アメリカのトランプ大統領は13日、EU(ヨーロッパ連合)がアメリカ産のウイスキーへの追加関税を撤廃しなければ、ワインなどの酒類に200%の関税を課す考えを示しました。
EUは、アメリカによる鉄鋼・アルミニウム関税への対抗措置として、アメリカから輸入するウイスキーなどに4月1日から報復関税を課すことを決めています。
これについてトランプ大統領は自身のSNSで「EUがウイスキーに50%という厄介な関税を課した」と指摘した上で、「撤廃されなければフランスやEU加盟国から輸入されるワインやシャンパン、アルコール製品に200%の関税を課す」と投稿しました。
これに対してフランスのサン=マルタン貿易担当相は、SNSで「ヨーロッパ委員会やパートナーとともに反撃する決意を固めている。脅しに屈することなく、常に自国の産業を守っていく」と反発しています。