2012年5月に米店頭株市場ナスダック(NASDAQ)で、フェイスブックの新規株式公開(IPO)によるシステム障害が発生。売買注文が処理できずに遅延した結果、多くの投資家・金融機関が金銭的損失を受ける事態となった。
新聞・通信各社の報道によると、この件に対して米証券取引委員会(SEC)は、ナスダックを運営するナスダックOMXグループが総額6200万ドルを損失補償で支払う計画を承認したことをこの3月25日に明らかにした。
SNS最大手企業の株式上場ということもあり、株式市場ではもちろん一般からも大きな注目を集めたフェイスブックの株式上場。今回の動きで騒動に終止符が打たれればよいが、一方、株式上場によって市場から調達した資金を元手に、フェイスブックがよりよいサービスを展開していくことにも期待したい。
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