑でしょ。</blockquote></p><p>大人数で攻撃することはよくないけれど「やったことはまとも」ですか。どこがどうまともなんでしょうか。</p><p><blockquote><a href="http://blog.hatena.ne.jp/redriver/">id:redriver</a> ?何が悪いのか全然わからないんだけど・・・。みんな<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A4%CA%C2%BC">はてな村</a>らしく空気読んで<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D6%A5%B3%A5%E1">ブコメ</a>してるってこと?なんか気持ち悪いよ。小学生なのは明らかに※欄じゃん。え、ホントに本音なの?き、きもっ・・・ </blockquote></p><p>わからないならあなたが小学生です。厳然と存在する事実を隠すのは悪いことではないというなら、それはもはや宗教が違うのかも知れません。</p><p><blockquote><a href="http://blog.hatena.ne.jp/highcampus/">id:highcampus</a> こういう行為を感覚だけで拒否するのはやめた方が良いと思うなあ</blockquote></p><p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A4%CA%A5%D6%A5%C3%A5%AF%A5%DE%A1%BC%A5%AB%A1%BC">はてなブックマーカー</a>はあえてすべて説明しようとしていないようにも見えます。そのあたりが「感覚」で否定しているように見えるのかも知れません。<br /> できれば「取引の実績を削除せよという要望は不当である」という主張に対して反論をお願いしたい。</p> </div> Sat, 29 Nov 2008 02:39:31 +0900 hatenablog://entry/17680117127057349496 虚構か、現実か。 https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20081108/1226131879 <p><br /> sjs7くん、君は以前<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%E6%A4%C8%C9%F4">ゆと部</a>報に寄稿した「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A4%CA%A5%A2%A5%A4%A5%C9%A5%EB">はてなアイドル</a>列伝」という文章のなかで虚構、おふざけに自らの存在を賭けるという趣旨のことを語っていました。文脈から言って君が「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A4%CA%A5%A2%A5%A4%A5%C9%A5%EB">はてなアイドル</a>」と名指しした人や、君自身の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A4%CA">はてな</a>での言動が「虚構」であり「おふざけ」であるという意味なのでしょう。</p><br /> <p>しかし、君からブログで攻撃を受けたことで現実に傷ついている人がいます。ネット上で公然となっている範囲だけでも、君から攻撃を受けてブログを閉鎖した人がいる。君が虚構と称するものを私は虚構とは呼びません。</p><br /> <p>かくいう私も、結果的に2度ほど君のブログを「停止」させています。<br /> 君はブログを再開したことがあるので閉鎖ではなく停止といいます。</p><br /> <p>9月ごろ、君は「殴っても結構」「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%B7%BD%C9%B1%D8">新宿駅</a>西口の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%B0%A4%AF%CA%E2%C6%BB">動く歩道</a>の一番<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%B7%BD%C9%B1%D8">新宿駅</a>に近い側......で僕は待っています」などと発言しました。そのとき、私は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/110%C8%D6">110番</a>ほどの緊急性はないし警察署か交番に直接行くか……と警察に持っていくために直筆の文書を作成していたのです。<br /> 君が発言を撤回したとき、ほっとしました。私は虚構のなかにいるという意識はない。</p><br /> <p>もしかすると現実とて虚構かも知れません。しかし、世の中にはあなたのような意識を持った人ばかりでない。</p><br /> <p><blockquote>本物志向の価値観、「マジになれよ」という価値観にとことん反抗する。</blockquote></p><br /> <p>君は「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A4%CA%A5%A2%A5%A4%A5%C9%A5%EB">はてなアイドル</a>列伝」のなかでそう言いました。マジの人たちから逃げ、一切言及しないというのならともかく、「反抗」するのであればそれ相応の覚悟を持ってください。</p> Sat, 08 Nov 2008 17:11:19 +0900 hatenablog://entry/17680117127057349640 「殴っても結構」こそ目立ちたがりの発言ではないか。そうでないなら意図を語れ。 https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080911/1221132044 <p></p><p><a href="http://blog.hatena.ne.jp/sjs7/">id:sjs7</a>が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%B7%BD%C9%B1%D8">新宿駅</a>での「決闘」宣言はなかったことにするということなので、警察や警備会社への通報はとりあえず控えるとして。</p><br /> <p>前のエントリで僕は、同意があっても傷害罪が成立しうるのだから「殴っても結構」という発言は犯罪の教唆になると思われると書いた。そのうえでsjs7に対して、その発言の撤回と、そのことについて「率直な感想」を聞きたいと書いた。僕はsjs7が何を考えてああいうことを書いたのか聞きたいと思っている。別にそれは「殴られる側の同意があれば犯罪にならないと思っていた」「殴るというのもコミュニケーションの手段だと思っていた」というようなことでも良い。</p><br /> <p>そのことに対する説明なくして、<a href="http://blog.hatena.ne.jp/kajuntk/">id:kajuntk</a>さんに対して「ただ『注目されたい』だけの人間」呼ばわりもあるまい。はっきり言おう。目立ちたがりとはsjs7のことではないか。「ホームレスは死ねと本気で思っている人がいるのか確かめたい」という君の主張からは「殴っても構わない」という発言は導き出せない。だから僕はsjs7が目立つために人目をひくことを書いたという風に考えている。</p><br /> <p>そう言われたくないのであれば、まずあの発言に込められた思いを語るべきだ。文章にしにくいなら、実際に会って話すのでも構わない。</p><br /> <p>むろん僕は君に面会を強要することはできない。文書やメールであっても回答を強要することもできない。ただし、君が回答をよこさない場合において、僕はさまざまなルートを使って君を問いただすことになろう。僕は君が通っている大学を知っている。<b><u>君がブログで回答をよこさないのであれば、君の通う大学に事情を説明したうえで質問状を取り次いでもらうということもありうる。</u></b>この件については、徹底的に追及するつもりである。</p><br /> <p>ネットだけで完結させずに現実に動くという趣旨は結構だ。しかしsjs7がネットで見せているような「過激さ」をそのままリアルに持ち込むことはできない。「殴っても結構」発言について、きちんと筋を通して欲しい。</p> Thu, 11 Sep 2008 20:20:44 +0900 hatenablog://entry/17680117127057349746 違法行為を教唆したsjs7くん、ちゃんと責任を取ってもらおう https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080910/1221051259 <p><a href="http://blog.hatena.ne.jp/sjs7/">id:sjs7</a>と<a href="http://blog.hatena.ne.jp/kajuntk/">id:kajuntk</a>の罵り合い。<br /> 論争そのものはどうでも良いのだが、</p><br /> <p><blockquote>せめて俺に「死ね」と、目の前で俺の顔を見ながら言おうじゃありませんか?もちろんそう言ったからといって、別に僕が死ぬわけではありませんが、要するにあなたの「覚悟」のほどを知りたいんです。もし「言うだけじゃ満足できない。一発殴らせろ」って言うんなら、殴っても結構ですよ。</blockquote><a href="http://d.hatena.ne.jp/sjs7/20080908/1220877507">http://d.hatena.ne.jp/sjs7/20080908/1220877507</a></p><br /> <p>本人が殴って良いと言ったからといって実際に殴ったら必ずしも傷害罪を免れるわけではない。そう考えてみると殴ってよいと言っているのは犯罪を教唆しているということになる。</p><br /> <p>もちろん犯罪の教唆は実行にうつされない限り処罰されることはない。すなわちsjs7がネットだけでガタガタ言っている分には無害である。だが万一不測の事態があれば、殴った相手も、殴られたsjs7も処罰されることになる。つまり喧嘩両成敗となるということだ。</p><br /> <p>応じなかったkajuntkさんは普通の感覚を持っているといえるだろう。</p><br /> <p>sjs7の非常識さにはほとほと呆れる。俺もリアル対決は好きだが、せいぜい「抗議文を渡しにいきます」という程度である。</p><br /> <p>僕はとある非公開の場で「襲われないようじゃ評論とは言えない。批判された相手の心臓を貫くような文章を書きたい。」というようなことを言った記憶はある。そういうクォリティの高い批判をしたいと思ったことはある。事実に根ざした正論は、ときに相手に殺意を抱かせることもあろう。</p><br /> <p>しかし、具体的な論争の場で「殴って結構だ」とは絶対に言わない。なぜかといえば、自分の立場を考えない発言だからだ。sjs7は自分のことを考えよと言う。しかし、自分のことを考えていないのは、ほかならぬsjs7自身ではないのか。自分のことを考えているのに「殴って構わない」という発言が出てくるはずがない。</p><br /> <p>sjs7くん、君はもう大人だ。「責任」を取って以下のことをするよう要請する。<br /> <br /> </p> <ul> <li>殴ってよいという部分について、訂正線を入れること</li> <li>犯罪の教唆を行ってしまったことについて、君自身の率直な感想をブログに書き込むこと</li> <li>14日に俺と昼メシを食い、俺のお説教を聞くこと</li> </ul><p><br /> 12日夜までに回答をお願いしたい。</p> Wed, 10 Sep 2008 21:54:19 +0900 hatenablog://entry/17680117127057349918 ストリートビューよりはるかに怖いもの https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080811/1218381811 <p><br /> 「監視社会」に対するネット上の反応には奇妙な印象を受ける。ある情報が、個人に対する危険性を持っているのか、あるいは社会全体に対する危険性を持っているのかということを峻別していない。そして「気持ち悪い」だとかいうような感覚的な反応をしているように見えるのである。ある情報を使って実際に何ができるのか、どのように危険なのかということを細かく考えることが必要なのではないだろうか。</p><p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%C8%A5%EA%A1%BC%A5%C8%A5%D3%A5%E5%A1%BC">ストリートビュー</a>が持っているのは、社会全体に対する危険性である。すでに指摘されているように、泥棒が街をすべて歩かなくても盗みに入りやすそうな家を探すことができる。あるいは大げさな話をすると、どこかの国の軍隊が東京を占領しようと考えたときに使えるだろう。あのデータを使えば、実戦に近い形での演習をバーチャル空間で実施できるかも知れないからである。</p><p>その一方で個人に対する危険性はそれほど大きくはない。実は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%C8%A5%EA%A1%BC%A5%C8%A5%D3%A5%E5%A1%BC">ストリートビュー</a>で僕の自宅周辺も撮影されている。しかし、僕の自宅の画像だけで何かができるとも思えないのである。僕の自宅に誰が出入りしているか、僕が出勤・帰宅するのはおおむね何時ごろか、などといった情報を知るためには実際に自宅前に張り込むことが必要になろう。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%C8%A5%EA%A1%BC%A5%C8%A5%D3%A5%E5%A1%BC">ストリートビュー</a>ではこのようなことはできない。僕を気に入らない誰かが僕を狙ってきたときに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%C8%A5%EA%A1%BC%A5%C8%A5%D3%A5%E5%A1%BC">ストリートビュー</a>の情報が使えるかどうかというと疑問が残るわけである。建物の外観で生活水準を知ることができるというが、それはこれまでもできたことを素早くできるようにしたということである。</p><p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%C8%A5%EA%A1%BC%A5%C8%A5%D3%A5%E5%A1%BC">ストリートビュー</a>で顔が写ってしまった人が削除を求めたり訴訟を起こしたりしているが、それは文字通り「偶然」写ってしまった人たちによるものである。このプライバシー侵害はたしかに深刻な問題なのだろうけれど、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%C8%A5%EA%A1%BC%A5%C8%A5%D3%A5%E5%A1%BC">ストリートビュー</a>が持っている本質的な問題ではないと思う。</p><p>むしろ個人に対する危険性をはらんでいるのは、さまざまな施設に設置されている防犯カメラ、監視カメラといった存在である。全国のコンビニに置いてある防犯カメラの情報を集約・解析すれば、ある人がどこで生活しているのかを知ることができるだろう。駅に設置されている監視カメラの情報を集めれば、勤務先を推測する手がかりになる。最近では新幹線内にも防犯カメラが設置されているという。長期的に解析すれば、ある人の田舎(出身地)がどこなのかといったことまでも推測できるだろう。</p><p>幸いにしてこれらの情報は個人情報として厳重に管理されている(はずである)。監視社会反対を唱える市民団体のひとたちが質問状を出しており、それに関連したメディアからの取材で鉄道会社から「個人情報として厳正に取り扱う」という言質をとっているからだ。新幹線に防犯カメラが設置されたとき、ネット上で「やましいことはしてないからどんどん監視して欲しい」といった意見があったことは残念である。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%C8%A5%EA%A1%BC%A5%C8%A5%D3%A5%E5%A1%BC">ストリートビュー</a>なんかよりも、はるかにひとりひとりに対する深刻な脅威になりえる情報だからである。</p> <div class="section"> <h4>関連情報</h4> <ul> <li><a href="http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51342921.html"><u><b> "日本でも話題のグーグル・ストリートビュー" 米で「自宅内を公開された」訴訟→グーグル「現代社会にプライバシーない」</u></b></a> <ul> <li>2ch系ブログ。「気味が悪い」「気分悪い、不安がある」などの意見が散見される。</li> </ul></li> <li><a href="http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/985478.html"><u><b>新幹線「N700系」に、防犯カメラ設置→「善良な市民を監視することが正当化されるのか」と市民団体が批判…朝日新聞</u></b></a> <ul> <li>2ch系ブログ。新幹線への防犯カメラ設置に賛成し、市民団体側を批判する意見が数多く紹介されている。</li> </ul></li> <li><a href="http://www009.upp.so-net.ne.jp/kansi-no/"><u><b>監視社会を拒否する会</u></b></a> <ul> <li>市民団体のサイト。「資料」でコンビニや鉄道の監視カメラに対する質問状や回答を見ることができる。</li> </ul></li> </ul> </div> Mon, 11 Aug 2008 00:23:31 +0900 hatenablog://entry/17680117127057350040 「ネット族議員」化する松下政経塾出身者 https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080714/1216039332 <div class="section"> <h4>有害サイト規制の要所で見かける<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%BE%B2%BC%C0%AF%B7%D0%BD%CE">松下政経塾</a>出身の議員</h4> <p><br /> 今年六月に成立した有害サイト規制法には、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%BE%B2%BC%C0%AF%B7%D0%BD%CE">松下政経塾</a>に関係する国会議員が与えた影響が大きい。私の言う<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%BE%B2%BC%C0%AF%B7%D0%BD%CE">松下政経塾</a>に関係する議員とは、同塾出身の議員のほか、同塾出身の議員を明瞭に、かつ組織的に支持する国会議員のことを指す。したがって、2005年の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CC%B1%BC%E7%C5%DE">民主党</a>代表選で<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C1%B0%B8%B6%C0%BF%BB%CA">前原誠司</a>を支持した<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CC%B1%BC%E7%C5%DE">民主党</a>内のグループ「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CE%BF%B1%C0%B2%F1">凌雲会</a>」に所属する議員は同塾に関係する議員である。</p><p>自民・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CC%B1%BC%E7%C5%DE">民主党</a>で法案作成のトップは同塾関係者が務めている。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%AB%CD%B3%CC%B1%BC%E7%C5%DE">自由民主党</a>の青少年問題委員長は同塾出身の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%E2%BB%D4%C1%E1%C9%C4">高市早苗</a><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%B0%B1%A1">衆院</a>議員が務め、法案作成の「中心的な役割」を果たしているとして<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AA%A1%BC%A5%DE%A5%A4%A5%CB%A5%E5%A1%BC%A5%B9">オーマイニュース</a>のインタビューを受けた。これはよく知られているところであろう。また、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CC%B1%BC%E7%C5%DE">民主党</a>の「違法・有害サイト対策プロジェクトチーム」の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%BE%CB%DC%B9%E4%CC%C0">松本剛明</a>座長、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%E2%B0%E6%C8%FE%CA%E6">高井美穂</a>事務局長の両名は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CE%BF%B1%C0%B2%F1">凌雲会</a>に所属している。