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篠原修司のアップルうわさ情報局 第2218回

Bloomberg報道

アップル最新M5チップ、今回最初に搭載されるのは次期MacBook Proか

2025年02月19日 17時25分更新

文● 篠原修司

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 アップルは次世代のM5チップをiPad Proより先にMacBook Proに搭載する予定だという。米メディアBloombergのMark Gurman記者が2月17日のニュースレターで伝えた。

 同氏によると、M4チップの搭載は2024年はiPad Proが先でその後にMacBook Proだったが、M5チップはこのスケジュールが逆になり、今秋にMacBook Pro、2026年上半期にiPad Proに搭載される予定になっているとのことだ。

M4

 また、M5チップ搭載MacBook Proの発売前には、現行のM4チップを搭載したMac StudioとMac Proのアップデートが今年6月のWWDCあたりに発表される可能性があるという。

 M5チップは強化されたアーキテクチャを採用し、引き続きTSMCの3nmプロセス技術で製造されるとみられている。ちなみにTSMCの2nmプロセスが採用されない理由は、コストの関係だとされている。

 とは言え、M5チップのハイエンドバージョンはTSMCのSoIC(System on Integrated Chip)技術を採用することで、M4チップに比べて大幅な性能向上を実現する見込みだ。このSoICは3Dチップスタッキングの手法を採用しており、従来の2Dデザインと比較して熱管理が向上し、電力のリークも抑えられるという。

 さらにM5チップはデュアルユースSoICの設計を採用してアップルのAIサーバーインフラへの搭載も予定されているとみられており、これによって消費者向けデバイスとクラウドサービスの両方でAI機能が強化されることが期待されている。

 

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