パリティーという物理用語はどうもあらゆるところで使われているようだ。Googleで検索すると製品や会社名が多く出てくるようだ。 またパリティーという雑誌は物理好きの間ではある程度メジャーであろう。 私が初めてパリティーの正確な定義を知ったのは電磁気学の授業においてであった。その頃はそれがいったいどう役にたつんだ?という疑問を持ちつつ、何時もの如く《なんとなく理解》で済ました。 その後量子力学でもまたパリティーが現れた。 量子力学では結構パリティーの応用例が多いのでその有用性とともに理解も深まった。 パリティーとはパリティー変換(x,y,z)→(-x,-y,-z)に付随した保存量の事である。 系がパリテイ-変換の下で不変な場合には《パリテイ-対称》だとか《パリティー対称性がある》と言われる(補足)。 一見単純なパリティー変換であるが物理的な応用に使い、分かったつもりになるまでそれなりに時間が