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アルツハイマー征服 (角川文庫) 文庫 – 2023/8/24
購入オプションとあわせ買い
アデュカヌマブの崩壊から、レカネマブ執念の承認まで。両者の死命を分けたのは2012年から始まったフェーズ2の設計にあった──。当事者たちの証言によって壮大な物語が完結。
物語は青森のりんご農家から始まる。陽子が、りんごの実ではなく、葉をもいで帰ってきたとき、一族のものたちはささやきあった。
「まきがきた」
遺伝性アルツハイマー病の突然変異解明からわかっていく病気のメカニズム。
遺伝子の特定からトランスジェニック・マウスの開発。ワクチン療法から抗体薬へ――。
患者、医者、研究者、幾多のドラマで綴る、治療法解明までの人類の長い道。
解説・青木薫
<文庫書き下ろし新章 目次>
新章その1 オーロラの街で
青森の一族同様、その北極圏の街で、代々アルツハイマー病に苦しむ一族がいた。その地を訪ねたスウェーデンの遺伝学者が全ての始まりとなる。
新章その2 アデュカヌマブ崩れ
アデュカヌマブはFDAで「迅速承認」というトラックをつかって承認される。が、承認直後から批判が噴出、議会調査も始まり、壮大な崩壊劇が始まる。
新章その3 運命のフェーズ2
2012年から始まったアデュカヌマブとレカネマブのフェーズ2の治験には実は大きな違いがあった。その年、エーザイにインド出身の統計学者が入社をしていた。
新章その4 ショーダウン
ついに「アルツハイマー病研究運命の日」が来る。「レカネマブ」フェーズ3治験結果。内藤晴夫はその日、携帯電話を枕元に置き眠りについた。米国からの報せはいかに?
新章その5 みたび青森で
連綿と続く遺伝性アルツハイマー病の苦しみ。レカネマブは希望の光となるか?
他 プロローグ「まきがくる」からエピローグ「今は希望がある」まで
- 本の長さ480ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2023/8/24
- 寸法10.8 x 1.8 x 15 cm
- ISBN-104041140102
- ISBN-13978-4041140109
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出版社より
商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2023/8/24)
- 発売日 : 2023/8/24
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 480ページ
- ISBN-10 : 4041140102
- ISBN-13 : 978-4041140109
- 寸法 : 10.8 x 1.8 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 254,724位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 776位脳・認知症
- - 5,118位角川文庫
- - 10,624位評論・文学研究 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
2019年に文藝春秋から独立、読売・ヤフー・日経の30年史『2050年のメディア』を発表、新聞が後退し、プラットフォーマーが支配する今日のメディア状況を活写した。『アルツハイマー征服』(角川文庫、2023年)で、「レカネマブ(BAN2401)」の開発にいたる30年の研究者の群像を。『がん征服』(新潮社 2024年)で、「世界最高のがん治療」とメインストリームのメディアがもてはやすウイルス製剤の、内実を実名証言と規制当局のハードプルーフで明らかにした。最新刊は『持続可能なメディア』(朝日新聞出版 2025年)で、メディアが持続可能性を失った今、なお持続可能でありつづける数少ないメディアを国内外に取材した。他の著書に『アメリカ・ジャーリズム』(1995年、丸善)、『勝負の分かれ目』(KADOKAWA 、2002年)、『2050年のジャーナリスト』(毎日新聞出版、2021年)。2020年3月より2ページのコラムを「サンデー毎日」→「週刊朝日」→「AERA」で連載中。立教大学社会学部非常勤講師と聖心女子大学現代教養学部非常勤講師をかねる。元上智大学新聞学科非常勤講師。元慶應義塾大学総合政策学部特別招聘教授。
カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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- 2025年1月2日に日本でレビュー済みAmazonで購入面白いです。
