なんと人類の尿をエネルギーに変換する「尿発電」であります。発電といっても、べつにこれだけでエネルギー問題解決へ繋がる...とかそういうレベルの話ではないですけど。
この度、立命館大学は人間の尿で発電する尿発電電池を用いたデジタルオムツで、電池不要のワイヤレス尿漏れセンサーシステムを実現しました。尿発電電池からの発電の有無で尿漏れ検出を行うとともに、得られた電力から無線通信装置を駆動し、尿漏れ検出を可能にします。
従来、高齢者介護などにおいて、介護者は被介護者のオムツの状態を定期的に確認する必要がありました。本システムは、介護者の負担を軽減と、被介護者の尿漏れによる不快感を軽減することが目的です。
電源コードが不要なため、被介護者の動作を束縛しません。さらに、電池が必要だった従来の尿漏れセンサーに比べ、電池交換が不要かつ小型にできるといった利点があります。
ところでハイテク尿漏れ検知システムも凄いですが、尿発電電池を全国のトイレに設置して、尿でスマートグリッド的なことができないものでしょうか。「俺の尿で日本が明るくなった」と感じられて排尿が楽しくなるんじゃないでしょうか。
尿発電(おしっこ発電)によるおむつ用尿漏れセンサーシステムを開発[立命館大学]
(西條鉄太郎)