2025年03月10日 20時13分
秋田県男鹿市で下水道工事中の作業員3人がマンホールの中で倒れ死亡した事故から3日が経ちました。10日警察は現場で実況見分を行いました。
マンホール内で作業員3人が亡くなった事故から3日。現場となった県道では多くの花が手向けられ手を合わせる人の姿も見られました。
警察によりますと7日男鹿市脇本(わきもと)の県道で下水道管の工事をしていた男性3人がマンホールの中で倒れているのが見つかりその後死亡が確認されました。8日行われた司法解剖の結果、3人はいずれも体の中の血液の流れが急激に悪くなることで心臓に負担がかかる急性循環不全で亡くなったとわかりました。
警察による実況見分には消防や県の職員、工事を請け負った業者などが立ち合い約30人で現場の状況などを調べました。ドローンを飛ばし上空からの捜査が行われたほか、ボンベを背負った消防隊員が待機する様子も見られました。
事故当日の夕方県がマンホール内の空気を調べたところ酸素は地上とほとんど変わらない濃度で硫化水素は検出されなかったということです。事故の後マンホールの中には通水試験で流した水が溜まった状態となっていて事故発生時と状況が異なるとしています。県は事故当時下水道管の中にたまっていた空気が通水試験を行った際に押し出されて管の外に漏れ出たとの見方を示しています。
警察は3人が急性循環不全に至った原因について酸欠になったか有毒ガスを吸い込んだ可能性を視野に調べる方針です。
2025年03月12日 19時20分
2025年03月12日 19時20分
2025年03月12日 19時20分
2025年03月12日 19時13分
2025年03月12日 19時13分
2025年03月12日 17時03分