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『ワンピース・オン・アイス』フィナーレの主役は宇野昌磨ルフィでも島田高志郎サンジでもなく、松橋浩幸トトおじさんかもしれない

byミス・ユースケ

更新
『ワンピース・オン・アイス』フィナーレの主役は宇野昌磨ルフィでも島田高志郎サンジでもなく、松橋浩幸トトおじさんかもしれない
 新たに作られた『ワンピース・オン・アイス』フィナーレの稽古を見学しませんかと連絡を受けた。ほいほい了承したところ、当日にまさかの台風直撃(8月16日)。「翌週にも取材日を設けるので無理をなさらないでください」とのことだったので、その日は仕方なく取材を諦めた。
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2023年公演の公開リハーサルの様子。
 週が明けて、8月19日に指定のスケートリンクへ向かうと、スタッフさんからこんな説明を受けた。

「先日のものとは内容が変わったんですよ。麦わらの一味の出番が増えました」

 本番までたったの3週間なのに全体の構成が変わる。演出家の方がさらにいいものにしようとがんばったということか。

「ルフィ(宇野昌磨さん)とサンジ(島田高志郎さん)が本部に来て、もっと踊りたいということで」

 そんなことあるんだ。
※フィナーレ部分のネタバレがあります。気になる方は要注意。

トトおじさんのスケーティングを見て泣く日

 アニメ『ONE PIECE』を題材にしたフィギュアスケートのアイスショー『ワンピース・オン・アイス ~エピソード・オブ・アラバスタ~』の公演が2024年9月7日(土)、8日(日)に実施される。会場は千葉県のLaLa arena TOKYO-BAY。

 アラバスタ王国をめぐる氷上の冒険は2023年夏に幕を開けており、今回は再演だ。同じメンバーの出演が発表されたときは「うわー!」と声を上げた。競技として取り組む現役選手もいるので、スケジュール調整はたいへんだったろうに。また島田高志郎サンジとやり合う本郷理華ボン・クレーを見られる日が来るなんて。

 ありがたく拝見させていただく。
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2023年公演の公開リハーサルの様子。
 スケートリンクには常設と特設の2タイプがあり、今回の稽古が行われるような常設リンクは年中氷が張られているのですごく寒い。寒いですよと念を押されていたが、慣れているので大丈夫です。
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長袖カーディガン。
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ダウンジャケット。
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完成。
 ふだんフィギュアスケート会場で観覧するときと同等の防寒着を持ってきた。報道陣の中で僕がいちばん厚着。ひとりだけ趣味で観に来ているようである(否定はしない)。なお、本番会場は特設リンクなので、たぶんそんなに寒くない。上着を1枚持っていこう。

 アイスショーのフィナーレは、音楽に合わせてスケーターたちがフォーメーションを披露したりソロパートを滑ったりと、とにかく楽しい。再演の今年はきっともっと楽しい。歌手のきただにひろしさんが登場して
『ウィーアー!』、『ウィーゴー!』、『あーーっす!』と3曲も歌うらしく、そんなのちょっとしたライブじゃないか。踊りたくなると思う。
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フィギュアスケート観覧まめ知識。ひざ掛けやクッションを持参すると足元からの冷えを予防できる。
 と、ここまでは事前の発表で知っていて、フィナーレはけっこうな長尺なんだろうと楽しみにしていた。僕は物語のクライマックス後の余韻が大好きだ。エピローグと健康寿命は長いほうがいい。

 それどころか、さらに3曲を加えて長くなるという。聞いた瞬間、うれしくて心の布袋寅泰がギターをかき鳴らした。尺は15分くらいになりそうとのこと。そんなに? ありがとうございます。
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 ところで、スケートリンクの横でカメラや機材を準備していると、報道陣に気づいた本田望結さん(ナミ)がスーッと滑ってきて「よろしくお願いします」と挨拶してくれた。さすが、幼い頃から芸能界の荒波に揉まれてきた人だけあって気遣いがしっかりしている。僕はもうファンです。

 さあ、フィナーレが始まる。
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わいわいしながらリンクに入る皆さん。
 追加された3曲では麦わらの一味以外がフィーチャーされていた。『Fight Together』(歌:安室奈美恵)が聴こえてくると、国王軍と反乱軍が力強いスケーティングを見せる。国を想う気持ちが伝わってくる、真摯な演技だ。
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 流れるように、会場には
『memories』(歌:大槻真希)が響いた。ビビとコーザが成長を振り返るように、小ビビと小コーザを演じる小さなスケーター(星碧波さんと澤浦侑仁くん)といっしょに滑る。無邪気に遊んでいるようで、これがすごくかわいい。よくわからないけど見ているだけで徳を積める気がする。

