写真を撮ることにこだわりを持つアーティストや俳優・声優による連載「QJカメラ部」。
木曜日は、2018年から俳優活動をスタートし、数々の映画やドラマなどに出演する工藤遥が担当。
フィルムカメラを相棒とし、日々の何気ない風景を撮り溜めている。そんな彼女が、日常の中で、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
記憶
10年前の映画『セッション』を見た。
猟奇的で、ものすごい緊張感と圧迫感で、
凄まじい熱量に圧倒。ふぅ〜。
高校生の主人公が大人に支配される感覚、
10年前に舞台をやったときに感じたそれに
すごく似ていて、懐かしくなりながら、
今さらだけど「怖かったな〜」って笑えた。
音大で、ブラスバンドが出てくるから、
久しぶりに管楽器に触りたくなって
眠りに眠っていたトランペットを
吹こうかな〜とか思ってやめた。
とりあえず、アコギをポロポロ鳴らして
あ〜音楽って、楽器っていいよねぇ〜って。
うっすいけど、そんなことを思いながら、
吹奏楽をやっていた小学生のころを思い出した。
よく怒られたり、外されたり、
折れそうな場面がめちゃくちゃあったのに
なんで折れなかったのか、いまだに不思議だ。
昔からなにかと劣等生だったけど、
不思議と折れずにここまで過ごしてる。
いまだに不思議。なんでなんだろう(笑)。
NAOYA(ONE N’ ONLY)、中山莉子(私立恵比寿中学)、セントチヒロ・チッチ、工藤遥、RUI・TAIKI・KANON(BMSG TRAINEE)、森田美勇人、南條愛乃が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。
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