●au IDを中心に顧客を囲い込み
また、UQモバイルでは、ユーザーに対してau PAYカードを訴求するようになった。UQモバイルのユーザーであれば年会費が初年度だけでなく2年目以降も無料。さらに新規入会特典で最大5000Pontaポイントを付与するという。
UQモバイルでは昨年6月にau IDを取り入れ、auのサービスなどとの関係を深めている。たとえば、auを解約し、UQモバイルに移行する際には、au IDを引き継ぐことができる。auプリペイドカードの残高なども、auからUQモバイルに移行しても継続して利用可能だ。また、UQモバイルのユーザーがauに移行しても、au IDを使い続けることができるのだという。
まさにau IDを中心にグループ内でユーザーを囲い込むというわけだ。
またauがクレジットカードを強化し、5月21日からはポイントサービスをPontaポイントにしていくのも、楽天への対抗心が伺える。
楽天はポイントを中心とし、楽天カードも国内トップクラスに立つなど、楽天経済圏を確固たるものにしている。
そんな楽天が携帯電話事業に参入する中、携帯電話事業がメインのKDDIはクレジットカードやポイントを強化することで、楽天を迎え撃つというわけだ。
これからの通信キャリア間の戦いは、メインの携帯電話事業のみならず、格安スマホやクレジットカード、ポイントなど多岐に渡ろうとしているのだ。
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