「美肌効果」も試した! 「自分撮り」関連機能が大充実
DSC-RX100M2は、「ドライブモード」の「自分撮り」を使えば、「チルト液晶モニター」でプレビューを見なくてもユーザー自身の撮影が行なえる。設定した人数の顔が映るようにレンズを自分に向けるだけで撮影できる上、約281g(バッテリー、メディア込み)と軽量なため片手で持ちやすく、撮影の負担にならないはずだ。
また、顔検出関連の機能は非常に豊富で、任意の顔の情報を登録すると優先して検出する「個人顔登録」、人物の顔を判別して赤目軽減など各種調整を行なう「顔検出」、笑顔を検出し撮影する「スマイルシャッター」、動く被写体にも自動でピントを合わせ続ける「追尾フォーカス」利用時に顔の優先追尾を行なう「顔優先追尾」などがある。顔検出や、「追尾フォーカス」で検出した被写体を撮影すると、自動的に最適な構図でトリミングして画像を記録する「オートフレーミング」機能も便利だろう。
さらに、顔検出時に肌がなめらかに見えるように撮影する「美肌効果」モードもあるため、人物対象の撮影が多いなら活用するシーンは多いハズ。ということで、比較データを見てみよう。
美肌モード+オートフレーミング。左が元データで、右がオートフレーミング適用後。このとき、画質が劣化しない範囲でズームを行ない撮影する「全画素超解像ズーム」が自動的にオンになるという仕様だ。美肌モードは弱・中・強があり、掲載データは強を選択したもの。結構派手に塗っている感がある(サムネイル画像をクリックすると、5472×3648ドットの画像が表示されます)
DSC-RX100M2は、エントリー向けの機能だけでもだいぶ使えるカメラだと分かったはずだ。次回は、ちょっとガチに遊んでみたレポートをお届けだ!
主なスペック | |
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機種名 | ソニー「DSC-RX100M2 |
価格 | 6万9980円(ソニーストア |
撮像素子 | 1.0型(13.2×8.8mm) 裏面照射型Exmor R CMOSセンサー、アスペクト比3:2 |
有効画素数 | 約2020万画素 |
レンズ焦点距離 | F=10.4-37.1mm /35mmフィルムフォーマット換算値: 28-100mm(静止画アスペクト比3:2の場合) |
F値 | F1.8(ワイド端時)-4.9(テレ端時) |
感度設定 | ISO 160-12800(ISO 25600は重ね合わせ連写を利用) |
ディスプレー | 3.0型(4:3)約122.9万ドット エクストラファイン液晶 チルト機能有(上84度、下45度) |
ファインダー | 別売(電子ビューファインダー「FDA-EV1MK」) |
インターフェース | microUSB 2.0端子、microHDMI端子、マルチ端子、NFC機能、Wi-Fi対応、Eye-Fi対応 |
記録フォーマット | 静止画:JPEG、RAW(Sony ARW 2.3 format)、動画:AVCHD Ver2.0/MP4 |
バッテリー駆動時間 | 静止画撮影時約350枚/約175分、実動画撮影時約45分(MP4 12Mの連続撮影可能時間は約15分)、連続動画撮影時約80分(MP4 12Mの連続撮影可能時間は約15分) |
本体サイズ/重量 | 幅101.6×奥行38.3×高さ58.1mm/約281g(バッテリー、メディア込み) |