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食品の裏側―みんな大好きな食品添加物 単行本 – 2005/10/1
購入オプションとあわせ買い
食品添加物の世界には、消費者には見えない、知らされていない「影」の部分がたくさんあります。「食品製造の舞台裏」は、普通の消費者には知りようがありません。どんな添加物がどの食品にどれほど使われているか、想像することさえできないのが現状です。
本書は、そんな「食品の裏側」を、食品添加物の元トップセールスマンが明した日本ではじめての本です。いま自分の口に入る食品はどうできているのか。添加物の「毒性よりも怖いもの」とは何か。安さ、便利さの代わりに、私たちは何を失っているのか。
本書は、それらを考える最良の1冊になっています。
- 本の長さ244ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2005/10/1
- ISBN-104492222669
- ISBN-13978-4492222669
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カスタマーレビュー |
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5つ星のうち4.0 68
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価格 | ¥1,540¥1,540 | ¥1,540¥1,540 | ¥1,430¥1,430 | — no data | ¥1,112¥1,112 | ¥1,980¥1,980 |
著者 | 安部 司 | 安部 司 | 安部 司 | 田村 忠司 | 池谷 敏郎 | マックス・ルガヴェア (著), 江口 泰子 (翻訳) |
内容紹介 | 廃棄寸前のクズ肉も30種類の添加物でミートボールに甦る。コーヒーフレッシュは水と油と添加物。元添加物トップセールスマンが明かす加工現場の舞台裏。知れば怖くて食べられない。 | ベストセラー『食品の裏側』から9年。食品問題のカリスマが、添加物天国・ニッポンのますます酷くなる実態と付き合い方を明かす | かえし醤油、みりん酒、玉ねぎ酢・・・つくりおきできる「5つのきほん万能調味料」さえあれば、失敗せず誰でも和食が作れる! | 『サプリメントの正体』がパワーアップ。サプリに頼らず、体の悩みに効く食べものをレクチャー。精力減退にはきゅうりが効く! | テレビなどで活躍中の池谷敏郎医師が、自らの実体験をもとに無理なく続けられる健康法をわかりやすく解説する。 | 食事、自然、太陽光、ストレス、眠り、有害な化学物質とのつきあい方を知り、脳、心、体をすっきりさせて最高の自分をつくろう! |
発売日 | 2005/10/1 | 2014/3/28 | 2021/8/27 | 2015/8/28 | 2019/4/12 | 2021/6/11 |
商品の説明
メディア掲載レビューほか
評者
日経ビジネス編集部
大西 康之
痛烈な内部告発書である。食品添加物の専門商社の敏腕セールスマンだった著者が、食品メーカーの“手口”を次々に暴露していく。
例えばミートボール。安くて、おいしいミートボールは子供の人気メニュー。温めるだけで食べられるのでお母さんも大助かりだ。
だが、製造現場を見てきた著者はこう描写する。「形はドロドロ。水っぽいし、味もなく、そのままではとても食べられるシロモノではありません」という牛のクズ肉を、安い廃鶏のミンチ肉と組織状大豆たんぱくで増量し、20~30種類の食品添加物を加える。ミートボールの正体は「もはや添加物のかたまりと言ってもいい」得体の知れない食べ物だった。
このミートボールの製造原価は1パック20~30円。添加物セールスマン時代の著者は、廃棄の運命にあるクズ肉に商品価値を与え、食品メーカーも大儲けでき、消費者も「安くておいしい」と喜んでくれる、と誇りを持って添加物を売ってきた。
しかしある日、著者の娘の誕生日に、件のミートボールがテーブルに並んだ。うれしそうにほおばる娘を見た時、著者は反射的に皿を取り上げ、中身を捨てた。「生涯の仕事」と思っていた添加物セールスが「死の商人と同じ穴のむじな」に思え会社を辞めた。
著者の告発は続く。例えば常温で何日も保存できるコーヒーフレッシュの正体は、植物油と水と添加物。コンビニエンスストアのおにぎりにも、10種類近い添加物が入っている。ご飯に味噌汁、漬物、明太子とかまぼこという伝統的な朝ご飯を手作りしても、味噌や市販の漬物、明太子には大量の添加物が使われており、結局、40種類近い添加物を口にすることになる。
