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【即使える】今すぐできるシゴデキしぐさ10選(全1記事)

仕事ができる人は「2分ルール」で動く 今すぐできる“シゴデキ”しぐさ10選

職場の先輩や同僚を見て「あの人は仕事ができていいなあ」と感じたことはありませんか? 本記事ではシリョサク株式会社の豊間根青地氏が、仕事をテキパキと進めるコツ“シゴデキしぐさ”を紹介。特別な技術がなくてもできる、10個のポイントをお届けします。

“シゴデキしぐさ”にスキルはいらない

豊間根青地氏:みなさん、シゴデキになりたくないですか? みなさんの周りにもきっといますよね。「なんかこの人仕事ができるんだよな」という人。憧れがあると思います。

ですが残念ながら、ローマは1日にしてならずと言いますけれども、シゴデキも1日ではなれないんですね。例えばロジカルシンキングとか問題解決とか、そういう難しい概念やスキルは一朝一夕に身につくものではないんですね。

しかし、安心してください。世の中にはそういうスキルとかじゃなくて、やるかやらないかだけで「お、こいつ仕事できるな」って思われやすくなるシゴデキしぐさなるものがございます。

この動画では、私の考えているシゴデキしぐさ10個をバンっとお伝えして、ぜひみなさんに今日から実践いただいて「お、こいつ仕事できるじゃねえか!」と思われていただくことを目指して動画を撮影しております。

一番簡単に信頼関係を作る方法

ということで、シゴデキしぐさをご紹介していくんですけれど。記念すべき1個目のシゴデキしぐさですね。はい、こちら! 「ありがとうを伝える」ですね。そこ!? ってね、思ったでしょ、みなさん? 

仕事ができると思われる振る舞いで、最初が「ありがとう」。ショボっと思ったそこのあなた! それは大間違いですからね。仕事は結局、人と人とのやり取りなんですよ。ということは、信頼関係が大事なんですね。

信頼関係を積み重ねる一番簡単な方法は、きちんと周りの人に感謝を伝えることです。日々ちょっとしたことで「すみません」じゃなくて「ありがとうございます」と伝える。「いつも助けてくれてありがとうございます」という感謝をちゃんと言葉にして伝える。私はこれがシゴデキの第一歩だと考えています。

飲み会の翌日「ありがとうございました」とメールを打つ。挨拶しに行く。やって損はないんだからめんどくさいとか言わずに、「ありがとう」って伝えればいいんですよ。それが1個目のシゴデキしぐさです。こんな感じで、考えなくてもやるかやらないかの話ですね。これを10個していきます。

シゴデキとは当たり前の積み重ね

2個目、「遅刻しない」。これも大事なんですよね。ありがとうと一緒です。遅刻は一番信頼をなくしちゃうんですよね。何度も言いますけど、信頼を雪だるま式にどんどん、どんどん膨らませていくことが結局、次の仕事を生むんですね。

要は約束を守ることです。「これをやります」と言ったことをちゃんとやる。納期を破るとか、出すと言ったものを出さないみたいなことをやらない。「こいつは自分で言ったことをちゃんと遂行するんだな」という小さなことを積み重ねていくことで、だんだんとそれが大きな仕事に変わっていって、仕事を任せてもらえるようになるわけですね。

なので、小さなことからきちんと約束を守る。まずは遅刻しないというのが2個目。

3つ目、「でかい声で挨拶をする」。これですね、みなさんも薄々感じられているかもしれないですけれども、この社会では声がでかいやつがえらいんですね。僕もめちゃくちゃ声がでかいんですけれども、やはり自信があるように見えるんです。

プレゼンの機会とか、何か人にものを説明する時、話す時に声がでかいときちんと自分の意図が伝わりますし、信頼ができそうに見えるわけです。まずは声を大きく話すことがめっちゃ大事なんですけど、そのための第一歩が挨拶ですね。

なんか今日は当たり前の話をしているんですけど、結局、仕事ができるというのは当たり前の積み重ねなわけですね。イチローもね、素振りをしまくって実績を作っていますから。仕事も当たり前が大事。大きい声で挨拶をするのが、3つ目。

仕事の量や質よりも、まずはスピードを意識する

4つ目、これはけっこう重要なんですけど、「スピードを最重要視する」。仕事の良し悪しには大きく3つの要素があるんですね。量・質・スピードです。仕事で出したアウトプットの量がどのくらいあるのかと、その質がどのくらい高いかと、どれだけ早く出てきたかで仕事の成果は決まるんですね。

量・質・スピードの中で一番楽に作れるのがスピードなんです。量はある程度時間を投下しないと作れないですね。質が一番大事なんですけど、これは難しいですよ。誰もが簡単に質を上げられるわけじゃないんですよ。これはテクニックやスキルがいるわけです。

一方でスピードは、新入社員でも少なくとも早く出すことはできるわけですね。スピードが一番楽なんです。仕事というものを量・質・スピードの3つに要素分解した際に一番コントローラブルに変えられる変数がスピード。だからまずスピードを変えるべきなんですね。

