長崎県教育委員会は20日、総勢2936人となる教職員の人事異動を発表した。新規採用は517人(前年度より16人増)で、発令は4月1日付。「つながりが創る豊かな教育」に基づき、子供たちが生き生きと活動できる教育条件を整えるため、全県的な人事交流を図りたいとしている。(氏名は教育委員会の資料による)
総勢2936人の人事異動
発表された長崎県教職員の人事異動は、小学校1357人、中学校823人、義務教育学校5人、県立学校751人の総勢2936人だ。
定年年齢の引き上げで2024年度は定年退職者がいなかったが、今回は定年退職者を含め退職者の総数は694人(義務教育521人、県立173人)で、2024年度より334人の大幅な増加となった。
九州初の開設となる長崎県遠隔教育センターに、7人の教職員を任用した。
◆高等学校・特別支援学校
高等学校・特別支援学校では新校長は21人。


探究的な学びなど外部機関等と協働した教育活動の充実を図るために、主任教諭を初めて1人配置。
特別支援学校では、時和特別支援学校西彼杵分校の開校に伴い、主幹教諭(部主事)を新たに1人配置した。
◆中学校
中学校の新校長は39人。

長崎県内で初めて夜間学級が開設される佐世保市立祇園中学校では、新たに教頭や養護教諭等も配置し、指導体制の充実を図る。
◆小学校
小学校の新校長は48人。

特別支援教育については、小・中学校では特別支援学級が増え、2024度より54学級の増加となっている。
(テレビ長崎)