Salesforceは2月27日、同社が開発・使用しているAIエージェントの成功により、2025年はエンジニアの採用予定がないことを明らかにした。米メディア「サンフランシスコ・スタンダード」が報じている。
報道によると、本件はSalesforceの決算発表会において、マーク・ベニオフCEO自ら公表したもの。
同氏はフォーチュン100社のほぼ半数が同社のAIやデータクラウド製品を使用していること、2024年10月に提供を始めたAIエージェント「Agentforce」が5000件以上の契約を獲得していることに触れつつ、「我々は人間だけを管理する最後の世代である」と述べたという。
同社は2023年には約7000人、2024年には約1000人と、大幅な人員削減を実施。2025年もすでに1000人以上を削減する一方、営業担当者の採用は拡大しており、「AIにできることはAIが、できないことは人間が対応する形」に移行しつつあるようだ。
今回のベニオフCEOの発言も、こうした変化を受けたものではないかと、サンフランシスコ・スタンダードは分析している。
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