よくシゴデキは即レスをすると言いますけど、とりあえずスピードという要素を押さえておけば変なことにはならないと認識しているから、重要視しているわけです。

1週間かけて10のものを出そうとするよりも、いったん3日で5を出すのがすごく大事なんですね。5か10かということよりも前に、まず1週間じゃなくて3日であることに価値があるんです。これを認識する。明日じゃなくて今やる。1週間後じゃなくて明日までにやる。これを意識することが4つ目の大事なところですね。

検索は仮説とインプットにこそ使う

5個目が、「すぐググる」ですね。疑問を自分で解消する。困りごとを自分の力で解消する癖をつけることです。仕事をしているといろんな疑問とか困りごとにぶつかります。それを自分で解消しにいくことがもちろん大事なんですけど、その際にいったん自分でなんとかする癖がすごく大事なんですね。

もちろん人を頼るのも大事なのですが、まずは自分の頭で考えて仮説を持って、自分の力だけで解消しにいく癖をつけるのが大事で、そのためにまず1回ググるわけです。今はChatGPTでもいいですね。人に聞く前にGoogle検索なり、ChatGPTでいったんできるところまでやる癖をつけるのが大事なわけです。

かつ、もう1個の側面があって、我々の人生は全部勉強なんですね。僕は、「日々是勉強」という言葉がすごく好きなんですけれども、我々が人生でぶつかるものごと、事象の中で勉強にならないものはないです。

あらゆるシーンで検索して、「なるほど、この言葉ってそういう意味なんだ」とか「こんな人がいるんだ、調べてみよう」とか「この会社はこういう歴史を持っているんだ」ということをすぐググってインプットしていくことが思わぬところで提案のための材料になったり、説得をするための語彙になったりするので。

いろんなことを自分と関連付けて調べて吸収しておくことがいろんなシーンで役立つすごくいい材料になるので。ぜひ、すぐググることを癖付けてみる、ということが5個目になります。

いいシゴデキしぐさですね〜。これね。もう折り返しですよ。この5個だけやったらみなさんも仕事ができすぎてもう大変なことになっちゃうんですけれども。残り5個いってみましょう。

“相手に考えさせない質問”が重要

6個目が、「クローズドクエスチョンを使う」ですね。オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンという概念があるのですが、クローズドクエスチョンとは、要はイエスかノーで答えられる質問のことですね。

「あなたはリンゴが好きですか?」「はい」「いいえ」とか、「今あなたはアップルパイを作ろうとしていますか?」「はい」「いいえ」みたいなイエスかノーで答えられる質問のことです。

一方でオープンクエスチョンというのは、例えば「あなたの好きな食べ物は何ですか?」とか「あなたが今作ろうとしているものは何ですか?」みたいにイエスかノーじゃなくて無限に選択肢がある質問のことをオープンクエスチョンと言います。

仕事のコミュニケーションにおいてはクローズドクエスチョンを徹底的に癖付けることがめっちゃ大事です。なぜかと言うと、クローズドクエスチョンをするためにはいったん自分の仮説を持つ必要があるんですね。

例えば「あなたの好きな食べ物は何ですか?」と聞くと、相手は世の中に無限にある選択肢の食べ物の中から自分が何が好きかというのを決めてそれを選び取るという思考をする必要があるんですね。

自分の好きな食べ物くらいだったら別にポンっと出るんですけど、例えば「この資料どうやって作ればいいですか?」と言われたら、「いやいや、お前、資料どうやって作るって。パワポの操作の方法から聞いているのか、それともテンプレはどれを使うかという話なのか、それとも期間の話なのか、どういうことやねん! どこから説明すりゃええねん!」と、相手にめちゃくちゃ考えさせちゃうわけですね。

一方で、クローズドクエスチョンにするとどうなるかと言うと、例えば「この資料って、去年担当していた鈴木さんに参考情報をもらいながら、今週末金曜日の18時までにいったんページ割りとスライドタイトルだけ決めてご相談するイメージでいいですか?」というふうに聞けば、「なるほど、そうやって進めるつもりなのね。それでいいですよ」と考えずに「はい」か「いいえ」だけで答えられるわけですね。

これを「思考の幅を狭める」と言っているんですけど、「こういうことでいいですか?」という仮説を作らないと、まずクローズドにできないわけですね。

要は、オープンクエスチョンとは思考する手間を相手にぶん投げているんです。「どうやったらいいですか? これって何ですか?」みたいに、膨大な情報の中から選択肢を取ることを相手にぶん投げているわけですけど。

とにかく自分でいったん「たぶんこういうことかな」と考えて、それをぶつけて「いいえ」だったら方向を修正すればいいので。まずクローズドにする癖を付けるのが超大事です。というのが6個目ですね。

人間は可視化しないと認知できない

7個目、「書き出す」ですね。困ったら一回書き出す癖を付けるのが、ぜひおすすめです。

この仕事の進め方に悩んでいるな、やらなきゃいけないことがいっぱいあるな、どうしよどうしよ、あぁ〜! ってなるんじゃなくて、メモ帳とペンを用意して、「これやらなきゃいけないな」「これもやらなきゃいけないな」というふうに1回全部書くんですね。