</p><p>そして国会においても同塾に関係する議員がさまざまな影響力を行使している。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%B0%B5%C4%B1%A1">衆議院</a>の青少年問題特別委員会は同塾出身の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%BC%CD%D5%B8%F7%B0%EC%CF%BA">玄葉光一郎</a><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%B0%B1%A1">衆院</a>議員が務めている。国会の委員長は委員会を代表し、議事の整理、秩序保持を職務としており、具体的には委員会の日時の設定、討論時間の制限などの権限が与えられている。玄葉委員長が具体的にどのような役割を果たしたかについて公表された資料に記述はないが、ある委員は法案審議の最後で「委員長の労を多とする」と発言している。そして、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%B2%B5%C4%B1%A1">参議院</a>では<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CE%BF%B1%C0%B2%F1">凌雲会</a>所属の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%BE%B0%E6%B9%A7%BC%A3">松井孝治</a>議員が付帯決議案を提出し、可決されている。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%B2%B5%C4%B1%A1">参議院</a>では議案に対して修正が加えられておらず、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%B2%B5%C4%B1%A1">参議院</a>としての意思表示は松井議員提出の付帯決議だけである。松井議員は審議の際、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%B0%B5%C4%B1%A1">衆議院</a>から出席した<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%BE%CB%DC%B9%E4%CC%C0">松本剛明</a>氏、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%E2%B0%E6%C8%FE%CA%E6">高井美穂</a>氏に対して積極的に質問している。言い方は悪いが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CE%BF%B1%C0%B2%F1">凌雲会</a>出身者による茶番劇のようにさえ見えてしまう。<br /> <br /> </p> </div> <div class="section"> <h4>20年前に「ネットの政治利用」に論及していた<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%BE%B2%BC%C0%AF%B7%D0%BD%CE">松下政経塾</a>出身者</h4> <p>今回の有害サイト規制法案で<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%BE%B2%BC%C0%AF%B7%D0%BD%CE">松下政経塾</a>出身者が主導的な役割を果たしたのは、他の議員よりもネット社会に通じているからだと考えられる。なおここでいう「ネット」とはインターネットに限らず、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%BD%A5%B3%A5%F3%C4%CC%BF%AE">パソコン通信</a>も含む。同塾は1985年(昭和62年)に国内での<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%BD%A5%B3%A5%F3%C4%CC%BF%AE">パソコン通信</a>の実験を始め、1987年には国際的なネットワークの実験を始める。そして1988年には実際にネットワークが稼動を始めたようである。</p><p>同塾は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%BE%B2%BC%B9%AC%C7%B7%BD%F5">松下幸之助</a>が掲げた「衆知を集める」という言葉のもと、明確な目的を持って<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%BD%A5%B3%A5%F3%C4%CC%BF%AE">パソコン通信</a>を導入したのである。1989年に出版された「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%BD%A5%B3%A5%F3%C4%CC%BF%AE">パソコン通信</a>はあなたの組織を変革する」という書籍がある。著者は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%BE%B2%BC%C0%AF%B7%D0%BD%CE">松下政経塾</a>の塾生であった宇佐美泰一郎氏と木村孝氏である。この書籍によると、同塾の講義の内容をオンラインで見れるようにしたほか、海外研修に行った塾生たちの連絡手段として利用したという。著者は、パソコンに触ったこともない講師・塾生たちに「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%AF%B7%D0">政経</a>ネット」を広げるための苦労を語っている。</p><p>驚くべきことに、この本を読むと、著者たちがネットを政治に利用できると認識していたということにある。いわく、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%E1%A5%EA">アメリ</a>カの地方議会の選挙にあたって、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%BD%A5%B3%A5%F3%C4%CC%BF%AE">パソコン通信</a>上で立候補者のひとりが議論に参加したという。そして議論を見て感銘を受けた人たちがおり、彼らは<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%BD%A5%B3%A5%F3%C4%CC%BF%AE">パソコン通信</a>上での議論をプリントアウトして配り歩き、最終的にその候補者が当選したというものである。この<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%BD%A5%B3%A5%F3%C4%CC%BF%AE">パソコン通信</a>は、もともと過疎の村を再生するために設けられたものだったという。<br /> <br /> </p> </div> <div class="section"> <h4>「ネット<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C2%B2%B5%C4%B0%F7">族議員</a>」化はこれから</h4> <p><br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%BE%B2%BC%C0%AF%B7%D0%BD%CE">松下政経塾</a>に関係する議員たちは、なんらかの思想を持って<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%CD%A5%C3%A5%C8%B5%AC%C0%A9">ネット規制</a>に乗り出しているのだろうか。その可能性はゼロではないだろうけれど、かなり低いと思う。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%BF%CC%EE%C5%DE">与野党</a>の調整の結果、最終的には国家の介入がなくなった。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C4%AE%C2%BC%B4%B1%CB%BC%C4%B9%B4%B1">町村官房長官</a>が懸念を表明するほどだ。同塾関係者が何らかの思想に基づいて一致団結しているのなら、こうはなるまい。</p><p>ただし、サイトを評価して審査料を取るという「利権」的な部分は厳然として残っている。審査料はかなりの高額で、一社あたり100万円近くになるという。これでは個人がつくったサービスは「健全サイト」認定を受けることができない。結果として、子供向けになんらかのサービスを提供しようとするのであれば、すでに健全サイト認定を受けているサービスに対してお金を払ってやったほうが良いということになる。こうしてインターネット界は利権のピラミッドのなかに組み込まれていくことになるだろう。</p><p>パソコンやネットに詳しい同塾の関係者たちは「ネット<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C2%B2%B5%C4%B0%F7">族議員</a>」になる力を持っている。この問題に関連するエントリのブックマークに「こういった法律の問題はいわゆる<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AE%A1%BC%A5%AF">ギーク</a>たちしか知らないわけで、彼らと交流のある政治家がほとんど居ない。」というという意見があったが、これは見当はずれである。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%B2%B9%CD%BF%CD">参考人</a>として国会に出席した楠正憲さんは「野党」の質問によって法文のあいまいな部分の「輪郭がくっきりした」と評価している。しかし楠さんが指していると思われる質問をしたのは同塾の関係者である松井議員なわけである。彼らはネットのことを知っている。</p><p>これから、同塾に関係する国会議員たちにどういう風にお金が流れるのか、しっかり監視していこう。<br /> <br /> </p> </div> <div class="section"> <h4>関連サイト</h4> <ul> <li><a href="http://ict.cocolog-nifty.com/"><b><u>情報通信政策 Watch</u></b></a> <ul> <li>「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%BD%A5%B3%A5%F3%C4%CC%BF%AE">パソコン通信</a>はあなたの組織を変革する」の著者で<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%BE%B2%BC%C0%AF%B7%D0%BD%CE">松下政経塾</a>出身の木村孝氏のブログ。同氏は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C1%ED%CC%B3%BE%CA">総務省</a>の情報通信審議会のメンバーである。</li> </ul></li> <li><a href="http://d.hatena.ne.jp/mkusunok/"><b><u>雑種路線でいこう</u></b></a> <ul> <li>楠正憲氏のブログ。6月10日のエントリで「野党の先生方」の質問を讃えている。</li> </ul></li> </ul> </div> Mon, 14 Jul 2008 21:42:12 +0900 hatenablog://entry/17680117127057350149 「代わりの人でも良かった。けれどそこに居たのはあなただけです」という承認の形 https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080706/1215271756 <p><br /> 女の子に告白して振られるのは「負け」ではない。そんなことを考えたのは、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A4%CA%C6%BF%CC%BE%A5%C0%A5%A4%A5%A2%A5%EA%A1%BC">はてな匿名ダイアリー</a>で振られることを「負け」と表現しているものを見たからである。もちろん女の子に振られたらショックを受けるのは分かる。けれどもショックを受けることはイコール負けではない。負けというなら何かの勝負をしていたはずだが、この場合には、何に対して勝ったか負けたかというのかが不明瞭だ。対象の存在しない勝負事など存在しない。ひょっとして彼女がいることが勝ち組という価値観に負けたとでも言いたいのか。あるいは相手の女の子に対して負けたとでも言いたいのか。いずれにせよ本質を見誤った考え方だと思う。</p><p>もし、彼女がいるのが勝ち組という価値観に「負け」たのだとしたら、それは振られたときではなく、ショックを受けて次の相手を探す気力がまったくなくなってしまったときである。世間は誰が何回振られようがそれほど重視はしない。それでいちいちショックを受けてしまうのは、傷つきやすいというよりは自意識過剰というものであろう。</p><p>また、女の子に対して「負け」たのだとしたら、それは振られたときではなく、その子をかけがえのないものと思った瞬間だ。すなわち、恋の駆け引きに負けたということである。ある女の子をかけがえのないものだと思えたということは、その子と心地の良いコミュニケーションがあったのだろう。女なんていくらでも代わりがいると達観してしまっているならば、たとえ告白の結果がどんなことになろうがショックは受けないはずだ。女の子に対して「負け」たのなら、ショックを受けたり恨みつらみを言うのではなくて、土下座して「楽しい時間をありがとうございました」と言っておいたほうが良いと思う。そのほうが健康にも良い。</p><p>それに、振られようが振られまいが相手から代替不可能な個人として承認されているかどうかは関係がない。要は相手の時間軸、物語のなかで位置づけられているかどうかである。告白された女の子が、その女友達たちに「実は昨日、××くんから告白されたの」と言った時、その中に入る個人名は代替不可能である。虚言癖でもない限りは告白してきていない△△くんの名前が入ることはないのである。ただしこれだと代替不可能であるが、まだ承認されたとまでは言えないかも知れない。相手の女の子から告白してきたたくさんの人間のひとりとして認識され、その後思い返されることがないかも知れないからである。そうした意味で、告白それ自体ではほとんど意味をなさない。それよりもふたりがどのような道を歩んできたかであろう。</p><p>けだし、ほとんどの人間は、その機能面において代替が可能である。「洋服を買ってくれる」とか「会う」「セックスする」というような個々の行為は、ぶっちゃけた話をすると他の人にお願いすることができる。しかし「この洋服をどこどこで買ってくれたのは××くん」「精神的にキツかった時期にちょこちょこ会ってくれたのは△△くん」というように過去のできごととなったものはもはや個人名を書き換えることは不可能になる。それがその人の人生の物語のなかに位置づけられたとき、その行為をなした人は代替不可能な個人として承認されたと言えると思うのだ。すなわち特殊な能力を持たない「普通の人」は、ある瞬間において代替不可能な個人であるのではない。告白が承諾されるか否かに気を病む暇があるのなら、女の子にとって代替不可能な個人となれるように振舞うべきだと思う。</p><p>恋愛による承認欲求は独占欲であってはならない。自分の知っているある人は、恋人が他の男と出歩くことに異常な嫉妬を感じていたようである。恋人の仕事での付き合いにまで口を出したらしく、ケンカにもなったようである。結局数ヶ月で別れた。代替不可能な個人として承認されることと、相手を独占することを間違えてはならないと思う。</p> <div class="section"> <h4>関連エントリ</h4> <ul> <li><a href="http://anond.hatelabo.jp/20080703133402"><u>「女の方が自信過剰の勘違い高望み馬鹿が多い」説をモデルで考える</u></a> <ul> <li>最後の方で告って振られていく男のことを「負けが込んでいく」と表現している。</li> </ul></li> <li><a href="http://d.hatena.ne.jp/thir/20080627/p1"><u>非承認型社会「日本」へようこそ</u></a> <ul> <li>承認とは「自らが他の誰とも代替不可能な存在として認められることを指す」という部分にインスパイアされた。</li> </ul></li> </ul> </div> Sun, 06 Jul 2008 00:29:16 +0900 hatenablog://entry/17680117127057350285 本当はアマチュアも無償で商品を作ってはならない https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080626/1214490724 <p>いろいろな条件つきではあるけれど、根本的な部分においては、ア<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%C1%A5%E5%A5%A2">マチュア</a>も無償で物を作ってはならないと思う。「プロは無償で商品を作ってはならない」という<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%AD%C2%BC%CD%AA">有村悠</a>さんの問題提起を読みながらそう思った。<br /> 有村さんのエントリに対してはさまざまな観点から批判が加えられ、有村さんも「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%AB%B8%CA%C8%E3%C8%BD">自己批判</a>」エントリを書いている。「プロ」についての議論はひと段落していると言えるだろう。<br /> ここで私はブログで寝言を垂れ流している「文章のア<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%C1%A5%E5%A5%A2">マチュア</a>」としての立場から議論を提起しよう。<br /> 有料の同人誌などをつくって配布するときに、印刷にかかった原価だけのような値段のつけかたをすべきではない。不当に高い値段をつける必要はないが、かけた手間に応じて相応の対価を求めるべきだと思う。<br /> 文章を書くのにかけた時間を無償としてはならない。「無償で商品をつくってはならない」というのはそういうことである。<br /> なお、ブログはプロモーションなどの他の利益があるときにあえて直接現金はとらず、無償で提供するものであるが、本論とはあまり関係がないので触れない。<br /> ここで私の言うア<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%C1%A5%E5%A5%A2">マチュア</a>という言葉の定義を明らかにしたい。私は流通形態によって形式的に「商業」「インディーズ」などという分類はしない。その代わりにここでは「資本主義の論理で動いており、かつ、実際にその活動によって生計を立てることができている」ということをプロと定義したい。ア<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%C1%A5%E5%A5%A2">マチュア</a>はいずれにもあてはまらない存在である。<br /> ちなみに、資本主義の論理で動いているが生計を立てそこなっているのは「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%EF%A5%CA%A5%D3%A1%BC">ワナビー</a>」(WANNABE=want to be 転じて、なりたいだけの人)であり、資本主義の論理では動いていないにも関わらず、生計を立てることができているのは「(売れっ子)芸術家」であるが、ここでは詳述しない。<br /> 対価を求めろといいながら資本主義の論理で動いているのではないのがア<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%C1%A5%E5%A5%A2">マチュア</a>だというのは矛盾しているように見えるかも知れない。しかし、後述のようにそれは矛盾するものではない。そして、この基準で考えてみたほうが、プロとアマの違いをより良く理解できると考えるのである。<br /> 「買う人がいないから値段を下げる」という行動は資本主義的な論理である。それは需要と供給のバランスという<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%D4%BE%EC%A5%E1%A5%AB%A5%CB%A5%BA%A5%E0">市場メカニズム</a>に基づくものだからだ。商売の原則としてあまりにもあたりまえのものであるから、それが資本主義の論理であると分からない人もいるかも知れない。<br /> そして、自称ア<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%C1%A5%E5%A5%A2">マチュア</a>の人たちが無償でモノを提供するとき、本人の主観はどうあれ、実はこの資本主義の論理に飲み込まれてしまっていると考えられるのである。<br /> 道楽でやっているから無償で、あるいは安い値段で提供する──このような物言いはよく聞く。しかし、なぜ趣味や道楽でやっているものは値段が下がるのか。<br /> 趣味や道楽でやっているものは商業よりも質が劣るから値段が安くなるという言い方もあるかも知れない。本当に道楽や趣味でやっているものが品質的に劣るのかどうかはともかく、仮に趣味や道楽でやっているものは品質が劣るとしよう。ではなぜ品質が劣るものの値段が下がるのかというと「質の低いものを買う人は少ないから」値段が下がるのだということになる。<br /> すなわち、需要と供給のバランスによって価格が設定されているということである。