京都に本社がある大手ゲーム機メーカー「任天堂」の岩田聡社長が、胆管腫瘍のため、11日京都市内の病院で亡くなりました。55歳でした。 「ニンテンドーDS」や「Wii」など携帯型や家庭用の新たなゲーム機で次々にヒット商品を生み出し、国内だけでなく海外でも売り上げを伸ばしました。 しかしその後、スマートフォン向けのゲームにおされるなどして、平成23年度から3年連続で営業赤字に陥り、経営の立て直しに取り組んできました。 去年、胆管腫瘍が見つかり、一時、療養していましたが、ことしは体調が回復し、3月にはスマホ向けのゲームの開発を進めるため、IT企業の「ディー・エヌ・エー」との資本提携を発表して業界の注目を集めました。 会社によりますと、岩田社長は先週、体調が急変し、京都市内の病院で11日、亡くなったということです。