トランプ氏、「停戦はロシア次第」 週内に協議か

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ホワイトハウスで会談するトランプ大統領(中央右)とアイルランドのマーティン首相/Evelyn Hockstein/Reuters

ホワイトハウスで会談するトランプ大統領(中央右)とアイルランドのマーティン首相/Evelyn Hockstein/Reuters

(CNN) トランプ米大統領は12日、ロシアの侵攻を受けているウクライナが前日に米国が提示した30日間の停戦案に同意したことを受けて、停戦が実現するかはロシア次第だと述べた。

トランプ氏によると、米国の代表団がすでにロシアに向かっているという。自身と同国のプーチン大統領との会談の予定についてはコメントしなかった。

ウィトコフ米中東担当特使が週内にロシア側と協議する予定だが、プーチン氏に面会するかどうかは不明だ。両氏は先月協議を行っている。バンス米副大統領は「今後数日間にわたって代表団が電話や対面でロシア側と協議を行う」と明らかにした。

プーチン氏が過去に複数回停戦合意を反故(ほご)にした経緯を踏まえ、記者団からプーチン氏が停戦を守ると思うか尋ねられたトランプ氏は「(プーチン氏と)まだ実質的な話しをしていない。間もなくわかるだろう」と述べるにとどまった。「前向きなメッセージを受け取っているが、それだけでは意味がない」とも述べた。

また、トランプ氏はウクライナが「(ロシアよりも)困難な立場にある」との考えをあらためて示したが、米国がロシアに追加の経済制裁を科す可能性にも言及した。ただし、「平和の実現を望んでいる」として制裁には消極的な姿勢も示した。

米国とウクライナの当局者は11日にサウジアラビアで8時間あまり協議し、その後、ウクライナのゼレンスキー大統領は米国が提案した30日間の停戦案を受け入れたと明らかにした。ゼレンスキー氏によると、停戦案は空と海に限定されず、ロシアとの戦闘のすべての前線をカバーする内容だという。

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