<br /> 自称ア<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%C1%A5%E5%A5%A2">マチュア</a>のひとたちは無償かそれに近い形で製作物を提供することで、プロと一線を画していると思うかもしれない。しかし、意識的か無意識的かは知らないが、資本主義の論理に組み込まれてしまった人たちを、本当のア<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%C1%A5%E5%A5%A2">マチュア</a>とは呼びたくない。<br /> 労働の対価を求めるのは、プロ、アマを問わず当然の行為である。それは資本主義とは直接関係がない。<br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B6%A6%BB%BA%BC%E7%B5%C1">共産主義</a>は生産手段の共有によって資本家による搾取を防ごうと考えるが、労働の対価そのものを否定しているものではない。無償での奉仕を善とするのは、なにかの宗教である。<br /> ではプロとアマの違いなんだろうか。それは、労働の対価を求めた結果として、それを実際に得られるかどうか、そしてそれで生計を立てていける金額に達するかどうかの違いである。すなわち、プロとアマはその結果において異なっているのであって、行為において違うのではない。ア<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%C1%A5%E5%A5%A2">マチュア</a>が時間をかけて物を作ったのなら、その労働時間に見合った分の値段をつけるべきである。<br /> 値段をつけた結果、売れなかったら苦しいかも知れない。痛みを感じるかも知れない。しかし、そうすることでしか、なにかを生み出すことの喜びが生まれないのではないかと思う。<br /> 自分が製作したものを有償提供するインフラは整っている。それは<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B3%A5%DF%A5%C3%A5%AF%A5%DE%A1%BC%A5%B1%A5%C3%A5%C8">コミックマーケット</a>(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B3%A5%DF%A5%B1">コミケ</a>)などのイベントである。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B3%A5%DF%A5%B1">コミケ</a>においては、漫画のみならずさまざまな自主制作物を出品することができる。「情報・評論」というジャンルで評論誌を販売している事例もある。<br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B3%A5%DF%A5%B1">コミケ</a>への出展は、自分で出版社を起業して書店に営業周りして……という苦労をせず、はるかに簡単に製作物を販売することができる。動画や音楽ならCD―ROMに焼いて販売する。<br /> また、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B3%A5%DF%A5%B1">コミケ</a>によらず、インターネットをつかって通<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%AE%C8%CE">信販</a>売をするということもできるだろう。<br /> 残念なことに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A3%B2%A4%C1%A4%E3%A4%F3%A4%CD%A4%EB">2ちゃんねる</a>や<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%CB%A5%B3%A5%CB%A5%B3%C6%B0%B2%E8">ニコニコ動画</a>などは資本主義の論理によって動いている。以前のエントリで書いたように「疎外」から解放することも可能であるが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%D2%A4%ED%A4%E6%A4%AD">ひろゆき</a>達による「搾取」の構図はそう簡単には崩れないだろう。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A3%B2%A4%C1%A4%E3%A4%F3%A4%CD%A4%EB">2ちゃんねる</a>は、大量の人が集まることで<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%CC%CF%C0%C9%F7%C8%AF">談論風発</a>、そしてネタを触発するインフラである。これを握っている<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%D2%A4%ED%A4%E6%A4%AD">ひろゆき</a>は強い。<br /> いっそのこと、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A3%B2%A4%C1%A4%E3%A4%F3%A4%CD%A4%EB">2ちゃんねる</a>は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B3%A5%C6%A5%CF%A5%F3">コテハン</a>をつかって宣伝・営業をする場だと割り切ってしまったほうが気分が良いかも知れない。<br /> さて、結論をまとめる。ア<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%C1%A5%E5%A5%A2">マチュア</a>だからといって対価を求めないという姿勢はやめよう。自分がかけた製作時間に応じて値段をつけ、売ることによって対価を得るという構えを見せよう。そうやっても生計を立てられるほどのお金を得ることはできない。それがア<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%C1%A5%E5%A5%A2">マチュア</a>だ。そこで売ろうとして資本主義のルールに乗っかり、安い値段で製作物を提供してはならない。</p> <div class="section"> <h4>関連エントリ</h4> <p><br /> <a href="http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20080620/1213943040"><u>プロは無償で商品を作ってはならない</u></a> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%B0%B1%BA%B7%F2%C2%C0%CF%BA">三浦健太郎</a>氏がイラスト作成を無料で引き受けたことに対する<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%AD%C2%BC%CD%AA">有村悠</a>さんの批判。</p><p><a href="http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20080621/1214095147"><u>自己批判してみるよ</u></a> 上記エントリに対する批判を受けて書かれたもの。</p><p><a href="http://d.hatena.ne.jp/syujisumeragi/20080624/1214297611"><u>「嫌儲」と「疎外されたネタ生産」</u></a> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A3%B2%A4%C1%A4%E3%A4%F3%A4%CD%A4%EB">2ちゃんねる</a>などの出版では、参加者が「疎外」されているとする、俺のエントリ。</p> </div> Thu, 26 Jun 2008 23:32:04 +0900 hatenablog://entry/17680117127057350394 「嫌儲」と「疎外されたネタ生産」 https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080624/1214297611 <p><br /> ──<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%CB%A5%B3%A5%CB%A5%B3%C6%B0%B2%E8">ニコニコ動画</a>なんか知るか。<br /> <br /> </p> <div class="section"> <h4><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A3%B2%A4%C1%A4%E3%A4%F3%A4%CD%A4%EB">2ちゃんねる</a>系の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%DE%A4%C8%A4%E1%A5%B5%A5%A4%A5%C8">まとめサイト</a>、出版が中心の話です</h4> <p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A3%B2%A4%C1%A4%E3%A4%F3%A4%CD%A4%EB">2ちゃんねる</a>系の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%DE%A4%C8%A4%E1%A5%B5%A5%A4%A5%C8">まとめサイト</a>や出版は嫌われるのは、コミュニティの参加意識を無視することが最大の原因である。僕はそういうふうに考えている。簡単に言ってしまえば、編集・出版過程において書き込みに参加したたちの感情や思い入れが無視されるということである。<br /> 僕も自分が匿名で書き込んだスレッドが<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A3%B2%A4%C1%A4%E3%A4%F3%A4%CD%A4%EB">2ちゃんねる</a>系のブログに紹介されたことがある。そこで感じたのは、レスの抽出の仕方にはブログの運営者の主観が出ているということである。もちろん編集の際に主観が混ざるのはやむを得ないことである。しかし、その編集過程は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D6%A5%E9%A5%C3%A5%AF%A5%DC%A5%C3%A5%AF%A5%B9">ブラックボックス</a>である。もしこれが投票による「人気のあるスレッド」が紹介されたというであれば、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C9%D4%CB%DC%B0%D5">不本意</a>だとは感じず、むしろ自分の参加したスレが高評価だったということで喜びすらしたかも知れない。あるいはスレッドそのものの選定はサイト運営者の意思によるものであったとしても、そのなかで一番笑えたレス、感動したレスに投票できるのであれば<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C9%D4%CB%DC%B0%D5">不本意</a>だとは思わなかったかも知れない。<br /> しかし現実の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A3%B2%A4%C1%A4%E3%A4%F3%A4%CD%A4%EB">2ちゃんねる</a>系ブログに対しては、どうしても<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C9%D4%CB%DC%B0%D5">不本意</a>だという気持ちが抑えられなかった。残念ながら僕が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A3%B2%A4%C1%A4%E3%A4%F3%A4%CD%A4%EB">2ちゃんねる</a>に書き込んだレスが書籍に掲載されたことはないが、仮に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C9%D4%CB%DC%B0%D5">不本意</a>な形で引用されたまま出版にまで至ったら、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C9%D4%CB%DC%B0%D5">不本意</a>さを通り越して怒りを感じたであろう。怒りの本質は、ネタを生み出すことによる喜びが踏みにじられることによるものである。<br /> これは左翼用語を使うなら「疎外」だ。<br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A3%B2%A4%C1%A4%E3%A4%F3%A4%CD%A4%EB">2ちゃんねる</a>系ブログや出版の問題で「儲け」の部分を争点とすべきではないという意見がある。この論者によれば、他人が儲けることを攻撃するのは、資本主義というものを理解していないというのである。<br /> しかし、ことの本質が「疎外」であるならば、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B7%F9%CC%D9">嫌儲</a>は、きわめて明瞭に、モノ(ネタ)を作り出すことの喜びを奪った「資本主義」に対するアンチテーゼとして捉えることができる。すなわち「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B7%F9%CC%D9">嫌儲</a>」は骨の髄まで反資本主義的であると言えるのだ。彼らに対して、いまは資本主義の世の中なんだから……などとしたり顔で語ってもお話にならない。有無を言わさず徹底的に弾圧する側にまわるか、疎外の問題に対して真摯に向き合うかである。<br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A3%B2%A4%C1%A4%E3%A4%F3%A4%CD%A4%EB">2ちゃんねる</a>系の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%DE%A4%C8%A4%E1%A5%B5%A5%A4%A5%C8">まとめサイト</a>や出版は、これまでのような編集者による編集がなじまない世界である。従来の出版物であれば執筆者と編集者の一対一の議論が可能だった。<br /> 最近、漫画家と編集者との対立が言われている。しかし、いくら対立があったとしても、漫画家の側が編集者との話し合いに加わることすらできないということはありえない。<br /> 従来の出版物のなかでインターネットの編集方式に一番近いものがあるとすれば「読者投稿欄」であると思われる。これは投稿されたハガキに対して、編集部が採用・不採用を自由に決めている。これは、投稿者は編集者の意のままにされていたと言えるだろう。<br /> だがこれは編集部がコンテンツを「生み出す」段階から参加しているのである。だからこのシステムによって、投稿者がネタを生み出すことの喜びを奪われたとは感じない。あくまでも生み出したネタが評価された、されなかったという苦しみである。<br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A3%B2%A4%C1%A4%E3%A4%F3%A4%CD%A4%EB">2ちゃんねる</a>においては、自分なりにスレの空気を読み、そのうえで自分の意見を書き込む。すなわち、スレッドの流れそのものを自分で生み出そうとする意図が働いている。それがあとから来た第<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%B0%BC%D4">三者</a>によって好き勝手に編集され、あげくのはてに出版されてしまえば、そこに「疎外」を感じてしまうのは当然のことと言えよう。 <br /> もちろん、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A3%B2%A4%C1%A4%E3%A4%F3%A4%CD%A4%E9%A1%BC">2ちゃんねらー</a>の手前勝手な意見をすべて呑んでいたら「商業出版」の体をなさないだろう。どんなに盛り上がっているスレッドであっても、参加しているのはせいぜい数千人であろう。それは数十万、数百万部単位で行われる出版とはまったく性質を異にするものだ。<br /> また、スレッドに参加している人間は、多少なりともそのスレッドに対する愛着が生まれるであろう。したがって、スレに参加している人間はどのスレを出版すべきかということについて公正中立な判断ができない。したがって、そもそもどのスレッドを出版するかという部分においては、スレッドに参加している者の意見を聞いていたら基準がブレる。編集者・出版社の判断によって出版するかどうかを決めるべきなのだ。<br /> また、どのレスを引用すべきかということについては スレッドへの参加者がそのテーマに対して持っている考えによって大きく見解が変わる。それに自分の意見に近いものほど、印象に残るからだ。どんなに公正中立になろうとしても「自分の意見に対して有効であると思える反論」を重視してしまう嫌いがある。そして自分が重要だと考える論点が掲載されなかった場合、それは強い不満となるだろう。まったく違う意見の持ち主から話を聞いてレスを選んでいったら、ほとんどのレスが掲載されることになる。出版としての体をなさなくなる。<br /> しかしそうは言っても、技術的な改善、そして意を尽くしたコミュニケーションによって、「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B7%F9%CC%D9">嫌儲</a>」を「疎外」から解放すべきだ。まず、出版されると決まったら出版の対象となるすべてのログを公表する。そして各レスの脇には<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C1%A5%A7%A5%C3%A5%AF%A5%DC%A5%C3%A5%AF%A5%B9">チェックボックス</a>を表示し、笑えるレス、感動したレスなどに投票できるようにする。もちろん、投票結果を不満に思うものもいるだろうが、それでも編集者の独断(と思われているもの)よりは正当性を持つであろう。そして編集者・出版社はその投票結果を見ながら編集をしていく。どうしても倫理上問題があって掲載できない部分については、その旨きちんと伝えていく。そういうことである。</p> </div> Tue, 24 Jun 2008 17:53:31 +0900 hatenablog://entry/17680117127057350530 快楽殺人かどうかは関係なく、酒鬼薔薇は「荒波世代」を語るうえでの重要な事件である。 https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080623/1214211324 <p><br /> 前回のエントリに対するブクマコメントで、いくつか指摘があったので答えておく。</p><p><blockquote><br /> <a href="http://blog.hatena.ne.jp/nessko/">id:nessko</a><br /> 他の同年代が起こした事件は知らんが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%F2%B5%B4%E9%AC%E9%AF">酒鬼薔薇</a>は性的な動機による殺人だったでしょ? あれを世代論で語ろうとしたのがまちがいだったんだよ。</blockquote><blockquote><br /> <a href="http://blog.hatena.ne.jp/michiko78/">id:michiko78</a><br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%F2%B5%B4%E9%AC%E9%AF">酒鬼薔薇</a>は動物解剖で初めて性的興奮に目覚めた、快楽殺人者だったと言う、重要な点が欠落しているエントリー/<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%F2%B5%B4%E9%AC%E9%AF">酒鬼薔薇</a>世代などと言う、言葉の濫用こそが問題</blockquote></p><p>僕は前回のエントリで少年Aの性癖に関する記述を書かなかった。それはあえて書いていないのだ。なぜならば、それは僕の世代論を語るうえで必要がないと考えたからだ。</p><br /> <p>快楽殺人だから世代論として語れないというのは間違っている。</p><p>まず、マスメディアは彼の小学校のころの卒業文集、犯行前後にノートに書いていたこと、そして周囲に語ったことなどを活字にした。彼の本意がどこにあるかはともかく、人の生命に特別な意味はあるのかという問いは転じて「なぜ人を殺してはならないのか」というふうになった。それがメディアを通じて同世代、そして同時代人に伝わったのはご存知の通りである。僕は前回のエントリで、行為そのものよりも、それを同世代の人間としての僕がどう受け取ったということを語っているのだ。</p><p>また、快楽殺人鬼だからといって同世代の人とまったく違った考え方を持っているとは思えないということだ。</p><p>もちろん、彼の犯罪行為そのものは快楽殺人である。言ってみれば「下半身」が引き起こしたものだ。そんなことは百も承知である。彼が被害者である児童の首を締めたときに射精したことが報じられたこと、性的<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%C7%A5%A3%A5%BA%A5%E0">サディズム</a>が原因であると家裁の審判においても触れられたことは事件当時の報道や書籍を読んで知っている。彼が起こした犯罪行為は、彼の特殊性に基づくものだと言えるだろう。ありていに言えば、普通ではない。</p><p>しかし、少年Aが<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%E5%BF%C0%C2%E7%BF%CC%BA%D2">阪神大震災</a>に絡めて、村山首相に対するテロ宣言とでも言うべきものを書いたのは、彼がそのような性癖を持っていたからではなかろう。卒業文集は一般的に教師の検閲が入るものだ。