パクリ経済――コピーはイノベーションを刺激する 作者: カル・ラウスティアラ,クリストファー・スプリグマン,山田奨治(解説),山形浩生,森本正史出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2015/11/26メディア: 単行本この商品を含むブログを見る新しい物を創るには手間も時間も費用もかかるのであって、そこから利益が得られないのであれば誰も創造性=イノベーションなんて起こさなくなってしまう。そう考えるのが自然であるから、創造性を発揮することによって利益が得られるように法で整えましょうねというのが各国における著作権法にあたる。ところが、世の中にはコピーが一般的で、合法であるにも関わらず創造性が維持されている例も存在している。 そもそも、完全なオリジナルなど存在せず基本はコピーして付け加えたり改変したりかけあわせたりして新しいものを生み出すのだとはクリエイターの発言としてよく聞くところである。オ