山林火災で大きな被害を受けた岩手県大船渡市三陸町の綾里地区は、古くからタマネギの栽培が行われてきました。
様々な影響を受けながらもタマネギの成長に希望を託す農家を取材しました。
大船渡市三陸町の綾里地区は水はけの良い土壌が多くタマネギの栽培に適しているとされています。
熊谷吉明さんは、タマネギと養殖ワカメの栽培を営んできました。
今回の山林火災で住宅の焼失は免れましたが、様々な資材を保管していた倉庫2棟を失いました。
栽培途中のタマネギ畑にも火が迫りましたが被害はありませんでした。
熊谷吉明さん
「(畑を守る)電柵やシカよけの網は焼けてなかった。焼けた倉庫にはワカメの道具一式が入っていた。みんな燃やしてしまった。籠など…」
熊谷さんは、塩蔵ワカメをつくる道具を失い収穫もできない中、7月に出荷予定のタマネギに希望を託していました。