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データベース・リファクタリング 単行本 – 2008/3/26

5つ星のうち3.6 7個の評価

リファクタリングは、システムデザインの改善や保守性、拡張性、パフォーマンスの向上
など、開発での幅広い有効性が証明されてきました。本書は、データベースシステムのために設計された強力なリファクタリング・テクニックを紹介しています。テーブル構造やデータ、トリガーなどをほんの少し手直しするだけで、どんなデータベースデザインも強化でき、無駄な再作業や余分なコストを省くことができるようになります。また、一連の決まったプラクティスの概略が述べられており、データベースの設計・開発にたいして、アジャイルな手法をどう取り入れるべきかが明確に示されています。不可能だといわれていたデータベースのリファクタリング・テクニックを確立したのは、アジャイル手法の第一人者スコット・アンブラーと高名なコンサルタントピラモト・サダラージ。彼らのおかげで、エンタープライズアプリケーションアーキテクチャに携わる開発者やデータベースの専門家は、自信を持って、しかも安全にデータベース設計に変化を取り入れることができるようになるでしょう。
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商品の説明

著者について

スコット W アンブラー
ソフトウェアプロセス改善(SPI)のコンサルタント。アジャイルモデリング(AM)、アジャイルデータ(AD)、エンタープライズ統一プロセス(EUP)、アジャイル統一プロセス(AUP)といった方法論の創始者であり、実践的な指導者。Software Development誌の特別編集委員であり、Software Development、UML World、Object Expo、Java Expo、Application Developmentといったさまざまな国際カンファレンスで講演や基調講演をしている。

ピラモド・サダラージ
エンタープライズアプリケーションの開発や統合を行なうThoughtWorks社のコンサルタント。1999年、エクストリーム・プログラミング(Extreme Programming:XP)方法論を使った大規模J2EEアプリケーションに取り組んでいるときに発展型データベース設計およびデータベース・リファクタリングのプラクティスやプロセスを先駆けて取り入れ、それ以来、そのプラクティスやプロセスを多くのプロジェクトに応用してきている。

訳者について

梅澤 真史(うめざわ まさし)
京都大学文学部アメリカ文学科卒。東京出身。(株)オージス総研、(株)豆蔵にて、オブジェクト指向関係のコンサルティング、システム開発に従事。現在はフリーランスの開発者として、Smalltalkをソリューションに用いた業務を行なっている。2003年度未踏ソフトウェア創造事業スーパークリエータ。
訳書に『リファクタリング』『ケントベックのSmalltalkベストプラクティスパターン』(共訳、ピアソン・エデュケーション)などがある。

越智 典子(おち のりこ)
大阪大学文学部文学科卒業。大阪出身。
株式会社オージス総研にてオブジェクト指向技術に携わった後、2001年、同社を退社。以後、フリーランスの翻訳者として活動中。最近の訳書に『パターン指向リファクタリング』(日経BP社)、『オブジェクト指向の神髄』(日経BP社)など。

小黒 直樹(こぐろ なおき)
早稲田大学大学院理工学研究科物理学及応用物理学専攻修士課程修了。東京出身。
ウルシステムズ株式会社にてオブジェクト指向関係のシステム開発業務、コンサルティングに従事している。訳書に『ケントベックのSmalltalkベストプラクティスパターン』(共訳、ピアソン・エデュケーション』)、『パターン指向リファクタリング入門』(監訳、日経BP社)がある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ピアソンエデュケーション (2008/3/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/3/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 330ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4894715007
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4894715004
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち3.6 7個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2012年4月18日に日本でレビュー済み
    リファクタリングとは、プログラムの外部から見た動作を変えずに
    ソースコードの内部構造を整理するためのテクニックです。
    リファクタリングとユニットテストによって、アジャイルのような
    ユーザ要件の変化に合わせて段階的に設計・実装を行うスタイルの開発が可能になりました。

    しかし、本書の前書きにあるとおり、リファクタリングが有名になっても
    データベースに対してリファクタリング手法を適用することは一般的ではありませんでした。
    稼働中のデータベース内に存在する大量の「データ」を失う訳にはいかないからです。

    本書では、データベースのリファクタリングをデータの移行手順まで踏まえた上で紹介しています。
    本書を読み進め、データベースリファクタリングのパターンを理解していくことで
    データベース開発においても、アジャイルさを得ることができるかも知れません。

    ちなみに、本家リファクタリングのプラクティスがEclipse等で自動化されているように、
    本書で紹介されているデータベースリファクタリングもLiquibaseというツールで自動化されています。
    実際に、本書のプラクティスを適用する際には、このようなツールを探してみるのも一考です。
    11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2019年2月13日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    単なる手法の列挙に過ぎず、この問題を解決するにはこの方式をすべきといった点が省かれている。
    また、A方式と真逆のB方式も書かれおり、玉虫な技術者を世に放つ感が拭えない。
    役に立つ点があるとすれば、見積もりに使える事ぐらいだろうか。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2008年5月7日に日本でレビュー済み
    データベースもアジャイルに作ろう!
    そのために必要な、データベースの変更に関する
    各種テクニックを紹介した本です。

    表の変更、列を追加する、表の名前を変える、
    参照整合性を追加する・・・などなどの
    データベースに関する変更が対象となっています。
    物理的な設計、実装が対象となっています。

    変更内容ごとに、
    変更するためのSQL、移行の方法、移行に必要なSQL、
    AP側の処理の変更、移行等で利用するストアードプロシージャ
    等が紹介されています。
    SQLやストアードは、Oracleのものです。

    別にアジャイルでなくても、アプリケーション開発や保守
    を行っていれば、必ず直面する問題だし、
    DBAをやっていれば、同じような解決策をとってるような
    印象を受ける内容が多かったです。

    これからDBAとして、腕を磨くぞ!という本でしょうか。
    11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2008年5月30日に日本でレビュー済み
    サンプルDBでおなじみの銀行口座を例にあげて、DBとアプリの一貫性を損なわないよう細心の注意を払いながらDBを再編する技法を詳細に解説している。永らく使われてきたDBの保守を受身でなく前向きに取り組む上での心構えを含めて考えさせられる本である。
    日本でも、銀行とその系列のノンバンクに波及する合併・再編は普通の出来事となり、それに伴って、銀行の情報システムのトラブルもマスコミで数多く取り上げられている。
    銀行をはじめとする金融分野に限らず、既存システムの再構築にあたってSEが読むべき本として推奨したい。
    12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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