その検閲を通ったということは、当時、教師でさえも認めざるをえないほどの深い悲しみと怒りが社会一般に広がっていたからだと考えられるからだ。つまり、彼は当時の社会のなかで普通の少年として<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%E5%BF%C0%C2%E7%BF%CC%BA%D2">阪神大震災</a>に対する感想を書いているのだと思う。これは同世代の発言である。</p><p>たくさんの無辜の人が死んだ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%E5%BF%C0%C2%E7%BF%CC%BA%D2">阪神大震災</a>があったということ。そして首相に対する発言や、人の命はゴキブリと同じという発言。そこには一貫して人間の命に対する「軽さ」を感じる。</p><p>少年院を出たあとの彼は発言をしていないから本心でどう思っていたのかは結局のところ想像に過ぎない。けれど、その「思想」自体は彼を殺人に駆り立てた性欲の本体ではないということだけはたしかだ。文意からは彼が当時おかれていた状況を受けて考えていたこと──少なくともその断片──だと思われるのである。</p><br /> <p><span style="font-style:italic;"><a href="http://d.hatena.ne.jp/syujisumeragi/20080622/1214112181">&#x524D;&#x56DE;&#x306E;&#x30A8;&#x30F3;&#x30C8;&#x30EA;</a></span>は、以上のことを踏まえてお読みください。</p> Mon, 23 Jun 2008 17:55:24 +0900 hatenablog://entry/17680117127057350668 酒鬼薔薇世代に必要なのは新しい名称と新しいイメージだ https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080622/1214112181 <p><br /> <blockquote><br /> <p>村山さんが、スイスの人たちが来てもすぐに活動しなかったので、はらが立ちます。ぼくは、家族が全員死んで、避難所に村山さんがおみまいに来たら、たとえ死刑になることが分かっていても、何をしたか、分からないと思います。</p></blockquote></p><br /> <p>これは神戸連続児童殺傷事件の犯人が小学校の卒業文集に書いていた文章である。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%E5%BF%C0%C2%E7%BF%CC%BA%D2">阪神大震災</a>の被災体験を書いたものであり、「村山さん」とは当時の総理大臣、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C2%BC%BB%B3%C9%D9%BB%D4">村山富市</a>のことである。</p><p>一国の総理大臣への「テロ宣言」とも読み取れる文章を卒業文集に掲載した教師が不見識だったと言えるだろうか。教育の不備としてあげつらわれるべきだろうか。僕はそうは思わない。</p><p>社会を震撼させた大<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%CF%BF%CC">地震</a>は、少年にさまざまなことを考えさせた。それが卒業文集に残っていた。それだけである。<br /> <br /> </p> <div class="section"> <h4>「個の尊重」教育が問題だったのか?</h4> <p><br /> 僕は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%F2%B5%B4%E9%AC%E9%AF">酒鬼薔薇</a>世代だ。1983年生まれ。神戸の連続児童殺傷事件が起こったときには中学二年生だった。当時のことはよく覚えている。そこで今回は僕から見た僕の時代を語ってみることにしたい。</p><p><blockquote><br />  「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%AB%C2%BA%B4%B6%BE%F0">自尊感情</a>や他人の痛みが分かる心が育っていない。他と切り離された『個』の自立を重視し、他者とのつながりの中で生かされている自分を発見し、社会に参画する力を育てることをやってこなかった」</blockquote><a href="http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080621/crm0806212257025-n2.htm">http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080621/crm0806212257025-n2.htm</a></p><p>教育は地域によって違ういうような意見もあるが、東京の郊外にある町で育った僕は「個を尊重する教育」を受けていたと言えると思う。しかし、個を尊重する教育なるものが僕をつくったとは思えない。</p><p>僕が中学二年生のときに『<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B4%A1%BC%A5%DE%A5%CB%A5%BA%A5%E0%C0%EB%B8%C0">ゴーマニズム宣言</a> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%EF%C1%E8%CF%C0">戦争論</a>』が発売された。それを読み、リベラルっぽいことを言っている社会科教師に議論を吹っかけたこともあった。しかし、その教師は「そういう考えもありますね」としか言わなかった。その限りにおいて、僕は学校教育から「個」(思想信条の自由)を尊重されていたと言えるのだ。</p><p>それが良かったのかどうかは分からない。しかし僕は「(産経が嫌いな)<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%AB%B5%D4%BB%CB%B4%D1">自虐史観</a>だとか 左翼の型にはめられなくて良かったじゃないか」と毒づきたくなる。「個の尊重」なるものは、それ自体では毒にも薬にもならないものだ。</p><p>それにいくら「個の尊重」って言ったって、殺人を肯定するような発言まで尊重していたわけではない。中学時代にはそういうことを言う奴もいたが、さすがに教師から他人の痛みが分からないのかと言われていた。僕自身は根本的に他人の痛みが分かるはずはないと思うが、一応そういうことを教えられてはきているのだ。<br /> <br /> </p> </div> <div class="section"> <h4>「時代の激変」のなかで思春期を迎えた世代。名をつけるなら「荒波世代」「革命世代」だ。</h4> <p><br /> 僕は時代の激変を感じ、それに対して自分なりに考えてきたつもりだ。小学生のころには五五年体制が終焉し、非自民政権である<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%D9%C0%EE%C0%AF%B8%A2">細川政権</a>が成立した。さすがに小学生に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%D9%C0%EE%C0%AF%B8%A2">細川政権</a>の何たるかは分からなかったが、親をはじめとする大人たちが言っていることを聞いていれば世の中が変わったんだということくらいは理解できた。九五年には<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%E5%BF%C0%C2%E7%BF%CC%BA%D2">阪神大震災</a>に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%CF%B2%BC%C5%B4%A5%B5%A5%EA%A5%F3%BB%F6%B7%EF">地下鉄サリン事件</a>。中学生になるとインターネットの普及が始まった。</p><p>そして<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%F2%B5%B4%E9%AC%E9%AF">酒鬼薔薇</a>事件。少年Aが<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%E5%BF%C0%C2%E7%BF%CC%BA%D2">阪神大震災</a>について言及するなかで総理大臣へのテロ宣言とでも言うべきものを書いていたことは先述の通りだ。たくさんの人が死んだ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%E5%BF%C0%C2%E7%BF%CC%BA%D2">阪神大震災</a>は、彼にどのような影響を与えたのだろうか。本当のところは分からない。</p><p>事件後、メディアが犯人の少年の発言を報じた。いわく、人の命はゴキブリと同じではないかと発言していた、と。この報道によって、僕も人間の生命の価値はなんなのかということを考え始めた。「なぜ人を殺してはいけないのか」という問いかけに対して答えを見つけようといろいろと考えた。それは決して人を殺そうと思っていたわけではなく、考えていたのだ。「人間は社会契約によって国家をつくっている。人を殺しても良いが、それは社会契約に対する違反・反逆として死刑にされる」というような結論に達したのは高校生になってからである。</p><p>あの頃、社会は激変していた。根本的な倫理道徳すら揺らぐなか「自分で考えるしかなかった」としか言いようがない。中学生のころに『<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B4%A1%BC%A5%DE%A5%CB%A5%BA%A5%E0%C0%EB%B8%C0">ゴーマニズム宣言</a>』に感化された世代などとも言われるが、感化というにはあたらない。なにしろ僕は「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C4%AB%C6%FC%BF%B7%CA%B9">朝日新聞</a>」の広告で<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B4%A1%BC%A5%DE%A5%CB%A5%BA%A5%E0%C0%EB%B8%C0">ゴーマニズム宣言</a>を知ったのだから。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%CE%D3%A4%E8%A4%B7%A4%CE%A4%EA">小林よしのり</a>氏が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C4%AB%C6%FC%BF%B7%CA%B9">朝日新聞</a>を批判しているのを見て「徹底的に議論しろ。何が真実なのかを明らかにせよ」と思った。</p><p>こういう時代にあって、なにかの思想を押し付けるような教育だったとしたら、到底うまくいかなかったろう。河上氏の言うように、あの時代に自立だとか個の尊重ということが重視されていたとするならば、それは激変する社会に適応した最善のことだったのかも知れない。<br /> <br /> </p> </div> <div class="section"> <h4>そして今、時代の激変の結果として<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%CA%BA%B9%BC%D2%B2%F1">格差社会</a>となり、それを自己責任とせざるをえないキツさ。</h4> <p><br /> 気付けばそれから十年経った。時代の激変の結果、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%CA%BA%B9%BC%D2%B2%F1">格差社会</a>が生まれた。</p><p><blockquote><br /> 「勝ち組はみんな死んでしまえ」という加藤容疑者の書き込みについて、河上氏は「いい大学を出て、一流企業に就職するのが幸せで『勝ち組』だという価値観が、若い人を追い詰めている」とみる。</blockquote><a href="http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080621/crm0806212257025-n2.htm">http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080621/crm0806212257025-n2.htm</a></p><p>なぜ意図的に「勝ち組」という言葉の意味を矮小化するのか。たしかに一流企業に就職した人間を勝ち組と呼ぶこともある。しかしそういう人間だけを勝ち組と呼ぶのではないだろう。</p><p>ステータスを持つことが幸せだと信じている人間は少なくなってきたように思う。現実に即して「幸せ」ということを考えるようになってきているように思う。「お金」「女」などの基準、あるいはそういう価値観から背を向けて「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%ED%A1%BC%A5%E9%A5%A4%A5%D5">スローライフ</a>」なんていうのもでてきた。</p><p>「お金」という価値観については、一定の結論が出た。東大を出て<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E9%A5%A4%A5%D6%A5%C9%A5%A2">ライブドア</a>を創業した<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CB%D9%B9%BE%B5%AE%CA%B8">堀江貴文</a>、京都大を出て<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A4%CA">はてな</a>を創業した<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B6%E1%C6%A3%BD%DF%CC%E9">近藤淳也</a>社長(<a href="http://blog.hatena.ne.jp/jkondo/">id:jkondo</a>)などを見れば、自由競争においてもやはり高学歴が有利だということが明らかになってきたのである。能力ということもあるし、学閥、すなわち人脈というのもあるだろう。</p><p>僕は「勝ち組」になることはできなかった。学歴もなければ、起業をしたわけでもない。それは自己責任で受け入れなければならない。社会が悪かったという責任転嫁はできないように思う。なにしろ、僕らの成長期に、社会は壊れていたのだ。自分で考え、自分で行動した結果、いまここにいる。<br /> <br /> </p> </div> <div class="section"> <h4>「荒波世代」「革命世代」は各人が強烈な個性を持った世代である。人格を規定するな。</h4> <p><br /> さて、僕らの世代に他の名前がついていないのか調べてみたところ、どうも「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D7%A5%EC%A5%C3%A5%B7%A5%E3%A1%BC%C0%A4%C2%E5">プレッシャー世代</a>」という名前がついているらしいということが分かった。しかし、これが普及しているとは思えない。何しろその<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CC%BF%CC%BE">命名</a>を伝える記事で、この世代には名前がないので無理やりつけた、と書いてあるくらいなのだ。</p><p>僕の世代には、名前がつけにくい。ここまで読みすすめた読者の方には、その理由が分かってもらえると思う。時代の激変を感じ、そのなかで自分で考えてきた世代だ。だから各自が強烈な個性を持っている、と思う。それに、格差が生まれており、生活水準も天と地ほどの開きがあるだろう。それゆえに名前がつけにくいのだ。</p><p>その結果、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%BA%B7%D0%BF%B7%CA%B9">産経新聞</a>から「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%F2%B5%B4%E9%AC%E9%AF">酒鬼薔薇</a>世代」などという偏見に満ち溢れた名前をつけられても、それに対抗するような名前をつけにくい。僕だって世代によって人格を規定するような馬鹿げたことはやりたくない。だから、時代の激変とともに成長した世代ということだけを示すために「荒波世代」「革命世代」と名前をつけたい。</p> </div> Sun, 22 Jun 2008 14:23:01 +0900 hatenablog://entry/17680117127057350749 遅刻時の「連絡」のルールを変えれば、待たされるストレスは溜まらない。 https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080621/1214053390 <div class="section"> <h4>携帯を持っていれば連絡ができるはず、という幻想こそ問題。</h4> <p><br /> 携帯電話の普及後、遅刻のときには『待たせる側』が連絡をすることがマナーであるとされる風潮になっている。「実は××で…」と遅刻の言い訳をしようものなら「何で連絡しなかったんだ」という風になる。</p><br /> <p>人は必ずしも連絡を取れるわけではない。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%A9%CD%D5%B8%B6%C4%CC%A4%EA%CB%E2">秋葉原通り魔</a>事件の際に負傷しながら勤務先に連絡を取った人がいる。そう週刊誌で報じられていた。電話を掛けたことが悪いことだとまでは言わないが、これを美談としてはならないと思う。そんな時にはまず自分の体を気遣うべきだろうし、倒れている人がいたら手を貸すべきだ。勤務先への連絡なんか、最後で良い。</p><br /> <p>さて、最近、「地下鉄の遅れで面接に遅刻し連絡もできなかった学生」について言及した、以下のようなエントリが<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DB%A5%C3%A5%C6%A5%F3%A5%C8%A5%EA">ホッテントリ</a>入りした。</p><br /> <p><u><a href="http://d.hatena.ne.jp/sjs7/20080620/1213900524">副都心線は世界を変える、あなたがそれを望みさえすれば</a></u></p><br /> <p>このエントリには賛成できない。理由は2点ある。</p><br /> <p>まず、この問題は時間を気にする気にしないの問題ではなく、携帯電話の生み出した幻想の問題だと思われるからだ。すなわち、携帯電話を持っていればどこからでも連絡できるはずだと思われているということだ。ここから「待たせる側」が遅刻時に連絡をしてこないのは不誠実であり、マナー違反だというような話になっているのだと思う。実際にコメント欄を見るとそのような意見も散見される。</p><br /> <p>また、そもそもエピソード自体が「作り話」ではないかという指摘がある。ありがちな話だからモデルケースとして良いという意見もあるが、どうしても違和感がぬぐえない。それならば<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/2ch">2ch</a>系ブログからの引用ではなく「このような話があったとする……」という仮定でよいと思われるからである。</p><br /> <p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%AD%C2%BC%CD%AA">有村悠</a>(<a href="http://blog.hatena.ne.jp/y_arim/">id:y_arim</a>)さんはブックマークコメントでsjs7の記事に対して、なんと「真っ当な問題提起の良記事」と言っている。何をもってそう言っているのかまったくもって理解に苦しむところである。問題提起としての意味はある。しかしどう考えても真っ当でもなければ良記事でもない。あれは単に物議を醸したというのである。<br /> <br /> </p> </div> <div class="section"> <h4>「待たせる側」の「言い訳」を待つのではなく、「待つ側」が携帯メールなどで「どうするか」を決めてしまう。</h4> <p><br /> 「待つ側」が遅刻に対してどうするか判断を下すということだ。「待たせる側」からの応答があればもちろん話は聞くべきだが、応答がないようであればメールで一方的に通告してしまってよいと思うのだ。たとえば何かの待ち合わせなら<span style="font-weight:bold;">「あと5分待ったら、私は先に映画館のなかに入ってます」</span>などと言ってしまう。さきほど出ていた面接なら<span style="font-weight:bold;">「10分以上遅れたらその日の最後に面接をするか日を改めることになります。事情はあとでお伺いします」</span>などと一方的にメールで通告してしまう。そうすることで待たされることによるストレスを軽減することができるし、また、何らかの理由で応答できない状況におかれている「待たせる側」に対して、連絡しなければならないというプレッシャーを強いることがないのである。</p><br /> <p>付け加えるなら、連絡の手段として電話は避けるべきだと思う。約束の時間に相手が来ないと、しばしば、「待つ側」から、電話を入れて「どうしましたか?」と連絡する場合がある。しかし「待たせる側」は何か非常事態に巻き込まれているのかも知れない。非常事態に巻き込まれていなくとも、<b>駅での待ち合わせの場合、約束に遅れた相手がまだ電車内にいるというのはよくある</b>ことだ。自分も、電車やバスのなかで待ち合わせの相手からの着信があると悩んでしまう。ときどき「すみません。今電車内なんで…」とだけ言って電話を切るサラリーマンを見たこともある。