4月19日、日本マイクロソフトはクラウドベースのPC管理ソリューション「Windows Intune」を4月20日より提供すると発表した。
クラウド上のサーバーを活用する「Windows Intune」(日本マイクロソフトのWebサイトより)
Windows Intuneは、オンプレミス型の管理製品「System Center」とセキュリティソリューション「Forefront Endpoint Protection」の機能の一部をクラウドを通じて提供するサービス。更新プログラム管理、アンチウイルス、暗号化に対応しており、インターネットに接続されているあらゆる場所のPCを対象にできる。サーバーの設置や運用は一切不要で、素早く導入できると共に、サーバー管理などの労力やコストを大幅に削減できるという。
最大2万台まで対応可能で、小規模事業者から大企業まで、様々な規模のユーザーが利用できる。遠隔のPCも管理できるため、事業所が分散している組織のPC管理にも適している。またWindows Intuneでは、事業者がインターネット経由でユーザーのIT基盤の状態を監視できる仕組みを提供。これにより、保守・管理サービスを提供する事業者によるPC保守管理サービスの提供も行なわれる。
ユニークな点では、契約PCに対してWindows 7 Enterpriseへのアップグレード権が付与される。これにより、OSのバージョン統一による管理コスト削減と、Windows最上位エディションによる利便性・セキュリティの両立を実現できるという。
管理対象の推奨OSは、
- Windows XP Professional Service Pack 3
- Windows Vista Business/Enterprise/Ultimate Edition
- Windows 7 Professional/Enterprise/Ultimate Edition
となる。
価格は、1~249台契約時で、PC1台あたり月額1230円。利用台数に応じたボリュームディスカウント、教育機関向けや既存のWindows SAユーザー向けの割引ライセンスも提供する。また、30日間の無料トライアルも提供される。