読み進むうちに、添加物抜きの食生活を送るのは不可能に近いことに気づく。どうやら我々の食生活は添加物にすっかり包囲されたらしい。
もちろん、個々の食品は規制の範囲内で添加物を使っているから、すぐに体に悪影響が出るわけではない。だが単独で毒性がなくても他の添加物と複合摂取した時、何が起きるかは「誰にも分からない」と著者は指摘する。
著者が何より懸念するのは、添加物依存による「食文化の破壊」である。「お母さんのおにぎりより、コンビニのおにぎりの方がおいしい」という子供が増えている。小さい頃から食品添加物を食べ続けると、舌がその味を「おいしい」と感じてしまうのだ。
加工食品の安さや便利さは魅力だが、安さや便利さには理由がある。本書を通じてその理由を知れば、少しでも安全な食品を選ぶ気になるはずだ。
(日経ビジネス 2006/01/09 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2005/10/1)
- 発売日 : 2005/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 244ページ
- ISBN-10 : 4492222669
- ISBN-13 : 978-4492222669
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,621位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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カスタマーレビュー
お客様のご意見
お客様はこの書籍について、以下のような評価をしています: 内容的に大変勉強になったという声が多くあります。現実的な内容で安心して読めたと感じています。添加物の解説が分かりやすく、小学生でも読める内容だと好評です。また、臨場感あふれる読み物になっているため、気持ちが楽になる本だと評価されています。 健康面では、安全でおいしいものを食べたい、食生活を見直すきっかけになるとの声があります。 価格についても、安価で購入できたことで満足しているようです。 一方で、値札シールがベタベタ付いており剥がす際にベタベタする可能性がある点も指摘されています。
お客様の投稿に基づきAIで生成されたものです。カスタマーレビューは、お客様自身による感想や意見であり、Amazon.co.jpの見解を示すものではありません。
お客様はこの本の内容を大変高く評価しています。内容的に大変勉強になったと感じており、現実的な内容で安心して読めたようです。教養として読んでおくべき良本だと感じています。また、面白いオジサンが書いているため説得力が高いと感じているようです。特に食品のラベルを見てチェックするようになったという声もあります。
"...読む前は「食品添加物? 絶対だめ!」という本なのかなあ、と思っていましたが、意外と現実的な内容の本でそういう意味では安心して読めました。 食品添加物の摂取は自分の取捨選択でやっていこうと思います。" もっと読む
"とても楽しく読めて、かつ学べると言うのはすばらしいです。このような本を書いてくださってありがたいです。 面白くてどんどん読み進んでしまいました。" もっと読む
"添加物について詳しく書いてあってとても参考になるのですが、真に受けてこだわりすぎると食べれるものが無くなってしまうんじゃないかなと思ってしまいました笑。どんなこともほどほどにしてたまには添加物を食べて体を困らせるのもありかもしれません。" もっと読む
"知識として知っておいた方がいいですね そこからの自らの頭で考えて自分の環境と食を ヨーク考える手立てにはなります 飛び切りのびっくりはありませんでしたが これらの内容をいかにして自分に落とし込むかですね 必要悪と言ってしまえばそれまで・・・添加物。。..." もっと読む
お客様はこの製品のわかりやすさを高く評価しています。小学生でも読める内容で、難しくないのでお勧めだと感じています。また、添加物の分かりやすく解説しており、便利さや手軽さ・経済性に満足しているようです。
"めちゃくちゃ勉強になった。身近な食品の恐ろしさなので、知りたくてあっという間に読み終えた。すぐ娘に紹介した。 これからは明太子は買わない。カット野菜も辞めるように娘に言った。" もっと読む
"小学生でも読める内容で、とてもわかりやすかったです" もっと読む
"みなさんがおっしゃるように、添加物をとても分かりやすく解説してくださってます。 それから、添加物=食べちゃダメ、ではなく これからの付き合い方、向き合い方を考えさせてくれます。..." もっと読む