マナーを弁えているひとは電話を掛けた際「いま、大丈夫ですか?」と聞くが、約束遅れの場合にはそもそも電話を掛けないほうが良いと思う。</p><br /> <p>私の提案はこれまで「マナー」と称されてきたものとはずいぶん違う。しかし、これらは「待つ側」の考えひとつで決めることができる。遅刻時の連絡のルールを変えて、待つ側、待たせる側、お互いにストレスのたまらない社会にはできないだろうか。</p> </div> Sat, 21 Jun 2008 22:03:10 +0900 hatenablog://entry/17680117127057350841 渋谷はテラ難しいんだよ田舎者! https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080620/1213951306 <div class="section"> <h4>コメント欄に変なのが沸いた。</h4> <p>先日のエントリ<a href="http://d.hatena.ne.jp/syujisumeragi/20080619/1213875252">&#x300C;&#x6E0B;&#x8C37;&#x306F;&#x305D;&#x3093;&#x306A;&#x306B;&#x96E3;&#x3057;&#x304F;&#x306D;&#x3048;&#x3088;&#x7530;&#x820E;&#x8005;&#xFF01;&#x300D;</a>のコメント欄に変なのが沸いてきた。</p><p><blockquote><span style="font-weight:bold;">女子高生 2008/06/20 01:35</span><br /> 渋谷に詳しいsyujisumeragiさん、今度上京した際洋服を買うのにつきあっていただけませんか?</blockquote></p><br /> <p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C8%F3%A5%E2%A5%C6">非モテ</a>の俺は渋谷で女と一緒に洋服を買ったことなどない。俺は渋谷に行ったら、ツタヤをうろうろするか、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D6%A5%C3%A5%AF%A5%D5%A5%A1%A1%BC%A5%B9%A5%C8">ブックファースト</a>で立ち読みするかドンキかロフトで雑貨を見てるんだよ。もちろんいつもはひとりで行ってるんだ。洋服買うのなんかに付き合ってられるか。<br /> <br /> </p> </div> <div class="section"> <h4>都会は「自分の感覚」でしか理解できないし、そういう形で理解しているのが都会人だと思う。</h4> <p>一般論として言うと、都会人なら何でも知っていると思わないほうがいい。自分が行ったことのあるところ、利用したことのあるところは即座に答えられるが、そうでなければ、地図でもない限りは答えられない。先日も「この近くに××クリニックというのがあるはずなんですけど……」とか聞かれたことがあるが、自分はまったく知らなかった。たぶん、その辺歩いてる人間の大半は知らないと思う。都内には病院が腐るほどあるから道を尋ねた相手が行きたい病院を使ったことがあるとは限らない。「最近東京に出てきたばかりなもんで……」とか言うな。俺だってビルの一角でひっそり営業しているクリニックの名前なんて初めて聞いたよ。都会というのは、個人で処理できる情報量を超えている。</p><p>だから逆に自分自身の感覚として街を理解していることが「都会人」であることの証明になる。田舎から東京に出てくる人は、メディアから得た「東京」の知識ばかり喋っていると馬鹿にされるということを覚えておいたほうがいい。インターネットもメディアだ。いろいろな人が書いていることを総合していけば多少見えてくる部分もないわけではないが、どうしても不完全だ。実際に各駅を歩いてみて、自分の感想を言うようにするといい。自分自身で感じたことならば、それほど馬鹿にはされないと思う。</p><p><a href="http://blog.hatena.ne.jp/zaikabou/">id:zaikabou</a>さんからブクマコメをいただいた。</p><p><blockquote>zaikabou 理屈ではそのはずなんだけどねえ。自分にとっては、新宿は理解できても渋谷は理解できないんだよな。多分、単純に、慣れとか好き嫌いの問題だと思うんだけれど</blockquote></p><p>ぶっちゃけると俺も新宿に行っていた回数、時期のほうが長い。だから自分は渋谷の人ではない。だから新宿と渋谷のどっちが難しいかと問われれば、渋谷のほうだと答える。渋谷の駅構内で迷うことはないけれど、駅の外をどの程度理解しているかと言われるとはなはだこころもとない。</p><p>渋谷にちょこちょこ行くようになったのは、せいぜいこの2年くらいだ。渋谷駅の構造は先に地図で平面の位置関係を覚えて、そのあと高さをイメージするほうが理解しやすかった。2年たったし、それ以前にも渋谷に行ったことはあったから、渋谷にもいろいろな思い出がある。けれど僕は到底渋谷のことを理解しているとは言いがたい。</p><p>ただ、渋谷駅は他駅と比べてそう難しい構造でもないだろうと思ったから、そう言っただけだ。渋谷で迷った人にしてみれば、東京の未知の駅でキツいものは多いだろうと思う。渋谷がとりたてて分かりにくいのではないと思う。僕は池袋で案内標識が不親切で迷ったことがある。</p><p>さて、子供のころから行っていた新宿では、いろいろな店が消えるのを見た。まず、家族で連れ立って新宿に行ったとき、ゲーセンの画面に目を奪われているうちに、家族とはぐれてしまった記憶がある。自分でいろいろ歩き回って家族と再会することができた。そのときのゲーセンは、いまはもうない。</p><p>あと、父とふたりでパソコンを見に行った思い出がある。最終的にそのときにパソコンは買わなかったが、昼ごはんはラーメン屋に行ったこと、そのラーメン屋がたいしてうまくなかったこと、そしてもう一度父とふたりで新宿に行ったところ、また同じ店に連れて行かれたことなどをはっきり覚えている。小学三年生か四年生のころのことである。最近行ったら、その店もやはりなくなっていた。たいして旨いとも思わない店だったけれど、なんだか切なくなった。</p><p>自分の時間軸で現在の都会を語ることができるのであれば、たとえ街のすべてを歩き回っていなくとも、都会人だと言える。極端な話、ある時点で、街の中を同じように歩き回ったとしたら同じものしか見ることができない。しかしここに自分の過ごした時間が加わることで、自分しか持ち得ない個別の感覚で都会を理解しているということになるだろう。</p><p>けだし、数ヶ月ごとに東京に出てオフ会に出てきていて遊んでいる人は、やがて自分の時間軸で現在の都会を語ることができるようになる。そうした人は都内のマンションの一室でひきこもっていた人よりは都会人であると言えると思う。都会人というのは必ずしも都会に住んでいる必要はないのだ。</p> </div> Fri, 20 Jun 2008 17:41:46 +0900 hatenablog://entry/17680117127057350938 渋谷はそんなに難しくねえよ田舎者! https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080619/1213875252 <p><br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A4%CA%A5%D6%A5%C3%A5%AF%A5%DE%A1%BC%A5%AF">はてなブックマーク</a>を見ていたら、渋谷駅が複雑だとかいうような説が出ている。その根拠として、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%EC%B5%FE%A5%E1%A5%C8%A5%ED">東京メトロ</a>の渋谷駅構内図が挙げられている。</p><br /> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><a href="http://f.hatena.ne.jp/syujisumeragi/20080619200221" class="hatena-fotolife" itemprop="url"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/syujisumeragi/20080619/20080619200221.gif" alt="f:id:syujisumeragi:20080619200221g:image" title="f:id:syujisumeragi:20080619200221g:image" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></a></span><br /> <a href="http://www.tokyometro.jp/rosen/eki/shibuya/map_rittai_1.html">&#x62E1;&#x5927;&#x56F3;&#x306F;&#x3053;&#x3061;&#x3089;</a></p><p>しかし<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B1%D8%A5%C0%A5%F3%A5%B8%A5%E7%A5%F3">駅ダンジョン</a>は実際に歩いて楽しむものだ。田舎者が地図だけ見てハアハアするのは言語道断である。</p><br /> <p>なぜかというと<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%EC%B5%FE%A5%E1%A5%C8%A5%ED">東京メトロ</a>の図面は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%EC%B5%FE%A5%E1%A5%C8%A5%ED">東京メトロ</a>の乗り換えを中心に、JRはJRの乗換えを中心に描いているからである。今回大量のブックマークを集めたのは「複雑に見える」<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%EC%B5%FE%A5%E1%A5%C8%A5%ED">東京メトロ</a>の図面である。</p><br /> <p>ここで、それほど難しくなさそうに見えるJRの駅の図面をアップロードするので、ぜひとも比較していただきたい。</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><a href="http://f.hatena.ne.jp/syujisumeragi/20080619200222" class="hatena-fotolife" itemprop="url"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/syujisumeragi/20080619/20080619200222.gif" alt="f:id:syujisumeragi:20080619200222g:image" title="f:id:syujisumeragi:20080619200222g:image" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></a></span><br /> <a href="http://www.jreast.co.jp/estation/stations/808.html">拡大図はこちら</a></p><br /> <p><b><u>ほんとに同じ駅?</u></b>と言いたくなるだろう。</p><br /> <p>ちなみにこの図で「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C8%BE%C2%A2%CC%E7%C0%FE">半蔵門線</a>へ」と書いてあるところに入ると<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C9%FB%C5%D4%BF%B4%C0%FE">副都心線</a>にも乗ることができる。<b><u>このJRの図だけを見てもすべての路線に乗ることができるのである。</u></b>駅構内の地図は、どの路線を中心に描くかでこれほどまでに違って見えるのだ。</p><br /> <p>さて、ここで<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%EC%B5%FE%A5%E1%A5%C8%A5%ED">東京メトロ</a>の渋谷駅の図が複雑になっている理由について触れておきたい。まず、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C9%FB%C5%D4%BF%B4%C0%FE">副都心線</a>と<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C8%BE%C2%A2%CC%E7%C0%FE">半蔵門線</a>は改札を出ないでもつながっている。しかし、銀座線に行くのには一度改札を出て、<b><u>地上に出て</u></b>、3Fまで上がらなければならない。それをすべてまとめて書こうとしたから複雑に見えるのである。</p><br /> <p>図だけ見ても分からないと思うが、銀座線への乗り換えの際には、一度デパートのなかを通り抜けるような感覚がある。(実際、さまざまなテナントを目にすることができる。)分かりやすく言うと、乗り換え駅が離れたところに建っていて、その間にある商店街を抜けるようなものである。</p><br /> <p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%D6%BA%E4%B8%AB%C9%ED">赤坂見附</a>などでは、駅と駅が無味乾燥な地下道でつながっているから不気味さを感じさせるが、渋谷ではそういった感じはない。別のエリアに入ったというような感覚があるからだ。</p><br /> <p>では、最後に俺が書いた図を示しておく。</p><br /> <p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><a href="http://f.hatena.ne.jp/syujisumeragi/20080615165746" class="hatena-fotolife" itemprop="url"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/syujisumeragi/20080615/20080615165746.png" alt="f:id:syujisumeragi:20080615165746p:image" title="f:id:syujisumeragi:20080615165746p:image" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></a></span></p><br /> <p>渋谷駅を利用している人間からすると「一度位置関係を覚えりゃ簡単じゃね?」というのが率直な感想である。どんなに複雑に階段が絡み合っていようが、自分がどっちの方角を向いているかさえ分かればそれで十分だということである。</p> Thu, 19 Jun 2008 20:34:12 +0900 hatenablog://entry/17680117127057351009 秋葉原通り魔事件について、全国紙五紙社説のまとめ。 https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080612/1213259214 <p><br /> 今回の件で、朝日、読売、日経、産経、毎日の五紙は良識を示している。それは五紙の社説いずれにも、ゲームとの関連性について言及したものはないからだ。唯一ネット社会の影響について言及した<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CB%E8%C6%FC%BF%B7%CA%B9">毎日新聞</a>も「若者の情報の発信地で犯行に及んだのは、ネット社会の影響を受けたせいだろうか。」という表現である。もちろん五紙のなかにも<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C0%A5%AC%A1%BC">ダガー</a>ナイフは<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C9%A5%E9%A5%AF%A5%A8">ドラクエ</a>にも出てくる武器だなどと書いている記事もあるようだが、それは書いた記者個人が馬鹿なのだと思う。社説にはそういう表現はない。</p><br /> <p>では、以下におおまかな論調の違いと個別の対策についてどう言及しているかをまとめておきます。</p><br /> <p><span style="font-weight:bold;">【全体的な論調】</span></p> <ul> <li>朝日:今回の事件の容疑者の経歴を中心に説明しながら、動機を解き明かせと説いている</li> <li>読売:類似の事例を分析しながら、未熟な若者が増えているのではと問いかけている</li> <li>日経:警察でできることの検証と専門家による動機の解明が必要としながらも、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%CA%BA%B9%BC%D2%B2%F1">格差社会</a>の状況は9年前と変わっていないとする</li> <li>産経:<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%A9%CD%D5%B8%B6">秋葉原</a>は若者の人気スポットで、無防備な市民を狙う犯罪が増えているので、国民の自覚が必要だとする</li> <li>毎日:類似の事件を多発させないよう、刃物の規制を強化すべきとする。動機の解明も必要</li> </ul><p></p><p>どこの新聞も似たような文章ですので、要約するのが大変でした。しかしよーく読んでみると各紙微妙に違います。後述しますが、警察と市民のかかわり方についての部分は結構くっきり違いが出ているように思います。</p><br /> <p><span style="font-weight:bold;">【携帯サイトへの書き込み】</span></p> <ul> <li>読売「速やかに警察に通報され、取り締まることができるような仕組みも検討課題」</li> <li>朝日「だれかが気づき、手を打てていれば」(仕組みの整備には言及せず)</li> </ul><p><br /> 全国紙の社説が出揃ったあと、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C1%ED%CC%B3%BE%CA">総務省</a>が犯罪予告のシステムのために数億円の予算を要求するという報道がありました。効果があるかどうかも分からないこの予算要求は、まったく不愉快なことであります。そうした点で、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C4%AB%C6%FC%BF%B7%CA%B9">朝日新聞</a>が通報のシステム整備に言及していないのは良識でありましょう。</p><p><span style="font-weight:bold;">【刃物の規制】</span></p> <ul> <li>毎日「殺傷力が強く、日常生活では必要性の低い刃物については、銃器に準じた取り締まりを検討すべき」</li> <li>日経「殺傷力の高い凶器のナイフに、犯人は、どう目をつけ入手したのか」検証が必要</li> </ul><p><br /> <span style="font-weight:bold;">【警察と市民の関わり方】</span></p> <ul> <li>日経「警察の力が及ぶ点に、まず検証が要る」</li> <li>毎日「警察も市民も、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CC%CF%CA%EF%C8%C8">模倣犯</a>への警戒を怠ってはならない」</li> <li>産経「国民一人一人が治安対策に関心を抱き、安全への自覚を持つことが肝要だ」</li> </ul><p><br /> トラックが襲い掛かってきたらからはその場から逃げるしかない。どんな力があってもかなわないのだから。オタ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C8%A1%BC%A5%AF">トーク</a>に熱中するのも良いが、常に周囲に意識を向けよう。すべての交差点にトラックを制止するためのパトカーを配備するなどということはできない。<br /> そういうわけで国民の自覚をうながす産経の論調に賛成です。</p><p><span style="font-weight:bold;">【その他の対策】</span></p> <ul> <li>日経「人が大勢集まる場所に警察官を目立つように配置していたらどうだったのか」 </li> </ul><p><br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%B6%CC%EC%B8%D0%A5%B5%A5%DF%A5%C3%A5%C8">洞爺湖サミット</a>の影響で、繁華街を巡回する警察官が増えていたように思う。でも地方から来た人にはそんなことはわからない。<br /> <br /> </p> <div class="section"> <h4>今回、一番意味不明だった文言</h4> <p>晒しあげておきます。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CB%E8%C6%FC%BF%B7%CA%B9">毎日新聞</a>からです。</p><p><blockquote><b><u>通り魔事件は、なぜか新たな事件を誘発する。</u></b>今回の事件が7年前の大阪・池田小の児童殺傷事件と同じ日に起きたのは不気味だ。人込みに車で突入した上で刃物を振り回す手口は、9年前の下関通り魔殺人と符合する。下関の犯行は、3週間前の東京・池袋の通り魔殺人に触発されたことが判明してもいる。</blockquote> </p><p>言いたいことはわからないでもないが、あまりにも突っ込みどころの多い表現である。