2025年3月15日

キーボードのCtrlキーが押しっぱなしになったときの対処方法(ブラウザで勝手にホイールクリック)【Windows】

キーボードのコントロールキーの拡大写真

複数メーカーのワイヤレスキーボードとワイヤレスマウスが混在している環境での話。

ここ数年、突然WindowsでCtrlキーが押しっぱなしになる症状に悩んでいました。

具体的な症状は以下のような感じ。

  • Chromeなどのブラウザで、クリックが勝手にホイールクリック扱いになる
    (オートスクロール)
  • 意図せずWindowsキーを押したことになる(勝手にスタートメニューが開く)
  • Escキー押下で勝手にアプリが切り替わる
  • マウスクリックで勝手に文字選択になる

当初はCtrlキーの問題と分からずかなり苦労。発生頻度が月に2回くらいと低いこともあってなかなか原因究明できませんでした。

Ctrl+ESCやAlt+ESCを押してみる→直る場合あり

今回のような、CtrlキーやAltキーが押しっぱなしになる症状が発生した場合の暫定対処法の1つとして、

  • Ctrl+ESCAlt+ESC

の同時押しで解決できる場合があります。

ちなみにCtrl+ESCはWindowsキー扱いとなるため、症状が出ている状態でESCを押すとスタートメニューが開きます。

この対処方法の注意点は以下のとおり。

  • 効かない場合はPCを色々操作しながら複数回繰り返しCtrl+ESCAlt+ESCを押す
  • 一度症状が出ると立て続けに複数回発生し、治らない場合がある
    → 初回の症状回復後は、早めにWindowsを再起動する

また、マクロ機能付きのマウスやキーボードを使っている場合は、次の項目も疑ってみてください。

マクロ機能付きマウス・キーボードの異常動作を疑う

複数キー同時押しや複雑なキーストロークを記録・再生できるマクロ機能付きのマウス・キーボードを使っている場合、無線通信のエラーなのか操作が速すぎるのかCtrlキーが押しっぱなしになってしまうケースがあります。

このパターンではCtrlキーを含むマクロの再実行により、一時的に症状が改善する場合があります。

(※ 例えば、あるタイプのマクロ機能付きマウスでこの症状が発生した場合、Windows内部では本来のキーボードとマウス内のキーボードの2台が認識されており、そのうちマウス内のキーボードでCtrlキーが押しっぱなしになっているために、本来のキーボードでCtrlキーを押しても復帰しない、という格好になります)

根本的な対処法としては、CtrlShiftAltキーを含むマクロのキーストローク間に適切なディレイを設定することで症状の発生が抑えられる場合があります。(例:各キーストローク間に100msのディレイを設定)

また、機種や無線環境が劣悪な場合は、ワイヤレスを諦めて有線接続のマウス・キーボードに変えるのも手です。

動作が怪しいUSB機器・USBハブ・USBケーブルを取り外す

根本対処の1つとして、

「動作が不安定なUSB機器・USBハブ・USBケーブルを取り外す」

という対策もあります。

あくまでも問題のある製品を使っていれば、という前提にはなりますが、私の経験上、7年以上使っているTP-LINK製の7ポートUSB3.0ハブ(セルフパワー)が接続されていると、Ctrl・Shift・Altなどのキーが稀に押しっぱなしになることがありました。

相性問題なのか電源の経年劣化なのか原因は不明ですが、USB機器の動作や通信が怪しい時は、接続しているUSB機器を最小限にして原因を究明するのは常套手段の1つです。

直らない場合は「固定キー機能」の誤動作が原因の場合もある

マウス・キーボードの問題ではないパターンとしては、Windowsのアクセシビリティ機能の1つ「固定キー機能」が原因となっている場合があります。

「固定キー機能」には、CtrlAltShiftWindowsロゴキーの2回押下でキーをロックする機能があります。もともとはPC操作が不自由な方を想定した機能ですが、誤動作が多発している場合はOFFにするのがオススメです。

まとめ

この記事の対処方法を発見するまでは、以下の方法で試していました。

  • 大量にタブを閉じると稀に回復する
  • (使っていれば)ゲーミングマウスのプロファイルをマウスへ再送信する
  • ワイヤレスキーボード、ワイヤレスマウスの USB レシーバーを抜き挿しする

がこれらは必ずしも効くわけではなく、最終的にはPC再起動で復旧することが多かったので、今回の方法を発見したのは大きな進歩です。

似た症状でお困りの方がいたら参考にしてみてくださいな。

先のマクロ機能に関しては、マウス・キーボード側でマクロを再生する方式の製品の場合、USBレシーバーの設置環境や2.4GHz帯の混雑も悪影響を及ぼしている可能性はあります。マクロのキーストロークに設定するディレイの長さは無線環境が悪い場合、長めに設定した方が良い場合もありそうです。もっと本質的な対策としては、無線環境の改善やそもそも有線環境に変えてしまうというのも選択肢の1つかもしれません。

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この記事へのコメント(1件)

  1. あ says:

    4ヶ月前

    自分も困ってましたので助かりました
    ホイール回転でズームイン/アウトになってイライラして再起動してました
    マウ筋のせいかと思ってましたが無線キーボードのせいだったんですね
    助かりました

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