"添加物に関してメーカーと消費者視点で解説しており、客観的にかつ分かりやすく書いてあり読みやすかった。「なぜ私はそれを選んで食べるのか」、消費者としても考えて消費する大切さを痛感した。食べることは生きること、食べ物に対する向き合い方そのものが人間を作ると勉強になった。" もっと読む
お客様はこの書籍について、読みやすさを高く評価しています。著者視点で解説しており、客観的にかつ分かりやすく書かれているため安心して読めたという声があります。また、臨場感あふれる読み物になっている点も好評です。毎日食べている食品の話だけに、読んでいて実感できると感じています。気持ちが楽になる本だと感じているようです。
"...読む前は「食品添加物? 絶対だめ!」という本なのかなあ、と思っていましたが、意外と現実的な内容の本でそういう意味では安心して読めました。 食品添加物の摂取は自分の取捨選択でやっていこうと思います。" もっと読む
"読みやすくて最後まで苦にならず読めた。添加物の知識も更に増やしてくれて良い。" もっと読む
"状態も良く、安く手に入りよかったです。 内容は読みやすく、最近になっめ気になっていた事柄が明確になりました。 意識が変わった一冊です。" もっと読む
"添加物に関してメーカーと消費者視点で解説しており、客観的にかつ分かりやすく書いてあり読みやすかった。「なぜ私はそれを選んで食べるのか」、消費者としても考えて消費する大切さを痛感した。食べることは生きること、食べ物に対する向き合い方そのものが人間を作ると勉強になった。" もっと読む
お客様はこの本について、安全でおいしいものを食べたいと感じています。食生活を見直すきっかけとして、食の安全性や生産地、遺伝子組み換え食品、農薬など、身近な食品の恐ろしさを知ったという声が多くあります。また、食べた物が身体と心を作るため、食べる行為の尊さ大切さに改めて気づかされる内容だと評価しています。
"めちゃくちゃ勉強になった。身近な食品の恐ろしさなので、知りたくてあっという間に読み終えた。すぐ娘に紹介した。 これからは明太子は買わない。カット野菜も辞めるように娘に言った。" もっと読む
"興味深い内容で一気に読みました。大事だと思うところはもう一度戻って読み返したり。健康に役立つ知識満載でした。対応も早く確実でした。ありがとうございました。" もっと読む
"ただ否定しているのではなく、例をあげたりメリット・デメリットを示しているのが良かった。 食について色々考えさせられる本だった。 自分も添加物は悪いくらいしか理解していなかったので、とてもためになりました。" もっと読む
"安全でおいしいものを食べたい! そのためには、私たち消費者も『賢く判断できる眼』を作っていきたいです。" もっと読む
お客様はこの製品の価格について高く評価しています。安価で購入でき、おいしくて便利に食べ物を手に入れられるようになったと感じています。また、新しい節約方法として注目されています。
"安い食品には理由があるんですね。 肉にアレルギーがあるので、ミートボールやハムなどは食べないけど、かまぼこなどは食べるので、これから買うときはたまには裏を確認してみます。..." もっと読む
"...食費はできるだけ安く、、を目指して、食材や調味料を購入していましたが、本書を読んで、本来そこまで削る必要あるか、、?と思いました。化粧品のランクを一つ落としても、ちょっと良い食材、無添加のものを選べるようにしたいです。 この本は家庭科の授業で課題図書にして欲しい!!..." もっと読む
"...その恩恵を今日私たち消費者は享受しているといえます。昔に比べて安くておいしくて、便利に食べ物を手に入れられるようになりました。 しかしその反面、口に入れる食品の安全性が大きく脅かされていることに気がつくことができる本です。..." もっと読む
"節約の為安いものばかり買いがちですが安いなりの理由があるんですね。知らぬが仏?知らないって怖いです!" もっと読む
お客様はこの本の状態を高く評価しています。綺麗な状態の本で、中古とは思えないほど綺麗だと感じています。また、内容もユニークで、非常にユニークな本だと好評です。全体的に、素敵な本ではないと感じているようです。ただし、値札シールがべったり付いており剥がす際にベタベタが残ってしまう点については残念だという意見もあります。
"状態も良く、安く手に入りよかったです。 内容は読みやすく、最近になっめ気になっていた事柄が明確になりました。 意識が変わった一冊です。" もっと読む
"綺麗な状態の本でした。中古とは思えないくらいです。商品到着までちょっと長く感じました。" もっと読む
"迅速な対応を有難う御座います。楽しみにしていたので、非常に嬉しく感じています。 書籍の状態も良くて、次に読みたい方へお譲りしたいです。" もっと読む
