ナプキンや紙切れに描かれたスケッチから素晴らしいアイデアが生まれることがある。「Garage Project」から生まれたMicrosoftの最新アプリは、そうしたアイデアからヒントを得ている。
「Ink to Code」と呼ばれるこの「Windows」向けプロトタイプアプリは、開発者が手描きのワイヤーフレームスケッチを「Visual Studio」にエクスポートできるというもので、北米で公開された。このツールの狙いは、UWPや「Android」のインターフェースのプロトタイプ作成作業を加速させることだ。
開発者は紙の代わりにスタイラスを使って、インターフェースのさまざまなエレメントのスケッチをタッチスクリーンに描くことができる。スケッチは自動的にリサイズおよびクリーンアップされて、直線で左右対称のボックスを形作り、それらがページのさまざまなエレメントを形作る。
Ink to Codeを使って、アプリの完成品を作ることはできない。だが、Ink to Codeはデザインシンボルをラベルやテキストフィールド、テキストパラグラフ、画像、ボタンに変換することで、開発の初期段階にかかる時間を短縮することができる。
Ink to Codeアプリ自体を構築するため、Garage Projectの開発者は、「Windows 10」に搭載されている最新の「Ink」の機械学習機能をオブジェクト認識に利用した。
このアプリは、Garage Projectのメンバーたちによって生み出されたが、同プロジェクトの今後の開発作業は現在、Xamarinチームによって支援されている。Xamarinチームは今回、より広範なフィードバックを得るためにInk to Codeを公開したという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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