 そして、目立たない位置でトトおじさん(松橋浩幸さん)が4人=2人を見守っているのがいいのだ。たまたまそこにいたのか。それともそういう演出か。どちらにせよ、ほろりと来てしまった。
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リンクサイドにいるナミ(本田望結さん)の優しい笑顔もいい。ナミさんはビビの辛さを知っているから。
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コーザ役の友野一希さんはスケジュールの都合で欠席。
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 3曲目は打って変わってクールな
『Hard Knock Days』(歌:GENERATIONS from EXILE TRIBE)。バロックワークスの面々がダークサイドのかっこよさを押し出しつつ、スピード感たっぷりにリンクを駆ける。
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 悪の魅力を存分に味わった後は、きただにひろしさんのターン。生歌唱(稽古では音源を使用)に合わせてルフィ(宇野昌磨さん)を筆頭に麦わらの一味が躍動する。なお、
『ウィーゴー!』はソロライブとのこと。

 ちなみに、宇野昌磨さんと島田高志郎さんの進言で変わったのはここだ。当初は
『ウィーアー!』の序盤はきただにさんだけが舞台に登場する予定だったが、ほかのグループを見ているうちにもっと踊りたくなったらしい。
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写真の右上のほうで、きただにひろしの立ち位置で歌う真似をするビビ(本田真凜さん)。
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後ろがすごく盛り上がっている。
 『ウィーアー!』の振り付けではキャラクターらしい動きが強調されていた。ウソップとチョッパーはコミカルに、ナミさんはコケティッシュに、ルフィは元気よく。ネタバレを承知で書くと、みんなが好きなゾロとサンジのにらみ合いはこの辺りのパートで見られるみたいです。

 そしていちばん盛り上がるのは
『あーーっす!』。全出演者が登場してぐいんぐいんと滑りまくる。好きな人を目で追うのもいいが、引いた視点で全体を眺めるのもおすすめだ。漠然とした楽しさが胸の奥から込み上げてくる。『ワンピース』では冒険の締めくくりとして宴を開くのがお約束。「宴だー!」というルフィの声が聞こえてくるようである。
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華麗なビールマンスピンをキメるボン・クレー(本郷理華さん)。冗談みたいなキャラだが本気のスケーティングはすごく美しいのだ。
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ウソップとチョッパーがぐいんぐいん回る。この日はウソップ役の織田信成さんはスケジュールの都合で欠席。
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すごくかっこいい瞬間が撮れていた。
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お客さんに手を振りながらリンク外周をぐるりと回る。
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レディーたちへのアピールの練習に余念がないサンジ(島田高志郎さん)。
 楽しく見ていると、集団からさっと飛び出した人がいる。トトおじさんだ。なんとトトおじさんのソロパートがあったのだ。砂に埋もれたユバを掘り返し、ひとりで闘ってきた男が、全身で喜びを表現する。アラバスタ奪還で誰よりも救われたのは彼なのかもしれない。

 演じる松橋浩幸さんはフィギュアスケートではなくスピードスケート出身。ショートトラックで培ったスピーディーなコーナリングから、僕は歓喜を感じ取った。その瞬間だけは
『トトおじさん・オン・アイス』だった。
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かっこいいコーナリング。
 稽古終了後におつかれさまでしたと声をかけていただいたので、つい「トトおじさん最高でした」と返してしまった。本心です。
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どこを見ていいかわからなくなるエンディング。
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どのシーンか覚えてないけど、前の記事で取材した橋本誠也さん(チャカ)がにこにこしていたので写真を撮った。

宇野昌磨さんと島田高志郎のたくらみについてインタビューで訊く

 ここからは場所を移して他媒体さんとの合同インタビューだ。
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 左から、

  • 本郷理華(Mr.2 ボン・クレー)
  • 渡辺倫果(トニー・トニー・チョッパー)
  • 本田望結(ナミ)
  • 田中刑事(ロロノア・ゾロ)
  • 宇野昌磨(モンキー・D・ルフィ)
  • 島田高志郎(サンジ)
  • 本田真凜(ネフェルタリ・ビビ)
  • 無良崇人(クロコダイル)
※文中、一部敬称略。
 全体を通して演技したのはおよそ1年ぶり。それでもみなさん役が身体にしみついているようで、スムーズに稽古に入れたとのこと。本田望結さん(ナミ)によるとけっこう役名で呼びあっているらしい。
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 彼女のコメントは深かった。あと3週間ほどで本番ということは、今回のショーとのお別れも近い。
「寂しいんですけど、その寂しさも演技につながると思うので、ひとつひとつの感情を大切にしていきます」のひと言に、すでに込み上げてくるものがある。

