頭の良い人たちにはICAは単なるコロンブスの卵なのかもしれませんが、この本を読んで、個人的にはICAの理論を思いつた人は天才ではないかと感心しました
なぜ、カクテルパーティー問題のように、混合してしまった複数の信号を、ほぼ元通りに分離可能なのか、普通に考えれば不可能と思える課題を詳しく説明しています
ICAを理解するための基礎知識の解説も豊富だし、時系列分析でのICA応用など多様なICAの説明も含み、最後には脳機能の可視化への応用についても書かれています
解説本としては自分は満点をつけます
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詳解 独立成分分析 単行本 – 2005/2/10
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先端的な応用までも含めた,絶好の教科書
- ISBN-104501538600
- ISBN-13978-4501538606
- 出版社東京電機大学出版局
- 発売日2005/2/10
- 言語日本語
- 本の長さ532ページ
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登録情報
- 出版社 : 東京電機大学出版局 (2005/2/10)
- 発売日 : 2005/2/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 532ページ
- ISBN-10 : 4501538600
- ISBN-13 : 978-4501538606
- Amazon 売れ筋ランキング: - 487,240位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 168位一般電気工学関連書籍
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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6グローバルレーティング
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2017年8月15日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2013年11月18日に日本でレビュー済みAmazonで購入こういった統計的数学処理は全くの初学者の理系ポスドクです。
独立成分分析の計算をする必要にせまられて本書を購入しました。
ネットで検索すればいくつかのデモプログラムは見つかるのですが、
大抵がMATLABソースやRなどで書かれていて(使いやすいのですが)
ブラックボックス化されてしまって、計算はできているのですが
独立成分分析をしたよ!とは言えない心境でした。
そこで本書で一月ほど勉強してみると独立成分分析のことがよくわかり、
最も基礎的ですが強力な不動点高速ICAのソースコードを自分で
書くことが出来ました。書いてみるとこんな単純でstraight forwardな
ソースなんだー、と驚きました。
独立成分分析の本質の理解には、導入の第一章と、第七、第八章を重点的に
読むのがいいでしょう。私の場合は統計的処理に馴染みがなかったので
主成分分析や白色化について解説してある第六章も必要でしたが。
あとは7章、8章を読む上で分からないところが出てきたときに、
2,3,4,5章に立ち戻る、という読み方でまずは充分だと思います。
これだけでソースコードは書けますし、こうじゃないと退屈になってしまう
恐れがあります。
残りの9章以降は別のアルゴリズムの紹介だったり、ノイズのある場合の対処法や
応用例の紹介なので、本格的に独立成分分析を武器にして活用していきたい人向けでしょう。
- 2008年11月21日に日本でレビュー済みまず、分かりやすい。
まったく周辺知識を持たなくても、この本を読めばある程度把握できる。
あんまり省略も行っていないし、参照もたっぷりあるので、どこから読んでもある程度読める。
また、独立成分分析についての基本的な知識を網羅的に書いていて、大枠としての独立成分分析が分かる。
詳しく知りたければ、参考文献も多数あるので、文献(ほぼ論文)をネットから見つけて読む等できるので、コレ一冊あれば、独立成分分析をかなり詳しく知る方法を見つけることができる。
- 2006年2月23日に日本でレビュー済みAmazonで購入いまだ数少ないICAの参考書の1つ。
ICAに必要な数学的準備もちゃんと書いてあり、これがあればICAの全容を理解できます。
ただ「ブラインド」という言葉に慣れてしまっている私には、ブラインド信号分離を暗中信号分離と訳しているのが、気になってしまう。それだったら「教師無し信号分離」とかの方がピンときます。
- 2015年7月24日に日本でレビュー済み独立成分分析(ICA)の様々なアプローチやそれらを理解するための数学的な準備も整理されている良書です。
本書は、以下のような項目から構成され、ICAをマスターしたい人の必読書といえます。
・ICAを理解するための数学的な準備(最適化手法・他)
・ICAの概要
・異なるアプローチ毎のICAの解説
・ICAの応用
など
但し、説明内容は、カスタマーレビューを書かれた皆さんが述べるほど、分かりやすいとは思えません。
例えば、「数学的な準備編」では、確率理論、最適化手法、情報理論、…の項目別に解説されていますが、
以下のような点も気になります。
・(丁寧ながらも)抽象的な数式が数多く列挙され、イメージ図が不足している。
・(あくまで主観ですが)「他書に任せて、記載不要」といえる箇所もある一方、「記号や用語等の説明が
不足」とみえる箇所もあり。
・「数学的な準備編」の記載量が多いため、「個別ICA編」で理解しにくい項目があった際、元に戻って、
対応箇所をさっとチェックする利用法にはどうも向かない。
ですから、内容を十分に消化するためには、関連書籍を活用しつつ、反復して理解する姿勢が求められます。
(なお、本書籍は、分厚いので根性も要求されます)