<J2第5節 ブラウブリッツ秋田1-3北海道コンサドーレ札幌>
明治安田J2リーグ第5節、北海道コンサドーレ札幌(20位)は3月15日(日)ソユースタジアム(秋田県秋田市)で、ブラウブリッツ秋田(8位)と対戦しました。
ここまでクラブ史上初の開幕4連敗、1得点10失点と苦しむコンサドーレ。1-3で敗れたジェフユナイテッド千葉とのホーム開幕戦では、試合結果にブーイングで応えたサポーターも、チームを後押しするべくアウェイの地に大挙します。
この試合、岩政大樹監督(43)が「根深い問題」と話す守備面での課題を修正するため、また攻撃活性化のため、これまで採用していた4-2-3-1から4-4-2に立ち位置を変更。左サイドバックのポジションで、DF岡田大和選手(23)が今季初スタメンを掴みとりました。
前半15分、その岡田選手がオーバーラップによって秋田守備陣を引きつけ、シュートコースを空けると、昨シーズンのチーム得点王・MF青木亮太選手(29)が右足を振り抜き、コンサドーレが先制します。

さらに前半23分、左サイドでパスを受けた青木選手の折り返しに、逆サイドから入りこんだMF近藤友喜選手(23)が飛び込み、追加点。
後半開始直後には、コーナーキックのこぼれ球をDF家泉怜依選手(25)が押し込み、3点をリードします。その後、秋田に1点を返されたものの、3-1で試合終了。
「アウェイ秋田での試合でしたけど、正直、札幌のサポーターのほうが声も大きかった」。近藤選手がそう話したように、ホームさながらの雰囲気を生んだサポーターへ、待望の岩政体制初勝利を届けました。

◆岩政大樹監督のコメント
「非常に長く1勝までかかってしまったなと思います。とは言え、1勝目がなければ2勝目もありませんので。よく選手たちは勝ちきったと思います。これを叶えたのは、きょうの選手たちの逞しさと、そしてきょうまで4連敗しながらも選手たちを非常に勇気づけてくださったサポーターの皆さんのおかげだなというふうに感じています。皆さんに申し訳なく思うとともに、非常に感謝しなければいけないと思っています」
◆青木亮太選手のコメント
「僕たちも『まず1勝』というところでひと安心ですし、やっとスタートできるような感覚。ファン・サポーターの方たちも『ここからもっともっと応援していこう』と思っていただけるんじゃないか」