下線部の「通り魔事件」は「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CE%B2%B2%BD%BF%E5%C1%C7">硫化水素</a>自殺」に言い換えても同じことではなかろうか。通り魔事件のみが新たな事件を誘発しているのではなく、似たような事件が誘発されることは多々あろう。</p> </div> Thu, 12 Jun 2008 17:26:54 +0900 hatenablog://entry/17680117127057351090 単純所持が規制されたら警察に「我が家の本を全部読んでください」って言うんです。 https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080607/1212768410 <p><br /> 法政大准教授・白田氏、“<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%F9%C6%B8%A5%DD%A5%EB%A5%CE">児童ポルノ</a>の所持”を宣言。「単純所持が違法化されたら、真っ先に自分を摘発しろ」 <br /> <a href="http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1135766.html">http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1135766.html</a></p><br /> <p>元気のいいオッサンだと思うが、明らかに闘い方を間違えている。</p><br /> <p>自分はたぶん<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%F9%C6%B8%A5%DD%A5%EB%A5%CE">児童ポルノ</a>を持っていない。「たぶん」というのは、うちにある書物のなかには、買ったきり読まずに放置してあるものもあるからだ。あとインターネットで集めた美青年画像のうち、どれが何歳であるかはまったく不明である。</p><p>「単純所持」を違法化することで、過去に所蔵していたものをすべてチェックしなければならないというのは、不当だと思う。</p><br /> <p>そこで<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%F9%A5%DD%CB%A1">児ポ法</a>が成立したら、自分は警察署に対して、電話か<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%E2%CD%C6%BE%DA%CC%C0">内容証明</a>を使って以下のような趣旨のことを伝えようと思っている。</p><br /> <p><b><u>「私の自宅には大量の書物があります。買ったきり、そのまま読まずに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%D1%C6%C9">積読</a>(放置)してあるものもあるのです。そのため、このたびの単純所持規制が適用される書物があるのかどうかすら不明です。また、個人ですべてチェックしなおすのは無理です。つきましては、我が家に来てすべての書籍を読んでいただけませんか?」</u></b></p><br /> <p>当然のことながら「無理」「自分でやれ」などと言ってくるであろうから、そうしたら<b><u>「自分でもやりますが、いかんせん個人で多忙のため、十年は掛かるかもしれません」</u></b>などと念押しした後、引き下がろう。電話の場合にはきっちり録音しておく。これで万一<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C9%D4%C5%F6%C2%E1%CA%E1">不当逮捕</a>されたときにショックをやわらげることができる。ショックをやわらげるというのは、裁判の際に自分に有利な情状になるということである。</p><br /> <p>あるいは田舎のヒマな警察だったら、本当に来るかも知れない。そしたらちゃんと出迎える準備<a href="#f-b3d2c773" name="fn-b3d2c773" title="決してお宝を隠したりしちゃダメだよ!">*1</a>をしておこう。</p><br /> <p>自分の闘い方は学者先生の闘い方とは違う。どちらかというとヤクザかチンピラの闘い方だと思う。でもそのほうが良いと思うのだ。</p><br /> <p>以下、いくつかのブログからの引用とコメント</p><br /> <p><blockquote>ちんこを茂呂だしして街中を練り歩いてほしい。</blockquote><a href="http://blog.livedoor.jp/seiken1214/archives/51372782.html">http://blog.livedoor.jp/seiken1214/archives/51372782.html</a></p><br /> <p>それ別の罪だから。でも、警察署の前で秘蔵のお宝を高々と掲げながら「逮捕してみろー」とか言うかも知れませんね。</p><br /> <p><blockquote>しっかし<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%ED%A5%EA%A5%B3%A5%F3">ロリコン</a>のレッテルはやはり強烈なまでに洗脳効果があるなぁ…。</blockquote><a href="http://samayouengei.blog.shinobi.jp/Entry/782/">http://samayouengei.blog.shinobi.jp/Entry/782/</a></p><br /> <p>電車やバスで普通にお年寄りに席を譲る<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%ED%A5%EA%A5%B3%A5%F3">ロリコン</a>とかがテレビとかで報道されないとダメでしょうね。うん。絶対ありえないな。</p><br /> <p><blockquote>でも、出てくる言葉はかっけーです、はい。</blockquote><a href="http://d.hatena.ne.jp/bushin/20080607/1212765180">http://d.hatena.ne.jp/bushin/20080607/1212765180</a></p><p>自分から出てくる言葉は「すげー                       馬鹿なオヤジ」です。</p><br /> <p><blockquote>しかし白田さんの男らしさは見事である。</blockquote><a href="http://yawanews.blog82.fc2.com/blog-entry-357.html">http://yawanews.blog82.fc2.com/blog-entry-357.html</a></p><br /> <p>自分には、実際このあとどう行動するかのほうが気になりますね。大学とかから注意を受けてへたばったら大変だし。</p> <div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-b3d2c773" name="f-b3d2c773" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">決してお宝を隠したりしちゃダメだよ!</span></p> </div> Sat, 07 Jun 2008 01:06:50 +0900 hatenablog://entry/17680117127057351152 2次元にしか興味を持てない人などそうそういないのだから…… https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080601/1212294609 <p><br /> <b>【<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%BE%C5%EC%B6%E8">江東区</a>・女性殺害】 「2次元の女にしか興味が持てない」 猟奇的犯行は“鬼畜<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A8%A5%ED%A5%B2%A1%BC">エロゲー</a>”の影響か…ゲンダイ</b><br /> <a href="http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1133717.html">http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1133717.html</a></p><br /> <p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%BE%C5%EC%B6%E8">江東区</a>の女性殺害事件の原因をめぐって論争が起きている。事件の容疑者が親しい知人に「2次元の女にしか興味が持てない」と漏らしていたと、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%FC%B4%A9%A5%B2%A5%F3%A5%C0%A5%A4">日刊ゲンダイ</a>が報じた。ゲンダイは現実とバーチャルの狭間を見失った"危ないオタク"の犠牲者が出たのではないかと書き立てている。これに対して<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C4%CB%A4%A4%A5%CB%A5%E5%A1%BC%A5%B9">痛いニュース</a>では「(2次元にしか興味がないと言いながら)なぜ3次元に手を出したんだ」と突っ込むレスが出ている。</p><br /> <p>本当に2次元にしか興味を持てないオタクなどそうそういるものではない。「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C4%CB%A4%A4%A5%CB%A5%E5%A1%BC%A5%B9">痛いニュース</a>」で、3次元には興味が持てないなどと言っている連中もどこまで本気で言っているのか分からない。匿名ならなんとでも言えよう。だから、犯罪を起こす前に、現実でどうやってエロ妄想を処理するのかは考えておいたほうがいい。</p><br /> <p>さて、ここでいわゆるイメージプレイなどを使わずに、風俗で妄想を処理する方法を提案したい。イメージプレイでないほうが良いと思うのは、自分の意に沿うように演技についてああだこうだ具体的に指示を出したら興ざめだからである。そんなことをするよりも、行為の最中に黙って妄想を膨らませるのが楽しい。以下に一例を示しておく。<br /> <br /> </p> <ul> <li>目の前にいる風俗嬢は、きっと親の借金のカタにされて風俗で働くようになったのである。そして自分は悪いおじさんである。あわれな風俗嬢を奴隷のごとく……。そう思い込む。</li> <li>完全にマグロになる。そのうえで、自分は悪い奴につかまってしまい、レイプされているのだと思い込む。</li> </ul><p><br /> (ただし、痛い奴だと思われるから絶対に口には出さない)</p><br /> <p>写真をみながら抜く場合、自分でストーリーを組み立てていると思う。実は現実でもこれが可能なのである。</p><br /> <p>エロゲのように、他人から与えられた画像と妄想(物語)で抜くだけではいかにも想像力貧困であり、また受動的である。まぁ受動的で犯罪を起こす勇気もないのであれば良い。エロゲに満足しきれず、犯罪を起こしてしまうような能動的な人は風俗などを用いて自分の妄想を処理するのがよろしかろう</p> Sun, 01 Jun 2008 13:30:09 +0900 hatenablog://entry/17680117127057351308 各国軍の出動は、中国国内の反体制派に対する牽制では https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080529/1212031377 <p><br /> 【中国・大<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%CF%BF%CC">地震</a>】 中国、日本政府に「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%AB%B1%D2%C2%E2">自衛隊</a>機派遣」要請 <br /> <a href="http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1132690.html">http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1132690.html</a></p><br /> <p>学校の建物が倒壊した件をめぐって地方政府を追及する動きが起きていると報道されている。この件は中国の政情を不安定にさせかねない話である。中国政府の掲げる「ひとりっ子政策」をまじめに遵守していた親ほど、衝撃と悲しみは大きいに違いない。それにおびただしい<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%F4%A4%CE%BB%D2">数の子</a>供が死んでいる。子供の数に対応するだけの両親、祖父母がいるのだ。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%E5%BF%C0%C2%E7%BF%CC%BA%D2">阪神大震災</a>で村山首相が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%AB%B1%D2%C2%E2">自衛隊</a>を出動させるのが遅れた、というのとは比較にならないほど政権に対する怨嗟が起こるだろう。</p><br /> <p>こういった情勢下にあって「中国政府の要請で、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%AB%B1%D2%C2%E2">自衛隊</a>が救援物資を持ってやってくる」というのは中国国内の反体制派に対する牽制になる。中国政府が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%CF%BF%CC">地震</a>にきちんと取り組んでいるということをアピールするのはもちろんのこと、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%B9%F1%B6%A6%BB%BA%C5%DE">中国共産党</a>政権の要請によって"日本軍"が動くのである。仮に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%AB%B1%D2%C2%E2">自衛隊</a>機が北京や<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%AE%C5%D4">成都</a>までしか行かなかったとしても、"日本軍"が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%B6%A6">中共</a>の味方であるとアピールするのには十分であろう。他国の軍隊に要請しているのも同様の理由ではあるまいか。</p><br /> <p>ネットでは<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%AB%B1%D2%C2%E2">自衛隊</a>機の情報を得るための「罠」ではないかという意見もあるが、上述のように自分は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%B9%F1%B6%A6%BB%BA%C5%DE">中国共産党</a>が政権維持のためになりふりかまわなくなっているという見方をしている。それに、米軍の輸送機も既に入っている。「罠」ではあるまい。メンツを捨てて救援を要請してきた以上、人道的な観点から<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%AB%B1%D2%C2%E2">自衛隊</a>機を派遣すべきだ。</p><br /> <p>以下、いくつかのブログからの引用とコメント。</p><br /> <p><blockquote><br /> 行っても行かなくても、結果どちらを選択しても将来的に日本非難の火種になりそう。</blockquote><a href="http://yawanews.blog82.fc2.com/blog-entry-320.html">http://yawanews.blog82.fc2.com/blog-entry-320.html</a><br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B6%A6%BB%BA%C5%DE">共産党</a>政権がひっくり返ったらどう言われるかは分からんね。</p><p><blockquote><br /> こんな要請があったのは、現地がかなりまずい状況なのかな?</blockquote><a href="http://d.hatena.ne.jp/p_wiz/20080528/p6">http://d.hatena.ne.jp/p_wiz/20080528/p6</a><br /> 被害そのものよりも、政治的に酷い状況なのかも知れません。</p><p><blockquote><br /> さてさて、9条狂信者がどのような反応をしめすか楽しみで仕方が無いですね^^</blockquote><a href="http://himatubusi2banme.blog97.fc2.com/blog-entry-297.html">http://himatubusi2banme.blog97.fc2.com/blog-entry-297.html</a><br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%D2%CC%B1%C5%DE">社民党</a>は早々に反対を唱えましたね。→<a href="http://www.asahi.com/politics/update/0528/TKY200805280255.html">朝日新聞ソース</a></p><p><blockquote><br /> とりあえず、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%CF%BF%CC">地震</a>の被害が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%AB%B1%D2%C2%E2">自衛隊</a>のせいにされたりすることなく、<br /> 無事に派遣された機が帰還することを祈る次第である。</blockquote><a href="http://midorinojou.blog2.fc2.com/blog-entry-785.html">http://midorinojou.blog2.fc2.com/blog-entry-785.html</a><br /> 北京までテントを運ぶ仕事がメイン。いくらなんでも心配のしすぎでは?</p><p><blockquote><br /> 中国分裂、または内部による派閥争いフラグ</blockquote><a href="http://yukainareveres.blog21.fc2.com/blog-entry-430.html">http://yukainareveres.blog21.fc2.com/blog-entry-430.html</a><br /> それはあるかも。ただ派閥云々より<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B6%A6%BB%BA%C5%DE">共産党</a>政権自体に衝撃が走っていると思うんです。</p> Thu, 29 May 2008 12:22:57 +0900 hatenablog://entry/17680117127057351373 「心の破壊」を自ら認めているオタクどもを罵る。 https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080524/1211600953 <p>周囲からゲイ呼ばわりされている(実際は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%A4%A5%BB%A5%AF%A5%B7%A5%E3%A5%EB">バイセクシャル</a>)俺から愛を込めて。</p><br /> <p><span style="font-weight:bold;">「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C8%FE%BE%AF%BD%F7%A5%B2%A1%BC%A5%E0">美少女ゲーム</a>(エロゲ)・アニメを楽しむ人は、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%CD%B4%D6%C0%AD">人間性</a>失ってる。少女殺害等に繋がるので販売規制を」…<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CC%B1%BC%E7%C5%DE">民主党</a>議員が請願</span><br /> <a href="http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1130403.html">http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1130403.html</a></p><br /> <p>ざっと読んだが「3次元には興味ありません」とかよく平気で言えるよなあと思う。そんなことを言うから心が破壊されているなどと言われるのだ。現実の人間との関係を持つことが<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%CD%B4%D6%C0%AD">人間性</a>というならば、明らかに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%CD%B4%D6%C0%AD">人間性</a>を失っている。