倉敷市加須山の労働者派遣業「ホットスタッフ」が岡山地方裁判所倉敷支部から破産手続きの開始決定を受けたことが、民間の信用調査会社の調べでわかりました。
帝国データバンク倉敷支店の発表によりますと、ホットスタッフは2010年2月設立の労働者派遣業者です。岡山県南部を主なエリアとする独自組織として、鹿児島県にも営業所を開設していました。
食品や電子部品の製造、運輸・倉庫関連の業界を得意先に事業を展開し、2019年3月期には年収入高、約2億8000万円を計上していました。
しかし、その後は新型コロナの影響で派遣先企業からの需要が減少したほか、同業者との競合もあって安定した人材の確保が難しくなり、2024年3月期の年収入高は約1億9500万円にとどまり、収益性も振るわない状況が続いていたということです。
負債額は約1億3000万円とみられています。