"品物は、申し分なく綺麗でした ただ、値札シールがべったり付いており剥がすとそのベタベタが残って、とても残念でした。 オイルで剥がすように指示が入っていましたが、表紙がツルツルでないので、オイルが染みてしまいそうで、できませんでした。" もっと読む
お客様はこの本について、食品の裏側を知ることができると高く評価しています。我々の食卓の盲点をつく内容だと感じており、非常にわかりやすく、我々の食卓の盲点をつく内容だと感銘を受けています。また、裏側がわかりすぎてうれしいという声もあります。
"非常にわかり易く、我々の食卓の盲点をつく内容だと感銘を受けました。 「神様」まで称された著者が、「ユダ的」告発にて本書を出版したことは とても意義があり、食品に限らずあらゆる分野において、国、行政、企業などの..." もっと読む
"一度は絶対に目を通してほしい本です。日本での食品の裏側を知ることが出来て、今まで気にしてなかったこともわかって、体は食べ物でできてるし、私自信アトピーなので添加物の怖さを知ることが出来てよかったです。..." もっと読む
"食品の裏側、よくわかった!..." もっと読む
"食品の裏側 みんな大好きな食品添加物..." もっと読む
お客様は、この本を有難い食品添加物として評価しています。添加物の実態を知り、添加物の危険性がわかったと喜んでいます。また、うらの原材料の確認や口に入れる際の注意力も向上したようです。一方で、一部のお客様は、添加物の毒性についての記述がなく、市販ジュースを購入することを避ける方法についてアドバイスされています。特に果糖ブドウ糖液糖の危険さを指摘する声もあります。
"...何が物足りないかといえば、添加物の毒性についての記述がまったくないことである。 業界にいた人間だからあからさまに暴くことができないのだろうということは察する。講演などで使う試薬も分けてもらわねばならないという事情などもあるだろう。..." もっと読む
"食品添加物についての理解が深まりました!必ず表示を確認しながら買い物します!" もっと読む
"...食品に関する規制は強化すべきで、同時にGDPを諸外国同様に上げ、国民の所得を増やし多少高い食品を受け入れる社会になればと思います。この多すぎる食品添加物は、給料が上がらない=安いモノ(食品に限らず)を買ってしまう=安いモノが当たり前になる。という悪循環が続いている。..." もっと読む
"...私は多くの人がパッケージの裏を気にするようになることを望んでます。 有難い食品添加物。 だけどちょっと気にした方がいいと思うよ。ホントに。" もっと読む
上位レビュー、対象国: 日本
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- 2025年3月3日に日本でレビュー済みAmazonで購入特に、化学調味料を何の罪悪感もなく使っている料理人は必読。自覚して改めてほしいな。
- 2024年9月21日に日本でレビュー済みAmazonで購入勉強不足で、いままで安倍司さんのことを存じ上げず。
TikTokの動画に安倍司さんが講演でお客さんの眼の前でコーヒーフレッシュをつくるというのがあって、それで知りました。
で、ベストセラーを出されているということで買ったのが本書です。
読む前は「食品添加物? 絶対だめ!」という本なのかなあ、と思っていましたが、意外と現実的な内容の本でそういう意味では安心して読めました。
食品添加物の摂取は自分の取捨選択でやっていこうと思います。
- 2025年2月19日に日本でレビュー済みAmazonで購入古い本ですが改めて再認識しました、食は自分の体をつくります病気もつくります
- 2024年5月23日に日本でレビュー済みAmazonで購入めちゃくちゃ勉強になった。身近な食品の恐ろしさなので、知りたくてあっという間に読み終えた。すぐ娘に紹介した。
これからは明太子は買わない。カット野菜も辞めるように娘に言った。
- 2024年9月6日に日本でレビュー済みAmazonで購入日頃使っている味噌で比べたら、本当でした。減塩商品にこだわらないようにしました。
- 2024年9月15日に日本でレビュー済みAmazonで購入中々難しいのでやれてません。
- 2024年10月2日に日本でレビュー済みAmazonで購入【書評】食品業界の闇を丁寧に紐解く本。筆者は元添加物メーカーで、添加物の神様と呼ばれたほどだったが、娘が自分が開発したミートボールを食べてるのを見て ショックを受け退職したという。生産者は自社製品を口にしたくないというほど食品業界は闇が深い。最初は丁寧で親切な本だと思ったが、読み進め問題の本質が見えてくるにつれ怒りに変わった。
偽物の醤油も本物の醤油と同じ様に売られている。普通、ジルコニアをダイヤモンドと信じ込ませて売れば詐欺だ。が、なぜ食品業界ではこれがまかり通ってしまうのか?
