ルートは以下の通り。

• カンボジア・カンポット
• カンボジア・ココン
• タイ・トラート
• タイ・バンコク

距離にすると650km程度あるらしいがカンボジア側の道はあまり良くないし国境で結構時間食う事を考えると距離以上に離れている。

一気に行く事もできるが合計12時間以上と長い旅なのでトラートもしくはココンで一泊することをオススメする。俺はトラートで一泊した。

カンポット - ココン国境

滞在していたホステルでカンポットからトラート行のバスチケットを購入して朝八時のバスに乗り込み、昼14時半位にココン国境に到着した。マイナー国境の割に出国ゲートは長蛇の列であった。

しかし到着するやいなやバス会社の人が「10ドル払ってVIP待遇で国境を抜けないとバスに間に合わない、10ドル払うかバスを諦めろ」などとふざけた事を言い出した。こんな奴に10ドル払う気はしなかったので拒否するとトラートまでのミニバン代120バーツを置いてどこかへ消えていった。

バスの値段表は

• カンポット -> トラート 22 USD
• カンポット -> ココン国境 13 USD

となっているので、ミニバン代 120 THB ≒ 4 USD とすると 5 USD 損したことになる。控えめに言ってゴミだ。

カンボジア南部からトラートへ行く際には直通ではなく国境までのバスを購入しておくとこういったトラブルを防ぐことができそうだ。ミニバンは一時間に一本以上あるっぽいし。

ココン国境からタイ入国及びトラートへ

というわけで 120 バーツのミニバンに乗ってトラートへ着いた。トラートのバスターミナルは街から20分ほど北へ歩いたところにあり若干距離が離れているが、徒歩でも行けない距離ではない。

ここでは Sangjun Guesthouse という安宿に一泊し、バンコクへ向かう事にした。

トラートからバンコク

トラートでは到着時と同様に街の北部にあるバスターミナルからバスに乗ってバンコクへ行った。バンコクまでは片道 252 THB で約6時間かかる。バンコク行きのバスは数が多く、一時間に一本以上の頻度で発車しているが人気路線でもあるので、事前にホテルなどで予約したほうが安心。多分予約したらピックアップしてくれるし。

バスにトイレは付いていないが一度休憩があった。ついでに軽食も食える。

寝てたらバンコク東バスターミナル・エカマイに到着した。おつかれさまでした。

まとめ

カンポットからバンコクまでは時間にして12時間以上離れており一般的には飛行機で行ったほうが断然良いのだが、陸路国境もまた旅の醍醐味の一つだ。あまり居ないとは思うが誰かの参考になればと思う。

場所はプノンペンから南へバスで四時間程度行ったところにある。海に近いが街は少し内陸側に位置しているので、ビーチリゾートが良ければシアヌークビルかケップなどへ行ったほうが良さそうだ。カンポットは特に欧米人に人気の観光地で胡椒とドリアンで有名な街らしい。

街の中心部にはこのように大きなドリアンの銅像を中心とする「ドリアン・ラウンドアバウト」がある。ドリアンの像なんてめちゃくちゃレアだと思うので一見の価値ありだ。

ラウンドアバウトの北側にはナイトマーケットがあり、屋台で飯を食ったり衣類などを購入したりできる。小さな遊園地も兼用しており、家族連れでも楽しめるようになっている。

まぁあとはそんなに観光名所があるというわけではないようだ、一応街の西側にあるボーコー国立公園とかはそれなりに有名らしい。バイクをレンタルして動くと良いかも。俺はホテルでノンビリしてただけだが。。

丁度年末年始をここで過ごしたのだが、カンポットの川岸では花火があがるようで31日の夕方からはお祭り騒ぎであった。

昼前から場所どりを行い暗くなったら集まって食って飲んで花火を飛ばしてと、とても騒がしい。屋台もいつも以上に並んでいた。

それまでは単なる田舎町といった感じでめちゃくちゃ静かな町だったのだが、一体どこから湧いてきたのか大量の人でごった返していた。まぁ年に一度だしな。もっとも俺はホステルで寝てたわけだが。。。案の定花火の音で起こされ危うく翌日は寝坊しかけた。

というわけでカンポットであった。特に何かしたというわけではないが、長閑で良い街なのでプノンペンの喧騒に疲れたら行ってみることをオススメする。

プノンペンからカンポットに移動してきた。初めて来た街だがカンボジアの田舎町といった感じで静かで良いところだ。カンポットではクールカンポットというホステルに滞在する事にした。

場所はドリアンラウンドアバウトから徒歩20分程度と、中心街からはやや離れているが、その分静かなところだ。川沿いにあり、ルーフトップバーからの眺めも良い。共用スペースにはソファやハンモックなど並んでいるのでノンビリできる。猫も可愛らしい。

六人部屋のドミトリーに滞在した。部屋はなかなか広くてキレイだ。ベッドは三段ベッドで上の段になると上り下りするのが大変そうだ。昼間は節電の為にエアコンを切られるが、ベッド一つ一つに扇風機があるのでそこまで暑くはならなそう。Wi-Fi も快適。

トイレ・シャワールームも部屋についており、ホットシャワーもちゃんと出るので問題なし。アメニティも歯磨きセットぐらいだがついてくるのは地味に嬉しいかもしれない。

ただ、このホステルでトラート行きのバスを購入したらゴミ業者に当たってしまった。国境までは問題なく着いたものの、カンボジアの出国手続き時にバス会社の人が「時間が無いから10ドル払ってVIP待遇で出国管理を受けないと俺のバスには乗せられない」などとふざけた事を言いだした。そんなクソに払う金は無いから断るとトラートまでのミニバン代120バーツだけおいてさっさと消えてしまった。これではトラートまでのチケットを購入した意味が無い。

というわけでタイ方面まで行くのであれば国境までのチケットを購入しよう。どうせ国境でミニバンに乗れる。ホステル自体は良かっただけに旅行会社の対応のクソさが際立つ結果となった。やれやれ。