 再演なので基本的な中身は昨年と同じだ。それでも
「同じものだけど、ガラッと違うものをお見せしたい」と田中刑事さん(ゾロ)。こういった演目は2回以上観る人も多く、回を重ねるごとの進化も楽しめるものだ。

 宇野昌磨さんは「ただただ楽しいですし、またこの
練習の日々を楽しみにしていたので、充実した日々を送っています」だそうで何よりである。演者が楽しくやっていると何だかうれしい。
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インタビュー中も仲のよさがにじみ出る。
 島田高志郎さん(サンジ)が演出の金谷かほりさんから受けたアドバイスがまたよかった。「物語やキャラクターが人々に感動を与えるのではなく、ひとりひとりの熱量が大事」という言葉にハッとする。理論とは異なる部分で感情は揺り動かされる。

 「去年の
『ワンピース・オン・アイス』は、私自身120%の出来で満足していました」と、本田真凜さん(ビビ)。ただ、再演の稽古が始まってから個々の演技を見直し、2023年公演以上のものを目指す。重要なのは体力面。一般的なアイスショーと違って、ビビはメインキャラなので90分間にわたって出ずっぱりのようなもの。さらに今回はフィナーレも追加されている。
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 そのフィナーレの演目は、本田真凜さんにとって
「いちばんのお気に入りと言ってもいいくらい感動的」だそうだ。一方、ビビたちとは異なる違う印象を与えるのがバロックワークスのメンバーたち。本編では一同で滑ることがあまりなかったが、「全員集結して滑るので、バロックワークスのチームっぽいところが見られると思います」と、本郷理華さん(ボン・クレー)。

 無良崇人さん(クロコダイル)によると、振付師の宮本賢二さんからの指導は「ビビたちがお客さんをうるうるさせた空気を、
一気にぶっ壊してかっこよく踊ってください」。個人的な見どころは「クロコダイルの悪さとダンスのかっこよさ」とのこと。しびれる。
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 渡辺倫果さん(チョッパー)は、「麦わらの一味のフィナーレは今日の朝から練習が始まったんです。というのも、
船長とサンジがお願いをしてくださって(笑)」とひと笑い。もちろん練習自体も楽しくチームワークを感じ、本番に向けて磨きをかけていく。

 島田高志郎さん(サンジ)は「
振付師の賢二先生を困らせてしまいました。申し訳ない気持ちもあったのですが、結果的によりスペシャルなフィナーレになったと思います」。観客からしたらありがたい話である。

 きただにひろしさんの生歌をしっかり耳に焼き付けたいとも言っていたので、それはぜひ満喫してほしい(昨年、公式サイトに“自称・スケート界イチの
『ワンピース』好き”とコメントを寄せていた)。
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 宇野昌磨さん(ルフィ)は「最後のグループナンバーを見て、ずっといいないいなって言ってたんですよ」と笑う。
金谷かほりさんにいいなーと伝えたら出番を増やしてくれたらしい。そんなに軽くていいのか。

 島田高志郎さんを見ながら「このふたりで、一味の誰にも許可を取らずに“僕たち全然やれます”って。すみません。満足してます」だそうだ。これはきっと反省してない。

 田中刑事さん(ゾロ)はふたりがお願いする場面にいたとのこと。「ふたりの熱意を勝手にお兄さん気分で見てました。どんどん行けって勝手に思いながら」と笑っていたので、立派な共犯者である。
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 とはいえ、ただの我がままとも少し違う。
『ワンピース・オン・アイス』の出演者は多くがシングルスケーターだ。コーチや振付師と協力してシーズンを戦うとはいえ、基本的には個人の戦い。チームで作り上げる演目に憧れがあると受け取れるコメントが印象的だった。

 メンバーも納得の提案だったようで、 

倫果 自分の気持ちを代弁してくださったかのようで、すごくうれしい気持ち。

望結 こっち側からのオファーとは思わなかったのでびっくりしましたけど、一味だけ特別なナンバーがなかったら、私も「あれ、ないの?」と思ったはずです。

 と、満足そう。なお、本田望結さんはインタビューのこの瞬間に真相を知ったらしい。たいへんですね。
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この顔。
 最後に僕も質問させてもらった。前に宇野昌磨さんを取材した際に盛り上がった話題を、皆さんに聞いてみたかったのだ。質問はこれ。

Q. どういったシーンを演じてみたいですか? アラバスタ編以外も含めて。それと、自分じゃなくても“シーンを見たい”も教えてください。

 「我こそはワンピース好きだという方にお聞きしたいのですが」と振ったところ、

高志郎 ……自分がしゃべっていいですか?