医師をしていて普段使っている薬に壮絶な開発の歴史があることを全く知りませんでした。
紹介されている薬の効果はとてもすごいものとは言えないかもしれませんが、有効性を示すため、そこにはビジネスも無視できず、いろいろな人の努力の結晶なのだと知りました。
- 2024年12月5日に日本でレビュー済みAmazonで購入久々に重厚な読後感を得た本でした
文庫版(Kindle版も)は「その後」が追加されていて、ストーリーとしてより完結しています
世の研究者たちの真の姿を是非とも知ってもらいたい
- 2024年10月13日に日本でレビュー済みAmazonで購入著者の長年にわたる調査や多くの関係者へのインタビューから、著者のすさまじい熱量を感じました。
そういった膨大な事実の積み上げによって、本書はとても読み応えのある重厚な読み物になっています。
- 2023年9月23日に日本でレビュー済みAmazonで購入アデュカヌマブ失望とレカネマブ熱狂は株式市場を通じて知っていたが、その開発や治験の詳細は知らなかった。2010年初にNYでエーザイ内藤社長プレゼンを聞いたことがあり、当時のアリセプト特許切れ、その後のBAN2401への期待も懐かしく思い出された。
各エピソードを読むにあたり、日米の医師、研究者の開発にかける情熱に心打たれた。より多くの人を助けるために医師ではなく研究者を目指す、サイエンスで人に貢献したいなど、米エリートの視座の高さは羨ましくもあった。
杉本八郎がアリセプトを開発し、エーザイがグローバル化。レカネマブをスウェーデンのベンチャーから導入できたのもアリセプトの実績が影響していた模様。
ガン治療薬は5合目、アルツハイマーは1合目らしく、今後もエーザイには注目したい。
本書を読むと薬の開発において、効用そのものだけでなく治験設計の大切さが極めて大切という印象を受けた。インド出身の統計学者がレカネマブ開発に貢献したエピソードが物語っている。
経営者でありながら、開発の最前線にたつ内藤社長も素晴らしいと感じた。
- 2023年8月28日に日本でレビュー済み話題のエーザイの新薬レカネマブは、世界中の研究者、患者様の願いだけでなく、治験で成功に至らなかった競合製薬メーカーの願いまでも込められている。それはレカネマブだけでなく、全ての新薬が多かれ少なかれそういうものと気付かせてくれるほど、ある意味普遍的で美しい感動のストーリーでした。
当初から原因遺伝子の特定のために研究に協力した家族性アルツハイマー家系の患者様が、厳密に参加者の選定を行う治験には入れず、結果的に待たされてしまうのは悲劇的でやるせない。
「アルツハイマー征服」に向けた1つのマイルストーンに辿り着いた世界中の研究者達は、今後も力強く歩み、希望をもたらしてくれるのだろう。
- 2023年8月31日に日本でレビュー済み単行本でも読んで感動しましたが、レカネマブに関する追補がされたので、文庫で再読しました。アメリカのFDAで承認された一報を受けたエーザイの内藤CEOが涙する場面は、同じ商品開発を生業とするものとして本当に感動的でした。
アルツハイマーをはじめとする認知症が確実に治る病気になることを願ってやみません。
- 2023年12月11日に日本でレビュー済み製薬会社の成功ストーリーがメインでアルツハイマー征服からはほど遠い内容。治験デザインで「有効」という結果を導き出すテクニックなど小手先すぎる。アルツハイマー病治療薬の本質を知るにはみすず書房の「アルツハイマー病研究、失敗の構造」を読むべき。
レカネマブに有効性ありとする治験では、アルツハイマー病早期の患者に対してCDR-SBという認知症の程度を判定するスコアでの認知機能評価を最重要項目としている。CDR-SBでは0点から18点までの点数がつき、高いほど障害が重い。治験対象患者は治験前のスコアが平均3.2だった。これが18か月後に、レカネマブ投与群では1.21の悪化(悪化ですよ!)、対照群では1.66の悪化。
これを「悪化のスピードを27%遅らせ統計学的に有意」だという。ん?スコア3.2点だった患者がそのままでは4.86点に悪化したけど、レカネマブ投与で4.32点への悪化にとどまった、ということらしい。これって点数で言えば18点中の0.45点にすぎないんですよ!
「悪化のスピードを27%遅らせた」という27%は(1.66-1.21)÷1.66=0.27から来ているのだが・・・これで27%遅らせたって言えるのか??? 1.66で割るのではなく18で割るべきなのでは、と素人目にも感じる(18点に対する悪化の低下率はわずか2.5%)。
研究者やメーカーがどうにかして「統計的に有意な効果がある」と言いたいがための数字のマジックでしかないと私は思う。そのマジックがそんなに偉いのか?