メジャーリーグの開幕戦まであと4日です。
14日午後、大谷翔平選手(30)らロサンゼルス・ドジャースの侍トリオが公式練習に姿を見せ、大きな歓声が上がっていました。
大谷選手は会見も行い、期待されるホームランについても語っているようです。
14日午後2時半ごろ、無数のフラッシュを浴びながら報道陣の呼びかけに笑顔で応える大谷選手らドジャースの3人の侍たち。
日本での開幕シリーズのため13日に東京入りしたドジャース一行は、早速、その勇姿をファンにお披露目しました。
注目はやはり、2年連続リーグMVPの大谷選手の一挙手一投足。
東京ドーム最寄りのJR水道橋駅前は凱旋した大谷翔平選手はじめ、日本人メジャーリーガーの姿をひと目見ようとする人であふれていました。
赤ちゃんを抱えたお母さんは、「(Q.お目当ては)大谷選手です。うれしいです!大谷選手(50-50)達成したときに生まれた子なので、(目に大谷選手を)やきつけて…大谷選手頑張れ~!!」と話しました。
ドームの中に入ると、その熱狂ぶりはさらに加速し、練習にもかかわらず内野スタンドは満席。
報道陣の列も隙間がない状態になっていました。
グラウンドではまず、ドジャースと対決するシカゴ・カブスの練習がスタート。
今永昇太投手(31)や鈴木誠也選手(30)らがリラックスした表情を見せたあと、午後4時半少し前、大谷選手が登場しました。
スタンドの大歓声にガッツポーズで応えているようなしぐさを見せました。
まずは、けがから回復を目指す左肩を入念に回したあと、軽快な様子でダッシュなどを繰り返しました。
1塁の守備練習中のフリーマン選手とじゃれ合うような姿も見せました。
そして午後5時を過ぎて打撃練習もスタートしました。
もちろん大谷選手だけではありません。
開幕投手を務める山本由伸投手(26)、そして開幕第2戦の先発が決まった佐々木朗希投手(22)もその雄姿をお披露目しました。
この練習の前、日本人3選手はそろって記者会見に応じました。
先陣を切った大谷選手の第一声は「(Q.日本で開幕戦、今の心境は?)本当に楽しみにしてますし、時差ぼけを治すのに専念したいなと」でした。
そして、期待される開幕シリーズでのホームランについては…。
大谷翔平選手(30):
(Q.開幕戦で日本人選手がHRない)打者にとってホームランっていうのは最高の結果だと思うので、その結果が出せればうれしいですけど、最大の目標っていうのは勝つことなので、そこに対しての自分の仕事ができればいいかなと思ってます。
さらに、見事メジャー契約を勝ち取った佐々木投手は、第2戦で先発のマウンドに上がる予定です。
佐々木朗希投手(23):
ずっと憧れてきた舞台ですし自分らしくプレーして、その中で緊張とか不安があると思うんですけど、自分のピッチングをすることが大事。自分の持ってるものを発揮できるように頑張りたい。僕だけ直近でプレーしたの日本なので、帰ってきたという表現はあれなんですけど、違ったユニホームでドジャースの一員としてプレーすることに興奮しています。
そんな佐々木投手にエールを送るのは、山林火災からの復興に立ち向かう故郷・岩手県の大船渡市民です。
大船渡市民は「(佐々木投手に)一番輝いてほしい。やっぱり地元(の選手)なので、地元の選手が活躍するのはうれしい」「(岩手出身の)大谷さんは“二刀流”また復帰してほしいし、(佐々木)朗希さんも三振をたくさん取ってほしいし、また優勝できるところが見られたらなと思います」などと話しました。