 と、期待通りの反応が返ってきた。報道陣から笑いが漏れる。
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そわそわしていた島田高志郎さん。
高志郎 えー……もちろん見たいシーンはたくさんあってウォーターセブンとか頂上戦争頂上戦争は人数がすごい必要ですけど現実的かどうかを置いておくなら自分はウォーターセブンなんですけど最近はエッグヘッドもすごく熱いので新世界に入ってからのストーリーも見てみたいと思います。

 悩みながらもするする答えてくれた。興が乗ってきたのか、スタッフさんが「刑事さんはどうですか?」と話を振る。

刑事 いいんですか?

 答えたくてうずうずしていたようだ。ここでも報道陣が笑う。和気あいあいとした空気がいい。稽古中も休憩時間はこんな感じだったのだろうか。

刑事 ほぼほぼいっしょで勝手にみんなで想像してこの場面ならみんなでできるんじゃない? みたいなことは話すんですけどやっぱりウォーターセブンだったりエニエス・ロビーのロビンちゃんの「生ぎたいっ!!!!」とか聞きたいですし麦わらの一味で並んであのシーンを再現したいですしメリー号のシーンでは号泣すると思うので。新世界に入ると迫力を表現するのが難しくなるかな前半の海のストーリーをやりたいなって想像だけはしてます。
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 句読点を省いているのは、それだけ勢いよくしゃべっていたからだ。好きなものを早口で語る人は信頼できる。続いて、スタッフさんは渡辺倫果さんに話を振った。一瞬ためらった後の「欲望を言っていいですか?」なんて発言にまた笑いが起きる。

倫果 この取材を通してひとつの欲望をお伝えさせていただきたいんですけど……チョッパーが仲間になるシーンです。

 この回答には出演者と報道陣を含む全員が唸った。「あー……」と声をあげた人は、頭の中でそのシーンを思い返したのだろう。絶対泣けるじゃん。それと、全体的に遠慮がちな渡辺倫果さんが力強く話してくれたのもうれしかった。
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 ひとつのアイスショーを作るにはたいへんな手間がかかる。準備にかかる時間は年単位。どのエピソードを見たい・演じたいなんてのは夢物語だ。そんなことは誰しもわかっている。それでも、
『ワンピース・オン・アイス』には先を見たくなるエネルギーが宿っているのだと思う。まさにルフィが大冒険をくり広げるように。

 『ワンピース・オン・アイス ~エピソード・オブ・アラバスタ~』の再演は2024年9月7日(土)、8日(日)に千葉県のLaLa arena TOKYO-BAYで開催される。各日2公演で、8日分はネット配信も実施。“人気アニメをフィギュアスケートで演じる”こと自体が珍しいので、これを機に皆さんもどうぞ。僕はまた観に行く予定です。よろしくお願いします。
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フィナーレを見終わったとき、僕は当然のように泣きました。
取材協力:ソムタム田井

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公演概要

『ワンピース・オン・アイス~エピソード・オブ・アラバスタ~』

<出演>
宇野昌磨 / 友野一希 島田高志郎 織田信成 渡辺倫果 / 本田真凜 無良崇人 田中刑事 本郷理華 本田望結 プリンスアイスワールドチーム ほか
※都合により急遽出演者が変更になる場合があります。
<演出>
金谷かほり

<振付>
宮本賢二

<日程>
2024年9月7日(土)・8日(日)  12時/17時 各2公演 全4公演

配信概要

■公演タイトル
(仮)
『ワンピース・オン・アイス ~エピソード・オブ・アラバスタ~』

■配信日時
昼:2024年9月8日(日) 12:00開演(11:30開場)
夜:2024年9月8日(日) 17:00開演(16:30開場)

■配信チケット販売期間
2024年8月30日(金) 18:00~2024年9月23日(月・祝) 20:59

■チケット販売価格
<通し(昼夜公演)>
通しマルチアングル配信チケット:11,000円(税込)
通し一般配信チケット:8,800円(税込)

<昼公演>
マルチアングル配信チケット:6,600円(税込)
一般配信チケット:4,400円(税込)

<夜公演>
マルチアングル配信チケット:6,600円(税込)
一般配信チケット:4,400円(税込)
※購入時に、別途システム利用料がかかります。
■アーカイブ配信期間
ライブ配信終了後、準備が整い次第~2024年9月23日(月・祝) 23:59

■チケット購入ページ

主催:「ワンピース・オン・アイス」2024製作委員会
後援:フジテレビジョン/公益財団法人日本スケート連盟
協賛:楽天チケット 株式会社明治
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