それを、できたらつぶしていくとか、あるいはポストイットに(書いて)「これやらなきゃいけないな」。ペタ。「これやらなきゃいけないな」。ペタ。「これとこれの優先順位はあとでいいや、これとこれからやろう」みたいにとにかく頭の中身を1回書き出す癖をつけることですね。

我々パンピーがね、頭の中だけで考えられることなんて限界があるんですよ。1回かたちにして、手で触れる、目で見える状態にしないと我々は認知できないんですね。

ということをちゃんと認識してあげて、頭の中だけでうわ〜ってなるんじゃなくて、1回アウトプットして、目に見える状態にしてから考える癖を付けると仕事が進みやすくなりますし、ほかの人にも説明しやすくなります。

考えるところももちろんだし、記録するという概念でもいいですね。自分が考えたこととか、例えば読書をした記録や会議の議事録を残しておくみたいに、自分の頭の中だけに留めずにアウトプットして、可視化して残しておく癖を付けることがすごく大事です。

「この仕事の目的ってこういうことで合ってますか?」

8個目、これは今の話にもつながるのですが、「2分ルールを持つ」ことですね。2分ルールとは何か。2分で終わることは即やるというルールです。

仕事をやっているとタスクが死ぬほどあるわけですよ。これもやらなきゃ、これもやらなきゃというのがいっぱい出てくるんですけど、その中でも2分で終わるやつは即やる癖を付けておくと仕事がすごく進みます。

タスクってめちゃくちゃあるんですけど、その中でも即終わるやつって雑魚なんですよ。タスクとしては雑魚なんですけど、そういうやつはけっこうマインドシェアを取られるんですよね。あれの予約しなきゃ、あのメール返さなきゃみたいなことがけっこうマインドシェアとして取られちゃうので。

書き出して優先順位をつけるのも大事なんだけど、すぐ終わるやつはどんどん倒していくと、マインドシェアを取られるせいでほかのタスクに影響を及ぼすというマイナスがなくなってどんどんクリアになっていくので。雑魚はすぐ倒すことを意識しておくと良いです。

9個目、これはちょっと難しいんですけど、「目的から考える」ことですね。どんな仕事にも目的があるんです。我々のこのシリョサクTVの撮影もね、一定の目的を持って、ビジネスとしてやっているんですけれども。

すべての仕事には目的があります。ただ、目的は見失いがちなんですね。なぜなら目に見えないから。

例えば手を動かして資料を作る。その資料のアウトプットが目に見えるとかね。ウェブサイトを作る。そのウェブサイトが目に見えるみたいな感じで、目に見えるわかりやすい打ち手はわかりやすいんですけど、目的って目に見えないんですね。

だからついつい忘れちゃうことがよく起きるんですけど。だからこそどういう仕事をする時にも、「これ、目的って何だっけ?」と。仕事をしていて、ふと「あれ、これって何のためにやっているんだっけ?」ということを常に考える。

上司から仕事をもらった時も、「この仕事の目的ってこれで合ってますか?」と。注意したいのは、「この目的って何ですか?」とオープンクエスチョンで聞くんじゃなくて、「この仕事の目的ってこういうことで合ってますか?」とクローズドにするのが大事なんですけど。

とにかく目的から考える癖を付ける。まず、目的は何? これを常に自分に問い続ける癖を付けることがすごく大事です。

(手の甲を指して)ここにね、みなさん、目的は何か? と刺青を掘ったらいいと思います。「あ、目的考えなきゃ!」ってね。左右掘ったらたぶんちょうどいいと思うんですけど。はい。そのくらい目的を意識すると良いです。

シゴデキになる一番の近道

最後、10個目。「いろんな人に会う」です。大前提、我々が知っている世界はめっちゃ狭いです。僕も超狭いです。こんなに偉そうに語ってますけど。ぜんぜん井の中の蛙なんですね。人間はすべて井の中の蛙なんです。我々の知っている世界なんてたかが知れています。

だからこそいろんなところに顔を出すことによって世界が広がっていくんですね。自分のいる狭いコミュニティから抜け出して、知らない世界を知っている人と会って話す。これが一番いいインプットであり、成長の方法です。

本を読むのもいいです。いいけど、本を読むだけじゃなくていろんな人に会う。いろんな場所に行って交流することで、広い意味で知見をインプットすることが、幅広い視野、高い視座でものを考えるためには一番いい方法なので。

とにかく会社と家の往復ではなくていろんな人に会う、いろんな価値観に触れることが、実はシゴデキになる一番の近道になると僕は考えております。

はい、ということで「ありがとうを伝える」「遅刻しない」「でかい声で挨拶する」「スピードを最重要視する」「すぐググる」「クローズドクエスチョンを使う」「書き出す」「2分ルールを持つ」「目的から考える」「いろんな人に会う」この10個を取り入れてシゴデキの名を欲しいままにしていただければと思います。

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