ゲーム・アニメによって心が破壊されたのか、心が破壊されているからゲーム・アニメにのめりこんでいるのかは知らんがね。</p><br /> <p>ちなみに自分は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C2%A8%CA%AA%C5%AA">即物的</a>な性欲処理は認める立場だ。自分はゲイ(バイ)の男だが、女の心を持っているのではなく、男の心で男を愛している。クソ女どもが男の性欲処理を理解できず、妨害してくるのを鬱陶しいと思う心は理解できる。</p><br /> <p>でもエロゲって擬似恋愛でその<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C2%A8%CA%AA%C5%AA">即物的</a>な欲求をカムフラージュしているから性質が悪い。「エロゲで泣きながらオナニー」したとかとか言っている奴がいるけれど、お前1ヶ月後には別の女性キャラで抜いているだろ、と思う。いったい幾人の女に「好き」という感情を抱いているのだろうか。エロゲやって感動することは高尚でもなんでもない。その事実を認め、そのうえでクソ女どもに抗議すべきなのだ。</p><br /> <p>今日の結論。<br /> 「性欲解消の手段としてエロゲはあっていい。<br />  しかし擬似恋愛で頭が狂ったオタクは糾弾されるべきである。」</p> Sat, 24 May 2008 12:49:13 +0900 hatenablog://entry/17680117127057351477 小谷野先生の自宅にお手紙を送ってみた。 https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080523/1211537817 <p><br /> 先日、私はネット上で<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AD%A5%C1%A5%AC%A5%A4">キチガイ</a>呼ばわりされた立場から、同じく<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AD%A5%C1%A5%AC%A5%A4">キチガイ</a>呼ばわりされている小谷野先生を<b><a href="http://d.hatena.ne.jp/syujisumeragi/20080521/1211302628">応援する記事</a></b>を書いた。すると小谷野先生から「連絡先を教えてくれたまえ。会う必要はない。電話で十分。」というコメントがついた。</p><br /> <p>しかし電話番号を教えろと言われても個人情報であるし、それになにより小谷野先生の連絡先がわからない。まさかコメント欄に電話番号を書けとでも言うのだろうか。</p><br /> <p>小谷野先生のコメントに対するお返事を書いて、先生の所属先である<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%EC%B5%FE%C2%E7%B3%D8">東京大学</a>に行くことにした。ただ、よく分からないので本郷にある本部棟で聞いてみた。しかし受付のおばちゃんに「名簿に載っていない。非常勤の方だからだと思う」「部署が分からなければ連絡先の教えようがない」と言われる。</p><br /> <p>小谷野先生は最初のコメントをつけたっきり音沙汰がない。やむを得ないので、いろいろと調べて自宅に手紙を送ってみた。永福町から引っ越していなければ数日後には届くはず。</p><br /> <p>では、お手紙の内容をインターネットで公開する。<br /> <br /> </p> <blockquote> <p>拝啓<br />  若葉かおるころとなりました。先生におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。<br />  さて、先日は私のブログにコメントを頂き、誠にありがとうございました。私は先生を純粋に応援したのであり、他意のないことをご理解下さい。<br />  電話でお話したいとのことでしたが、近年ではMSN<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E1%A5%C3%A5%BB%A5%F3%A5%B8%A5%E3%A1%BC">メッセンジャー</a>、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%AB%A5%A4%A5%D7">スカイプ</a>等、インターネットを用いてお話をすることができます。様々な個人情報と結びついている電話番号をお教えすることはできません。現実に会うにやぶさかではありませんが、それと個人情報をお教えすることは別問題です。<br />  では、先生のご活躍を心よりお祈り申し上げます。</p><p>           敬具<br />            澄良木修司</p><p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%C3%AB%CC%EE%C6%D8">小谷野敦</a>先生</p><br /> <p>    記</p><p>連絡先: syujisumeragi@<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/hotmail">hotmail</a>.com <br /> ※こちらから音声チャットが可能です。</p> </blockquote> <p><br /> (原文は手書き)</p><br /> <p>まぁ実は <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A4%CA">はてな</a>には私の本名や住所を知ってる人はいるんですけどね。<br /> しかし電話番号を教えるのは面倒臭いことになりそうだなあと思います。なので却下。</p> Fri, 23 May 2008 19:16:57 +0900 hatenablog://entry/17680117127057351530 小谷野敦氏は立派なキチガイである。 https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080521/1211302628 <p><br /> 私は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AD%A5%C1%A5%AC%A5%A4">キチガイ</a>と呼ばれたことがある。<br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AD%A5%C1%A5%AC%A5%A4">キチガイ</a>とは<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%BA%BF%C0%BE%E3%B3%B2%BC%D4">精神障害者</a>、あるいは頭のおかしな人にたいする侮蔑語である。<br /> 私は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%BA%BF%C0%BE%E3%B3%B2%BC%D4">精神障害者</a>ではないし、頭が狂ってなどいない。しかし、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AD%A5%C1%A5%AC%A5%A4">キチガイ</a>と呼ばれた!<br /> まったく普通の精神状態なのに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AD%A5%C1%A5%AC%A5%A4">キチガイ</a>と言われたのである。</p><br /> <p>小谷野先生もまた、まったく正常な精神状態にもかかわらず<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AD%A5%C1%A5%AC%A5%A4">キチガイ</a>呼ばわりされた。<br /> ネットという非道の言論空間にあっては、小谷野先生も、私もまた<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AD%A5%C1%A5%AC%A5%A4">キチガイ</a>なのだ。</p><br /> <p>しかし、小谷野先生を私と同じ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AD%A5%C1%A5%AC%A5%A4">キチガイ</a>と言っては失礼である。<br /> 私は三流大学を中退している。これに対して小谷野先生は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%EC%B5%FE%C2%E7%B3%D8">東京大学</a>の出身だ。<br /> 私のような下賎な<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AD%A5%C1%A5%AC%A5%A4">キチガイ</a>とは違う。立派な肩書きを持っている。</p><br /> <p>つまり、小谷野先生は立派な<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AD%A5%C1%A5%AC%A5%A4">キチガイ</a>だ。<br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AD%A5%C1%A5%AC%A5%A4">キチガイ</a>のなかでは最も高いステイタスを持つ人。<br /> これが表題の意味するところである。</p><br /> <p>このような立派な方を、どうお呼びすればよいだろうか。<br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AD%A5%C1%A5%AC%A5%A4">キチガイ</a>の王様、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AD%A5%C1%A5%AC%A5%A4">キチガイ</a>の皇帝。<br /> しかし、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AD%A5%C1%A5%AC%A5%A4">キチガイ</a>を束ねる組織はないのであるから、王様や皇帝というのは不適切かも知れない。<br /> 同輩中の首席という意味を込めて、プライム・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AD%A5%C1%A5%AC%A5%A4">キチガイ</a>と呼ぼう。</p><br /> <p>プライム・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AD%A5%C1%A5%AC%A5%A4">キチガイ</a>である小谷野先生の言論活動は、めざましいものがある。<br /> 小谷野先生が非道の言論空間を打ち倒せば、もしかすると<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AD%A5%C1%A5%AC%A5%A4">キチガイ</a>の名も消え、晴れて一般人として扱われるかも知れない。<br /> 小谷野先生の八面六臂のご活躍、心よりご期待する次第であります。</p><br /> <p>偉大なる<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AD%A5%C1%A5%AC%A5%A4">キチガイ</a>、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%C3%AB%CC%EE%C6%D8">小谷野敦</a>先生に、万歳!<br /> <br /> </p> <div class="section"> <h4>補足</h4> <p>私には小谷野先生を罵倒する意図はない。しかし、先生に誤解されることがあるかも知れない。<br /> <b><u>もし小谷野先生が不愉快の念を抱かれるようだったら、小谷野先生と直接お会いし、誤解を解くため誠心誠意お話し合いをする準備がある。</u></b></p> </div> Wed, 21 May 2008 01:57:08 +0900 hatenablog://entry/17680117127057351585 文学フリマでゆとり世代部発行「ゆと部報」を買った https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080511/1210509769 <p><br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%B8%B3%D8%A5%D5%A5%EA%A5%DE">文学フリマ</a>なるところに行ってみたところ、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%E6%A4%C8%C9%F4">ゆと部</a>報なる珍書が売られていた。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%E6%A4%C8%A4%EA%C0%A4%C2%E5">ゆとり世代</a>がつくった同人誌だそうである。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%E6%A4%C8%A4%EA%C0%A4%C2%E5%C9%F4">ゆとり世代部</a>の<a href="http://blog.hatena.ne.jp/amuhima/">id:amuhima</a>くんが「冊子は薄いし中身も薄い!」という営業<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C8%A1%BC%A5%AF">トーク</a>をしていた。「部屋のインテリアに!」という掛け声をしていた者もいる。</p><br /> <p>もちろんこれは謙遜だろう。一読してみたが「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%E6%A4%C8%A4%EA%C0%A4%C2%E5">ゆとり世代</a>」が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B1%A1%BC%A5%BF%A5%A4%BE%AE%C0%E2">ケータイ小説</a>読んで馬鹿になっているというのは何かのデマではないかと思う。仮に馬鹿になっていたとしても、それは自分が馬鹿であることを知っている馬鹿、すなわち自らが無知であることを知っている賢者である。</p><br /> <p>小説に対するひとことレビューをまとめておく。<br /> <br /> </p> <table> <tr> <th>タイトル</th> <th>作者</th> <th>レビュー</th> </tr> <tr> <td>冷蔵庫</td> <td>littlelielittle</td> <td>狭く冷たいところでも、気持ち次第で広く暖かくなる</td> </tr> <tr> <td>kopy machine</td> <td>littlelielittle</td> <td>「もうひとりの自分」が人気なのは自己申告のデータだから?</td> </tr> <tr> <td><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/battlefield">battlefield</a> classroom</td> <td>littlelielittle</td> <td>「焦り」には日常も戦場もない</td> </tr> <tr> <td>安眠</td> <td>debedebe</td> <td>最後まで気が抜けない強烈なブラックジョーク</td> </tr> <tr> <td>安眠2</td> <td>debedebe</td> <td>どこまでもつきまとう最強のストーカーは自分自身の心なのかも</td> </tr> <tr> <td>一般化</td> <td>debedebe</td> <td>理屈で文学を究めるとこうなる</td> </tr> <tr> <td>逆太郎</td> <td>debedebe</td> <td>ご都合主義の童話はこうやってつくる</td> </tr> <tr> <td>ウォーリー系アイドル</td> <td>debedebe</td> <td>男と女の追いかけっこ</td> </tr> <tr> <td><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%BF%A5%DF%A5%D5%A5%EB">タミフル</a>な夢</td> <td>marubon</td> <td>あとがきで明かされる驚愕の結末</td> </tr> <tr> <td>strada subito dopo la pioggia</td> <td>seo19114</td> <td>最後に微笑みたくなる青春のエピソード</td> </tr> <tr> <td>さよならと云いし日に</td> <td>seo19114</td> <td>切ない。</td> </tr> <tr> <td>真っ赤なリンゴにお願い</td> <td>azmin</td> <td><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%E1%B0%E6%B4%F0%BC%A1%CF%BA">梶井基次郎</a>の『<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%DD%A6%DD%A8">檸檬</a>』っぽい</td> </tr> </table><p><br /> 小説のほかに、書評もある。</p><br /> <p><a href="http://blog.hatena.ne.jp/bummy/">id:bummy</a>は「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%AC%CB%DC%A4%AB%A4%CE%BB%D2">岡本かの子</a>『鮨』論」というものを書いていた。自分は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%AC%CB%DC%A4%AB%A4%CE%BB%D2">岡本かの子</a>の書いたものを読んだことなどないし、それに対する批評など分からない。だが、通りがかった人がパラパラとページをめくったあと「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%AC%CB%DC%A4%AB%A4%CE%BB%D2">岡本かの子</a>論を書く人がいるんですね」「ネットで"<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%E6%A4%C8%A4%EA%C0%A4%C2%E5%C9%F4">ゆとり世代部</a>"と検索すれば出てきますか?あとでチェックしてみます」と言っていた。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%AC%CB%DC%A4%AB%A4%CE%BB%D2">岡本かの子</a>を全然知らなかった自分は、この通りすがりの人の反応に驚いた。</p><br /> <p><s>今からでも<a href="http://blog.hatena.ne.jp/azmin/">id:azmin</a>くんに問い合わせれば通販で買える。</s>また、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C1%E1%B0%F0%C5%C4%C2%E7%B3%D8">早稲田大学</a>文学部隣の「あかね」にも置く予定がある。ほしいと思ったら買うと良いと思う。</p> Sun, 11 May 2008 21:42:49 +0900 hatenablog://entry/17680117127057351671 風俗に行かないのは「視覚」を重視するからでは? https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080506/1210041779 <p><br /> “風俗店に行く若者が減少”…若い男性の「性欲」が落ちている?<br /> <a href="http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1121654.html">http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1121654.html</a></p><br /> <p>「風俗に行かないのはおカネがないからだ」と、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%CA%BA%B9%BC%D2%B2%F1">格差社会</a>に結びつけるような意見もあるが、それは違うだろう。毎年夏になれば、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B3%A5%DF%A5%B1">コミケ</a>で十万円単位のお金をつぎ込む若者がいるんだから。あれは性欲にカネをつぎ込んでいるんじゃないのか。</p><br /> <p>問題となっているのは単に「視覚」か「触覚」かという価値観の違いだ。アダルトビデオや<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A8%A5%ED%A5%B2%A1%BC">エロゲー</a>はおもに「視覚」を刺激するものであり、現実のセックスはおもに「触覚」を刺激するものだ。現実のセックスでも「視覚」の要素は存在するが、それを排除することができる。つまり、部屋を暗くしても不自然ではないし、相手があまりにもブサイクだったら目をつぶってすることができるということだ。ちなみに「聴覚」も大きなウェイトを占めているが、これはいずれの場合でも同じなので割愛する。</p><br /> <p>ありていに申し上げると自分は風俗や<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%EA%A5%BB%A5%F3">ウリセン</a>が大好きである。