食の安全にだけ執着するあまり、消費者保護・事業者保護の法整備がなされてなく無法状態なのだ。本来消費者とは、情報弱者であり法によって保護されるべき存在だが、情報強者の筆者は消費者(主婦)を攻める。「なぜ安いかを考えろ」「もっと賢くなれ」「消費者は家族の安全を考え成分表示を見ろ」と訴える。
しかし、そこまで消費者に負担を負わせるより成分表記とは別に、
「純正品」「部分合成品」「模造品」とだけ表記すれば良い。ニセモノの醤油を本物と誤認して買う事は無くなるし、公正な競争が撲滅されている本物の醤油を造る業者に著しく不利な市場は無くなる。
そして、正常な競争原理が働きメーカーは「良い物をより安く」と言う努力をし、消費者も誤認する事なく模倣品の「安かろう悪かろう」を分かって購入する様になり、公正公平な市場が初めて復活するだろう。スーパーも価格競争に陥ることなく公平な品揃えができる。
だが 筆者はこの辺りには一切触れず、消費者攻め(主婦攻め)が止まらない
『食の乱れは国の乱れと』まで言い
『主婦は手間を惜しまず 1時間でも2時間でもかけて手作りをするべきだ』と結論し、(これはメーカーが努力するべきことだと思うが、、)
そしてメーカーに対しては真心の基準を持てと言う。
昔の人だから仕方がない、古い本だからしょうがないと割り引いて読んでも後味の悪い読後感が残った。
但し、調味料や添加物の種類を知るには大変勉強になり、情報弱者にとっては分かり安い本だった。安全な商品がスーパーで売られることはなくとも、情報だけは知っておきたいという人にはお勧めです。
- 2025年3月1日に日本でレビュー済み本書は、食品添加物の世界を深く知るための衝撃的な一冊です。著者・安部司氏は、かつて食品添加物の専門商社に勤務し、食品加工業界の裏側を熟知している人物。その経験をもとに、普段私たちが何気なく食べている食品が、どのように作られているのかを赤裸々に語っています。
冒頭では、著者が講演で実演する「白い粉だけでとんこつスープができる」話が紹介されます。食品添加物を巧みに調合することで、本物のとんこつスープを一滴も使わずに、それらしい味を作り出せるという実例は衝撃的です。さらに、低級なタラコが添加物の力でピカピカの高級品に変身する話や、端肉や廃棄寸前の食材が大量の添加物を加えることで「美味しそうな食品」に生まれ変わる実態が次々と明かされます。
著者は、添加物の危険性を単に煽るのではなく、その利便性と影響の両面を冷静に伝えています。食品添加物のおかげで、食品は安く長持ちし、簡単に手に入るようになりました。その恩恵を私たちは確実に受けています。一方で、「食の本質」から離れすぎた結果、消費者は何を食べているのか分からないまま、見た目や味だけで選んでいる現実があります。
特に印象的なのは、著者自身がかつて添加物のトップセールスマンとして活躍していたことです。「添加物の神様」とまで呼ばれ、次々と新しい商品を生み出していた著者が、ある事件をきっかけに一転して添加物業界から離れ、無添加食品の重要性を伝える立場になった経緯は、非常にドラマチックで考えさせられます。彼が自ら開発したミートボールを、子供が無邪気に食べているのを見て、「自分の作った食品は家族に食べさせたくない」と気づいたエピソードは、強く心に残ります。
本書のもう一つの重要なテーマは、「情報公開」の必要性です。添加物そのものを全否定するのではなく、「どの食品にどのような添加物が使われているのか」を知った上で、消費者が自ら判断できる環境が必要だと著者は主張します。ラベル表示の問題や、消費者の無関心が、企業に都合の良い形で食品が作られる背景になっていることも指摘されます。
本書は「何を食べるのかを選ぶのは私たち自身である」ことを強く意識させる一冊です。食品の安全性に関心のある人、子供の食事を考える親、そして食品業界に関わるすべての人にとって、非常に有益な内容が詰まっています。読後には、スーパーで商品を手に取る際、ラベルの成分表示をじっくり見てしまいます。食の現実を知るために、ぜひ一読をおすすめします。