日本政府観光局が19日に発表した2024年6月の訪日外国人観光客数は、313万5600人となり、4か月連続で300万人を突破した。単月として過去最高を記録した。上半期の累計では1777万7200人となり、過去最高を記録した2019年同期を100万人以上上回った。
前月に引き続き、一部市場において学校休暇を含む連休に合わせた訪日需要の高まりが見られたほか、東アジアでは台湾、東南アジアではフィリピン、欧米豪・中東地域では米国などで訪日外客数が増加したことが、今月の押し上げ要因となった。
23市場のうち18市場(韓国、台湾、香港、シンガポール、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、メキシコ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、北欧地域、中東地域)において6月として過去最高を記録したほか、台湾、米国では単月過去最高を更新した。
韓国からの訪日外客数は、70万3300人(前年同月比29.0%増)であり、6月として過去最高を記録した。中国からの訪日外客数は、66万900人(前年同月比216.9%増)であり、前年同月を大幅に上回ったが、2019年同期に比べて25%減となった。
台湾からの訪日外客数は、57万4500人(前年同月比47.7%増)だった。
直行便数が2019年水準を上回っていることに加え、スクールホリデー等の影響もあり、豪州からの訪日外客数は、6万1800人(前年同月比45.7%増)と、6月として過去最高を記録した。米国からの訪日外客数は29万6400人(前年同月比30.7%増)で、単月として過去最高を記録した。
これらの結果から、訪日外客数は引き続き増加傾向にあり、観光業の活性化が期待される。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。