自分の体中を撫でられ、舐められるときのくすぐったいながらも気持ちよい感覚は言葉にしがたい。乳首をいじられるとアレはギンギンになり、わき腹をさすられると体がピクピク動く。つまり「触覚」の刺激が好きなのである。</p><br /> <p>しかしだからといって「視覚」に価値を見出す人を馬鹿にするわけではない。犯罪にならない限り、やり方はひとそれぞれであるべきだ。</p> Tue, 06 May 2008 11:42:59 +0900 hatenablog://entry/17680117127057351766 メディアや教科書が使う「イッキ飲み」の概念は語弊がある。 https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080430/1209541081 <p><br /> <b><u>これから成年になるみなさんに、是非お伝えしておきたいことです。</u></b></p><br /> <p>毎年のように、急性<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%EB%A5%B3%A1%BC%A5%EB%C3%E6%C6%C7">アルコール中毒</a>でなくなる学生がいます。残念なことに、今年も死者が出ているようです。</p><br /> <p>一橋大1年生が寮で飲酒後死亡、急性<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%EB%A5%B3%A1%BC%A5%EB%C3%E6%C6%C7">アルコール中毒</a>か<br /> <a href="http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080428AT1G2800T28042008.html">http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080428AT1G2800T28042008.html</a></p><br /> <p>なぜ、名の知れた国立大学の学生までもが死にいたるのでしょうか。</p><br /> <p>ここで自分は「イッキ飲み」という言葉が一人歩きしているという点を挙げたいと思います。急性<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%EB%A5%B3%A1%BC%A5%EB%C3%E6%C6%C7">アルコール中毒</a>とは、短時間の飲酒によって起こる中毒症状です。息継ぎをせずに飲むことが危険なのではありません。</p><br /> <p>自分が大学生だったころ、ある年に「自分がどれだけ飲めるか試したい」と言って、人からそそがれるのを拒絶して自分で注いでいた後輩がいました。しかし、試す、というわりには随分飲んでいたようなので、忠告しました。</p><br /> <p>「ずいぶん飲んでるねえ。大丈夫か?」<br /> 「いや、全然大丈夫ですよ!」<br /> 「アルコールがまわるのには時間がかかるよ。<br />  座っていても分からないが、立ち上がって歩きはじめたときに一気に回る。<br />  帰る途中で倒れないようにな。」</p><br /> <p>後輩君はこのことを知らなかったらしく、自分からの忠告を受けてかなり驚いていました。これは酒飲みにとっては常識ですが、成人したばかりの人にとっては分かりにくいことなのだと思います。</p><br /> <br /> <p>酒提供:「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%F1%AD%BB%D2%A4%CE%B2%A6%BE%AD">餃子の王将</a>」バイト店員3人が女子高生に 川崎<br /> <a href="http://mainichi.jp/select/today/news/20080319k0000e040028000c.html">http://mainichi.jp/select/today/news/20080319k0000e040028000c.html</a></p><br /> <p>この事件でも、女子高生は会計を済ませて店の外に出たあとで倒れています。</p><br /> <br /> <p>イッキ飲みはダメだ、自分のペースで飲むようにしよう、と言われても、回数を重ねないとどの程度飲めるのかは分かりません。メディアや教科書は息継ぎをせずにお酒を飲むイッキ飲みと、短時間でのアルコールの大量摂取をごちゃまぜにしています。<b><u>「短時間」というのは数十分のことを指します。</u></b>「イッキ」ではなくとも、1時間から2時間程度の飲み会で、自分が飲める量を「試す」と酔いつぶれたり急性<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%EB%A5%B3%A1%BC%A5%EB%C3%E6%C6%C7">アルコール中毒</a>になる可能性があります。</p><br /> <p>新歓コンパなどは他人からじゃんじゃんお酒をすすめられるので、そういう席で「飲める量」を試すことは難しいです。そこで、自宅で晩酌をして試してみるとよいと思います。こういう方法が考えられます。<br /> <br /> </p> <ul> <li>まず、飲む時間は夕食時の2時間と決めておきましょう。</li> <li>最初は2時間で生ビールを中ジョッキ1杯飲みます。 <ul> <li>その日はそれだけにしておきます。</li> <li>これで苦しいようだったらあなたは下戸です。他人とはお酒を飲まずに烏龍茶を嗜みましょう。</li> </ul></li> <li>次の機会では1時間に1杯。2時間で計2杯飲みます。 <ul> <li>その日はそれだけにしておきます。これで苦しいようだったらそれ以上は飲まないようにしてください。</li> </ul></li> <li>さらに次の機会には40分で1杯。2時間で計3杯飲みます。 <ul> <li>その日はそれだけにしておきます。これで苦しいようだったらそれ以上は飲まないようにしてください。</li> </ul></li> <li>そのまたさらに次の機会には30分で1杯。2時間で計4杯飲みます。 <ul> <li>その日はそれだけにしておきます。これで苦しいようだったらそれ以上は飲まないようにしてください。</li> </ul></li> </ul><p><br /> こういう飲み方をすると急性<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%EB%A5%B3%A1%BC%A5%EB%C3%E6%C6%C7">アルコール中毒</a>にならずに「時間あたりに飲める量」を知ることができます。</p><br /> <p>まぁこれを愚直に守れるひとはそうそういないと思いますが、だいたいの目安にすると良いでしょう。ちなみに私は「20分で中ジョッキを一杯」つまり2時間で6杯くらい飲むとべろべろに酔っ払います。</p> Wed, 30 Apr 2008 16:38:01 +0900 hatenablog://entry/17680117127057351847 「国内で中国軍を行動させない」という原則を貫いた長野県警を支持する! https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080427/1209268034 <p><br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CB%CC%B5%FE%A5%AA%A5%EA%A5%F3%A5%D4%A5%C3%A5%AF">北京オリンピック</a>の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%BB%B2%D0%A5%EA%A5%EC%A1%BC">聖火リレー</a>にあわせて中国への抗議活動が行われた。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C4%B9%CC%EE%B8%A9%B7%D9">長野県警</a>による取り締まりが抗議活動に対して厳しく、中国側に対して甘いというような指摘がある。</p><br /> <p>しかし、自分は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C4%B9%CC%EE%B8%A9%B7%D9">長野県警</a>が中国への抗議活動を取り締まる方向で動くのは当然だと思う。理由は簡単で、聖火防衛という名目のもとに中国軍の関係者を日本国内で活動させてはならないからだ。</p><br /> <p>付け加えるなら、この抗議活動自体が筋が通らない話だと思う。オリンピックと<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C1%A5%D9%A5%C3%A5%C8">チベット</a>問題は直接関係がない。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%BB%B2%D0%A5%E9%A5%F3%A5%CA%A1%BC">聖火ランナー</a>に対してフリー・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C1%A5%D9%A5%C3%A5%C8">チベット</a>と叫んで何の意味があるというのだろうか。(逆に自分は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%D5%BC%E7%C0%CA">胡主席</a>の来日の際に抗議活動をするなら筋が通ると思う。)</p><br /> <p>よって僕は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C4%B9%CC%EE%B8%A9%B7%D9">長野県警</a>を支持する。</p> Sun, 27 Apr 2008 12:47:14 +0900 hatenablog://entry/17680117127057351902 ヒステリックな反応の世論、粛々と判決を下した司法。 https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080422/1208855339 <p><br /> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%B3%B8%FD%B8%A9">山口県</a>光市で起こった殺人事件で、被告に死刑判決が言い渡された。</p><br /> <p>被告が1審、2審での証言を覆したことについて、本村さんが悔しいと思う気持ちは分からないではない。しかし、被告が何を言おうが自由である。もし裁判所が「生き返りの儀式」を認めたら大問題だったろうが、被告がそう主張するだけなら実害はない。検察官が突っ込みをいれ、裁判所が粛々と判決を下すだけである。</p><br /> <p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%DB%B8%EE%C3%C4">弁護団</a>は裁判を遅延させているという意見も見られた。しかし僕は、弁護活動による裁判の遅延よりも<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%DB%B8%EE%C3%C4">弁護団</a>に対する<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C4%A8%B2%FC%C0%C1%B5%E1">懲戒請求</a>による遅延を恐れた。<b><u>仮に被告の弁護士が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C4%A8%B2%FC%C0%C1%B5%E1">懲戒請求</a>で退会・除名にでもなっていたら、弁護士を交代させざるをえず、裁判はさらに遅延することになっただろう。</u></b><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C4%A8%B2%FC%C0%C1%B5%E1">懲戒請求</a>を出した人たちは「自分が正しい」という思い込みで、結果を考えずに行動したといわざるを得ない。</p><br /> <p>被告が荒唐無稽なことを言おうが、裁判所がきっちりと判決を下してくれる。僕はそう思っていたから、事件そのものについて何か積極的に発言しようという気にはなれなかった。ただ、心のどこかで裁判所は死刑を回避するかも知れないとも思った。しかし、結果としてみるならば、被告が主張する権利も守られたし、裁判所は至極まっとうな判断をした。</p><br /> <p>裁判所が死刑判決を下したと聞いて、僕は世論のヒステリックさのほうが強く印象に残ることになった。</p> Tue, 22 Apr 2008 18:08:59 +0900 hatenablog://entry/17680117127057351981 「はてな」は弱いの? https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080309/1204996651 <p><br /> <a href="http://blog.hatena.ne.jp/muffdiving/">id:muffdiving</a>さんのダイアリーに対して、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%C3%AB%CC%EE%C6%D8">小谷野敦</a>氏が侮辱罪にあたると<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A4%CA">はてな</a>に通告した。そして、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A4%CA">はてな</a>はmuffdivingさんにその旨を連絡し、muffdivingさんは訂正線を入れた。</p><br /> <p>そしてこの件について<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%C3%CC%EE%C0%A5%CC%A4%CD%A7">加野瀬未友</a>氏(<a href="http://blog.hatena.ne.jp/kanose/">id:kanose</a>)が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A4%CA%A5%D6%A5%C3%A5%AF%A5%DE%A1%BC%A5%AF">はてなブックマーク</a>で「小谷野氏には弱い」と発言し、のちに弱いのはmuffdivingさんではなく「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A4%CA">はてな</a>」だと補足した。</p><br /> <p>しかし自分は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A4%CA">はてな</a>が弱いとは思わない。</p><br /> <p>今回の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A4%CA">はてな</a>の対応は、プロバイダー責任制限法に基づいた連絡だ。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%F4%BC%B0%B2%F1%BC%D2%A4%CF%A4%C6%A4%CA">株式会社はてな</a>としてmuffdivingさんの代わりに訴訟の当事者となる覚悟を決めたのでもない限りは、こういう連絡をするのは当然である。だから今回の件ではmuffdivingさんが個人情報を開示されては困ると考え削除に応じたということになる。</p><br /> <p>ただし、別に自分はmuffdivingさんが弱いとも思わない。</p><br /> <p>たしかにプロバイダー責任制限法のなかで、明文で個人情報の悪用が禁止されている。しかし犯罪経歴証明書でもない限り、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%C3%AB%CC%EE%C6%D8">小谷野敦</a>さんが法令を守る人なのかどうかは分からない。muffdivingさんが自衛のために訂正に応ずることは弱さではなく、むしろ、賢さの現われであろう。</p><br /> <p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A4%CA">はてな</a>の対応が場当たり的だと言う人もいるが、今回の件については場当たり的でもなんでもない。場当たり的だと言っている人はプロバイダー責任制限法を知らないのだろう。</p> Sun, 09 Mar 2008 02:17:31 +0900 hatenablog://entry/17680117127057352058 うむ。消えた。 https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080225/1203934765 <p><br /> DASMの削除申請を復帰させるのを忘れていたため、削除ということに相成った。</p><br /> <p>消えたのは、以下のキーワードである。<br /> <br /> </p> <ul> <li><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%BB%B1%A9">音羽</a>理史</li> <li>RIR6</li> <li>sjs7</li> </ul><p></p><p>DASMがRIR6とsjs7の削除申請を出した理由はよう分からん。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%BB%B1%A9">音羽</a>理史は早々に復帰させたが、RIR6の記述は保存していなかったので、永久に失われたこととなる。まぁ本人のためにもそれが良かろう。</p><br /> <p>結局、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%CF%A4%C6%A4%CA">はてな</a>による強制削除は執行されなかった。コメント欄では<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%BB%B1%A9">音羽</a>くんが自分の発言を全部消すなどの楽しい風景を見ることができた。</p> Mon, 25 Feb 2008 19:19:25 +0900 hatenablog://entry/17680117127057352141 鉈を持って痴漢を殺戮する女性がいる風景。 https://syujisumeragi.hatenadiary.org/entry/20080225/1203871895 <p><br /> <blockquote><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E4%A5%F3%A5%C7%A5%EC">ヤンデレ</a>が、その「暴力」を誰かの為にではなく、ただ「暴力」を行使する、そんなキャ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E9%A5%AF">ラク</a>ターとなったとき、それはフィクションの枠を越え、現実の人々に影響を及ぼすだろう。現実の女性が鉈を持ち歩き、痴漢たちをその鉈でぶった切る、そんな世界、決して悪くないでしょう?</blockquote></p><p><a href="http://d.hatena.ne.jp/Rir6/20080224/1203831679">http://d.hatena.ne.jp/Rir6/20080224/1203831679</a></p><br /> <p>「フィクションの枠を越え」「現実の女性が鉈を持ち歩」く世界とか、<b><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B2%A1%BC%A5%E0%C7%BE">ゲーム脳</a>にもほどがある</b>。<br /> そもそも「ただ『暴力』を行使する」キャラが、現実の人々に影響を与えるという根拠が理解できない。</p><br /> <p>まぁマジレスするのも野暮なので以下「鉈を振るう女性による革命」の妄想を書き連ねる。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E4%A5%F3%A5%C7%A5%EC">ヤンデレ</a>じゃないけどな。<br /> <br /> </p> <div class="section"> <h4>「鉈を持った女性による革命」の物語。</h4> <p><br /> 「彼女」は暴力を自分の利益のためだけに使う。とは言っても強欲なわけではなく、生活は慎ましい。<br /> 3LDKのマンションで幼い弟と暮らしている。</p><br /> <p>「彼女」はいつも平然としている。痴漢が現われても顔色を変えず「どいてくれない?」と静かに言う。しかし痴漢がそれを無視して自分の通行を邪魔しようとするとおもむろに鉈を取り出し、容赦なく斬る。</p><br /> <p>しかしぶっ殺した相手が政治家の秘書だったことから物語は急展開する。「女の分際でぇ!」という<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%F7%C0%AD%BA%B9%CA%CC">女性差別</a>丸出しの政治家は懇意にしているヤクザを動員し、「彼女」を殺そうとする。</p><br /> <p>「彼女」はあくまでも自分の利益(自分や弟を守ったりすること)のためだけに動いていくが、結果的にその政治家を殺すことになる。</p><br /> <p>その政治家が殺されたあと、政敵たちがいろいろ動いたりして世の中は一変してしまうが、「彼女」は以前と同じような生活を続けるのだった──<br /> <br /> </p> </div> <div class="section"> <h4>特にオチはないが。</h4> <p>……以上。妄想を書き連ねてみた。</p><br /> <p>フェミみたいな自己主張の強そうなのより、こういうほうが好きだな俺は。<br /> 自分のやりたいようにやって結果的に革命になってしまうみたいな。</p> </div> Mon, 25 Feb 2008 01:51:35 +0900 hatenablog://entry/17680117127057352203